グラン・プリ

朝、珠海にてTちゃんと合流。
飲茶してから国境を越えたんだが、週末とイベントが重なってるせいか、凄まじい混雑。
イミグレ自体はかなり大きいのに、人の多さに全然追いついてなくて、中国出国、マカオ入国に1時間30分以上かかった。これまでいろんな国境を越えてきたが、あんなにゲロ混みの国境はありえない。イミグレスタンプが必要な国境としては、世界で一番混んでるんじゃなかろうか。


どうにかマカオに入って、バス(グランプリ期間中は市内バスは無料らしい)で行ける所まで行くことに。
それでも、やっぱり普段よりはかなり混んでて、その上、普段は幹線道路として使われてるリスボア付近はレース使用で閉鎖なんで、やたら時間がかかる。


バスをおりて、どうにかグランドスタンドのチケットブースまで辿り着いたのがスタートの45分前。
チケットは売り切れだったが、ネットで予約しといたんで無問題。



席を確保してコースを眺めてみるが、さすがに公道レース。とにかく近い。めちゃくちゃ近い。鈴鹿と比べると有り得ないくらい近いらしい。
スクリーンが荒くてよく見えなかったなんだが、ポール・ポジションはなんと日本人。中嶋の息子は8位で4列目。日本人はかなりの数が参戦してるし、なんつってもポール・ポジション。コースが狭いことを考えると、これは絶対有利なんじゃん?! 要するにモナコみたいなもんだべ?
しかも、なんと決勝でもたったの15周なのだ。F1しか知らない人間からすると、たったの15周、って感じだが。
場内の実況は英語・ポルトガル語・広東語の3ヶ国語で順番に流れるんだが、広東語のおっさんのエキサイト度が一番過激。


で、レース開始で、何が驚いたってあの爆音。
耳栓がなくて鼓膜を傷める客とか、いるんじゃなかろうか。(ちなみにチケットには、いかなる事故が起きても補償はしません、と書いてある。スタンドそばでクラッシュすると、マジでヤヴァイのは間違いない。セーフティ・ゾーンとか、ほとんどないんだもん)


スタンド前からスタートして、直線をすっ飛んで行って、ポール・ポジションの日本人はスタート決めた!かと思いきや、リスボアの前のコーナーにトップ3が突っ込んで曲がりきれず(イケてねー)、せっかくのポールがフイに。
イギリス人がトップに立って、中嶋の息子が4位まで浮上。
おお、こうなったら中嶋の息子を応援するしかないぞ。せめて表彰台だ。と決めて応援。一時は3位まで順位を上げるも、その後、6位くらいまで順位を落としたところでリタイア。


事前の情報どおり、バトルはほとんどリスボア前のコーナー。多くの順位変動はあそこで起きる。直線すっ飛んだ後の直角カーブにあたる場所なんで、ブレーキ&加速合戦になるからなんだろうか。


レースはイギリス人が逃げ切って45分くらいで終了(15周しかないのに、クラッシュが多くてイエローフラッグ振りまくり)し、日本人は6位が最高。しかし、あれだけクラッシュ多いと、けっこう運の要素が大きくね?とか思うのであった。



セナド広場まで戻って、ポルトガル料理食って、再度国境越え。来る時ほどではなかったけれど、それでもマカオ側では1時間くらい並ぶ。レース中もかなり立ったままだったし、立ってばかりで疲れた。
マッサージに行って、寝る。