180分、ノーゴール

2:00キックオフの試合。録画で4:00過ぎに起きて見る。
今日は4バック。現時点での正攻法で行って、スイスが6位でウチは61位というまったく力関係通りの結果に終わった。


前の試合同様、3点差以内の負けならそんなに気にはならなくてむしろ内容、だと思って観たが劇的な良化はあまり期待できないかなあ。宇佐美と大迫はダメだね。Ghana戦に続いて全然持ち味が出てなかった。
だとしても先発がダメだったから、消去法でサブに期待が集まるという構図は全くおかしな話ではあるけど、でも乾と武藤の方が可能性があるように感じる。前半耐えて後半勝負に出るときの札というのならそれはそれでいいけど。


それにしても試合後の西野の
「形はできている。アタッキングサードまでは運べている。あとは決定力。」
というコメントに絶句。
オレ、何か別の試合でも観ていたんだろうか。



例えば、タイ代表が日本代表相手に今日の日本のような形の試合をやって、監督がこんなセリフを吐いたら
「ああ、タイの監督はただの馬鹿なんだな」
と思うだけだぜ。


あと思ったのはこのチームには大人がいない、ということ。
なるほどチームのキャプテンは長谷部で、ピッチの上では時として本田圭佑やあるいは長友がリーダーのように振る舞うのかもしれないが、しかし一社会集団としての日本代表チームには大人がいないのだ。
例えば、2002年には10番を着けた中山雅史がいた。あれは奇策を使うトルシエが打った手の中でも最も素晴らしい一手だったと思う。
そして2010年にはヨシカツがいた。恐らくは稲本もあのチームの中では大人として振る舞ったのだろうと思われる。(Denmark戦で勝ち抜きを決めた後、輪の中心にいたのは稲本だったのを俺は覚えている)


しかし、このチームにはそういった顔が存在しないのだ。そんなメンバーを呼ぶ余裕さえなかったということなのかもしれないが。