当然といえば当然だが、W杯と違ってチーム数が少ないので、試合が無い時間が圧倒的に長く、することが無くて退屈で退屈で仕方が無い。
W杯だと1日3試合フルにやるので、午後から夜までどっかで試合があるが、コパは多くても2試合。1試合の日もあれば、試合がない日もある。
ということでスタジアムに向かったが、一昨日の試合はSan Martinからバスで30分で着いたのに、今日は渋滞もあって1時間15分もかかった。ちょっと焦った。
さて、これまでArgentinaの試合は、何試合見たかわからないくらいで、見た試合数は恐らく日本代表の次に多いくらいだと思うが、遂に初めてArgentinaのホームで見られることになった。これは結構嬉しい。あの有名な紙吹雪も見られる。
と、思っていたが、紙吹雪はそうでもなかった。ゴール裏だけで、しかも紙吹雪噴射マシーンみたいなヤツで飛ばしてんのな。まあ、これがまたFinalとかになれば変わるのかもしれんが。
まさかの2試合連続empateで、Colombiaが1位確定。2位確保しかなくなったArgentinaは、ディフェンス以外の構成を大きく変えて、4-2-3-1。
頂点にHiguainを置いて、左に好調のAgueroと、右にMessi。その後ろにDiMariaを置いて、前でダイヤモンドを作る感じ。
底のMascheranoはそのままだが、ここまで全く存在感が無かったCambiassoに変えてGago。
このGagoが前への繋ぎとして地味に効いた。
予想通り、Argentinaがゲームを完全に試合。(なんといっても相手はCosta Ricaの五輪チーム)
Messiを中心に攻めまくる。Messiも今日は好調。序盤からワンツー受けてドリブルからシュートという得意の形もあったが、ゴールならず。
基本的にMessiが真ん中で持てばドリブル。DF集めてスペースが出来たところを振ってチャンスメイクという形が明確になってきた。
しかしこれが。
Higuainが面白いようにフリーのシュートを外しまくる。あれはもう一芸の世界だな。
一方的に攻めまくりながら、時間だけが過ぎていく、というありがちな、そして最悪のパターン。
ずっと思っていたのはHiguainはともかく、Agueroと、特にDiMariaの位置はどうなんだろう、と。
Agueroは器用ではあるけれど、適性としてサイドにハマるかというイマイチ疑問だし、明らかにDiMariaの方が向いてないか？
そのDiMariaは真ん中で、これはこれでなーんか違和感。
このまま0-0だと相当イヤなフンイキで後半だよなあ、と思っていたところ、前半残り2分くらい。GagoのシュートをGKが弾いたところにAgueroが詰めてやっと先制。
どちらかというと不細工なゴールではあったが、1点は1点。スタンドは大盛り上がり。
やれやれ、という感じで後半突入。
前半同様攻めまくるが、相変わらずHiguainは外しまくる。
しかしMessi起点でチャンスは山のように作るので、追加点は時間も問題だったが、Messi→Agueroのホットラインでナイスゴール。ゴールを決めた瞬間、AgueroはMessiの方を振り向いて[お前のゴールだ！」と言わんばかりにMessiを指差す。
Messiがひたすらチャンスを作っていたのは、場内の誰もが判っているのでMessiコール。(そこまでに何度もあったけど)
3点目もMessi→DiMariaのライン。これでMessiは2アシスト。残念ながらゴールは無かったが、文句なしのMOM。
今日は相手が相手だというのもあるが、どうにかこれでいい形でトーナメントに入れる。なんといってもMessiが真ん中でチャンスメイクして、他の選手がスペースに入るという形が出来つつある。
ふと思ったが、これってまさに北京五輪の時のパターンだ。そういえば、AgueroもDiMariaもいるし、MascheranoとGagoまでいる！
トーナメント初戦の相手は恐らくChileか、Uruguay。
Chileは、Colombiaと共に今大会で一番良いサッカーをしていると思う。出来れば避けたい。ネームバリューは圧倒的ながらまだ調子の出ないUruguayの方がいいんじゃないかなあ、と思うんだが、さて。
こうなると実は一番不安なのがBudissoとMilitoのセンターコンビだったりして。特にMilitoがボールを持つと、Barcaの時同様にヒヤヒヤなんですけど。。。
P.S.
そういえば、前半からPastoreコールが何度か。
俺も、DiMariaのポジションにPastoreを入れた形を見たい、とずっと思ってたんだが。
