そしてそれは今も続いている

旅行中に楽天で買っておいたPROMODEL VINを履こうということで、まずはヒモ通し。
以前、椎名誠がエッセイで、「新しいスニーカーを買って最初にヒモを通すときにドキドキしなくなると男はおしまいだ」みたいな事を書いていたが、俺はいまだにドキドキする。まだ大丈夫だ。
ところが、特に深く考えずに、「たまにはね」って感じでオーバーラップで通し始めたんだが、全部通した後でハイカットをオーバーラップで通すとヒモを緩めにくいんじゃないか、と思ってしまった。案の定、脱ぐ時に緩めにくかった。


本日の教訓
どれだけドキドキしてても、ハイカットのヒモを通す時ははアンダーラップにするべし




新しいスニーカーを履いて、映画を見に行った。
普通、お金を払って見るのは、頭をアッパラパーにして見られるエンターテイメント系ばかり(前回お金を払ってみたのは、"Mr. & Mrs. Smith"だ。ブラピはいつ見てもカッコいい)なのだが、今日はマジメに前から見たかった"Munich"。
2月アタマから公開ながら、いくらスピルバーグ印とはいえ、そんなに入る映画だとも思えないんで、帰ってくるまでやってるかどうかちょっと不安だったが、ギリギリ間に合った。
銀座で見たのだけど、案の定、ガラガラ。カップルは皆無www

で、見た感想なんだが、一言で言えば、



ふーん。それで?



3時間の長尺を飽きさせずにグイグイ見せる点はよろしい。ダラダラした感はなかったし。その辺は流石にスピルバーグ
けどさあ。なんつーか。もう正常な脳味噌を持ってるヤツなら誰もが判ってる話じゃん。要は憎悪が憎悪を呼び、報復が報復を呼ぶってことだろ。
スピルバーグは何か新しい視点を提示してるか?この映画で。
俺が気づかなかっただけなのか?。(演出的に、最後のシーンでWTCが映ってるのがあざとい気がした)
それとも、中東、イスラエルパレスチナを見てきたばかりで、俺が現実主義に偏りすぎてるのか?
これに1800円出して満足できる人間はどれくらいいるんだろうか?



OK。特に新たに提示するものはなかったとして、世界を啓蒙しようとして作ったってことでもいいや。まだまだ知らないヤツはどこにでもいるんだろうからな。
現実を知らしめ、世界をよりよいものに変える努力は必要だ。うん。
ただ、この映画が何かを好転させる可能性は限りなくゼロに近い。配給会社のパブリシティにもよるけれども、この映画にお金を出してみようという層はそんなにいないだろうし、そもそも出してみようという層のうち俺は「それで?」という感想だけを持ち、多分同様の人間は少なくなかろう。
まあ、それでも何もしないよりはマシだ。
でもやるなら徹底的にやろうぜ。ボノみたいにwww
いやマジで、最初は唖然としていたが、現在最強のロックスターという自分の地位を利用して、世界を啓蒙するというヤツの手法はアリだろう。



さて。
俺は世界のために何ができるか。



とりあえず、寝よう。。。