日本代表 vs 北朝鮮代表 @ 埼玉スタジアム

gowest_lookeast2011-09-02

台風はやや西に向きを変えて直撃は避けられたものの、予報は雨。それでも、午前中は晴れ間も出て、しかし台風の影響もあってか異常な蒸し暑さ。


そんな中、とにかく美味いカツ丼が食いたいということで、チョー久々に銀座の梅林でランチ。普通に美味かった。


雨はたまにザーっと激しく降るものの、基本くもり空。


南北線で行くと、1時間近く地下を走り続けることもあって、とてつもなく遠く感じる埼玉スタジアム。今日は本人は一切来ないがたまたま発売日に日本にいたM様のおかげでチケットが取れたワケだが、浦和美園で降りると余らせた人々多数。俺も絶対に売り切れと思ってたから意外だったんだよなー。


君が代が始まる5秒前くらいに着席。メンバーは、事前のマスコミ予想通り。故障で呼ばれなかった長友の代役で左には駒野。右がウッチーで、センターは吉田&今野。俺は相変わらず今野のセンターが理解できないんだが。
その前に長谷部と遠藤を並べて、2列目には左から香川、故障した本田圭輔の替わりに柏木、岡崎。李の1トップ。


意外とボールが回んなかったね。
あとは、サイドまではボールを運べたけど、そこから中に入れられなかった。恐らく北朝鮮のDFの平均身長は、日本の攻撃陣を大きく上回っていたと思う。これが1つ。
もう1つは、北は、中盤フラットの4-4-2の布陣だったが、当然引き気味。最終ラインの4人と中盤のラインの間のスペースが狭く、ここで苦労した。あの狭いところで受けてなかなか前を向けず、攻めあぐねる展開。
李は裏を取る動きは良かったが、そもそも李にボールがなかなか入らなかった。


本田の代役でトップ下に入った柏木は運動量はあったが、トップ下に期待された仕事ができたかというと否、と言わざるを得ない。どうしても本田と比べられてしまうので厳しいところではあるが、そこで受けて前を向くのがオマエの仕事だ、という所でどうしても物足りない。
今日のメンバーからすると、それが出来るのはやはり香川なワケで、ポジション変えてさっさと香川を中に入れるべきだったと思う。そもそもサイドからはずっと崩せてなかった。恐らくは北朝鮮としては、サイドは適当にボールを持たせるてもいいが、中に入れたボールは絶対に弾き返すというチーム戦術だった。
遠藤は普通に遠藤。長谷部はちょっとミスが目立った。相手が引き気味だったので、あのポジションでミスをしても致命傷にはならなかったけれど。


前半0-0で折り返して、後半途中からC大阪の清武という選手が入ってから、攻撃が形になり始めてゴールが近づいてきた。香川はほぼ真ん中で、このポジション修正も効いていた。それでも北の粘り強いディフェンスに手を焼いて、最後にマイク投入。マイク、さすがにデカい。アジアであのサイズを持ってるのはAustraliaくらいだ。


そのマイクは、動きは良かったと思う。高さがあって裏も取れるというのはこれまでの日本には無かったオプション。あのシュート、入ってりゃあなあ。終了間際に今野も1本当てたし、その前にも誰かのシュートが当たったので、今日はバーに3本くらい当ててるハズ。


ロスタイム5分。
「ドイツの予選もこんな感じで、ロスタイムだったよな。そういえば、会場もここじゃね?」
と言いながら最後の猛攻。CKが続いて、北のディフェンスもそうとう消耗していたと思う。そもそも残り10分くらいで途中出場の10番が遠藤へのファウルで1発レッド退場して、10人になってたのであれも大きかった。
CKが何度か続く中、ショートコーナー。これは正しい選択。普通に蹴っても跳ね返されてばかりだった。
ボックスのスミあたりからボールがあがる。


そこから先は、誰が決めたのか判らなかった。青いシャツがヘッドでゴールネットが揺らしたというのが見えただけ。


「っしゃあ、きたああああああああっ!」


思わず立ち上がって吠える。
94分=終了1分前に、blogが面白い吉田麻也のゴールで日本勝利。
その瞬間のカタルシスは、2005年の予選の時の方が上だったけど。


P.S.
書いてましたな。
http://d.hatena.ne.jp/gowest_lookeast/20050209
日付がコレということは、俺は当時も無職だったってことですな。