終わりの、終わり

去年のリーガを取れなかった時点で、いよいよ終わりの始まりか、という予感はしたがクラシコマドリッドでの大敗が影響してか、遂に監督交替。
いくら何でも早すぎるという気もするが、新監督はPep。(Mourinhoを呼ぶ気はなかったんだろうか?)


それにしても、05-06シーズンで迎えたピークの後の2年間実質無冠というところまで来るというのは、ちょっと予想外。その前の暗黒時代に比べると、まだ遥かにマシではあるけれども、このままだとまずいというのは誰の目にも明らかな訳で。


転落の最大の要因は、やはりRonaldhinoがトップフォームに戻らないことと、それなのにRonaldinho依存のチームから脱却できなかったRijkaardということになるんだろう。来期のチームは劇的に変わり、恐らくMessi中心に作られることになる筈。
そしてRonaldinhoの行先は噂通りにミラノになるのか、はたまたイングランドになるか、何とも言えないが、遂にあのRolandinhoでさえも出ていかざるを得ないのか、と思うとかなり複雑な気持ち。確かに、2年前のフォームに戻すのは容易ではないんだろうが、年齢を考えるとまだまだやれる筈。出ていくのは規定路線らしいが、Pepにはどうにかして止めてほしいという気はする。


そもそもバルセロナというのは、スター選手がなかなかキャリアを全うできないチームだ。最近、バルサのアイドルでまともに引退できたのはEnriqueぐらいじゃなかろうか。恐らく過去10年バルサ最大のイコンだったであろうPepも、暗黒時代に一人でチームを支え、伝説のハットを決めたRivaldoも、最後はチームを追われて行った訳で。
少なくともRonaldinhoも2人と変わらないくらい愛されていた筈なんだけれども。
Madridがどうかというと、Hierroは追い出されたが、チームの象徴であるRaulはチーム最後まで残れそうな雰囲気からして、本来カタルーニャという地元意識のきわめて強いチームにしてそれはないんじゃないの、という疑問が湧いてくる。


さて、チームに残るはずの選手のうち、バルサの魂と言えるのはPuyolということになるが、新たな始まりを経て、果たしてPuyolはレジェンドとしてチームで選手生活を終えることができるのか、それともPepのように最後はやはり出ていくことになるのか、要注目。