21:05キックオフ。30分くらい前に入るともうアップが始まっていた。
アップを見る限り、Raulはスタメンっぽい。内田は控えっぽい。
自分の席に行くと、突然隣のおっちゃん、
「オマエ、United戦もいたよな？」
ってよく覚えてるな。まあ、あの日の俺は目立ってたのは間違いないけど。
こないだは開始7分からだったので、最初のイムノは観られなかったが、今日は観られた。やっぱすごいね。ここは。俺の知る限り、Ligaではここが一番凄い。Camp Nouとかメじゃないな。1つには屋根があるのが大きい。Camp Nou、全部上に抜けちゃうもんなあ。そうか、だからフルハウスのSan Siroは凄いんだな。
さて、試合は、凄まじいハイテンポゲーム。どっちが仕掛けたという訳でもなく、そうなった感じ。
ハイプレスの応酬で瞬く間に攻守逆転。ちょっとこういう試合はあまり記憶にないな。それでフィニッシュまで持っていくから、総論で言えば試合は凄まじく面白い。
Muniainは絶好調だったと思う。受けて出して走って受けて。(まあ両軍フィールドプレイヤーはみんな恐ろしく走ってたが)
先制したのは0-3勝ちが必要なSchalke。何本か惜しいシュートの応酬の後、30分前くらいだったか、Bilbaoの3バックと3対3。
丁度ボックスのあたりで受けたHuntelaar。迷わずシュート。ゴール隅にグラウンダーで蹴り込んだ。これで合計4-3(2-4)。Schalkeとしては出来ればもう1点取って0-2で折り返したいところだったが。
チャンスは無いどころか、あった。しかしチャンスはBilbaoにもあった。前半40分すぎにボックス外左から豪快なミドルで1-1。
1-1で折り返し、しかしこのハイプレス、双方いつまで持つかと思いながらみてたが、後半15分くらいから流石に疲れが見えてきたね。そらそうやろ。あんなの90分持つわけないっつーの。
それでも感動的だったのは、フィールドプレイヤーは気力で走るんだよ。
後半5分過ぎ、パスを繋いで中央から。
アーチの外で受けた多分Huntelaarが綺麗なポストで、後ろから突っ込んできたRaulに。リターンを受けたRaulは豪快にズドン。ビューティフルゴールの一言。
あと2点で1-4なら逆転勝ち抜けなんだけど、こういう中央が少なかったんだよな。Schalkeはサイドに拘りすぎたと思う。相手が3バック(しかも絞り気味)だったからだろうか。
15分くらいにMuniainのラストパスを受けたBilbaoの選手がゴール。2-2。
残り30分だけど、それでも展開的にはSchalkeに2点くらい入っても全然おかしくなかった。同様にBilbaoにも2点くらい入ってもおかしくなかった。
最終的には2-2で終了。
しかし凄い試合だった。いい試合だった。
Raulも90分間、走りまくってたよなあ。でも、凄い楽しそうではあった。35歳だかの偉大な選手は負けたけど、90分間走り抜いた。ゴールも1つ決めたし。
San Mamesは旧い割には屋根があって気付かなかったけれど、外に出ると少しだけ雨が降っていた。
傘がなくてもどうにかいけそうだったので、歩いて旧市街まで戻った。
部屋に戻って確認すると、Semi-Finalに進んだのはAtletico Madrid、Valencia、Sporting。BilbaoはSportingと対戦。イベリア半島カップになっちゃったなあ。
