日本vsパラグアイ @ 横国

明らかに営業サイドの意向で決まった相手。
それに迎合する一般大衆。
監督決定までのドタバタ。
なにやらかにやらで、個人的にはかなりシラケ感を抱えてスタジアムに向かったのだけど、結果的には「ナイスゲーム!」 の一言。


もしもあの1点がなければかなりモヤモヤ感を抱えたまま、
「ま、中途半端なスタートだからこんなもんだよな」
と、そのモヤモヤ感をどうにか飲み込んだんだろうけど。


相変わらずシュートが少ねえなあ、ミドルでもいいからもっと撃てよ、と思いながら観てて(シュートは向こうの方が多かった筈)、ゴールシーンも綺麗にボールを回しながらも、これシュートまで行かねえんだよなあと思ってみてると、スローダウンしたかと思ったら、憲剛が真ん中からグサリとタテに1本スルー。感じていた香川がバシッと止めてスミに蹴りこんだ。おお、ビューティフル。
憲剛は、ほとんどノーミスで攻守に活躍。俺的には本日のMVP。


南アフリカでの試合とは打って変わって、流石にホーム、しかも監督がヒロミということで、前に出た日本。
システムは4-2-3-1。モリモリの1トップに、香川、本田、松井を並べて、あらなんだかんだで全員海外だわ。しかしこれがぶっつけにしてはかなり機能した。特に香川と松井の両サイドが。サイドバックは、長友はまあまあ。ウッチーはイマイチ。
長友は内に切れ込めるようになったら、アジア最強のサイドバックになれるかもしれない。
あとは初キャップを刻んだ細貝が非常によろしかった。
栗原は、派手な見せ場はなかったけれど、競り負け無し。
この10年間日本を支えてきた黄金世代がついに代表キャリアを終えることになりつつあるけれども、南アフリカという大きな転換点を経て、世代交代は思っていた以上に上手くいくのかもしれない。


来週の大阪での試合の後、年内はあと10月のArgentina戦だけかも。
年明けすぐに1試合くらいやるかもしれないけど、そこからアジア杯。
W杯出場国にとっては、相当に苦しいスケジュールではあるけれど、どうするんだろう。当初は俺はU-21オリンピックチームを出すべきだと考えていたんだが、やっぱガチで行く方がいいんだろうな。コンフェデには出られた方がいいに決まってるし。
ただ、その場合でも南ア組は完全免除にすべきだと思う。じゃないとぶっ壊れそうで。。。


ともあれ、ブラジルまでの4年の始まり。
トルシエの時(vs Egypt)も、ジーコの時(vs Jamaica)もそうだったけど、チームの初戦というのは、実は一番夢を描ける試合なのかな、とも思ったりした。