ロシアンティの上で

gowest_lookeast2013-09-30

朝、キッチンでお茶を入れようとしたらアリクがやってきた。どうせ彼も飲むんだからカップを2つ出す。
ティ?カフェ?と言うのでニヤリと笑ってティ、と答えると嬉しそうな彼。Azerbaijan人はコーヒーは飲まずに紅茶を飲むのだ。
そしてゴソゴソと戸棚を漁り始めて、あったあったこれだ、という感じでボトルを取り出す。カミさんが作ったジャムなんだ、ローズのジャムだと。
へえ。手作りなんだ。つーことはロシアンティにして飲むのか。


彼は当然のようにお前も飲むよな、という感じで小皿を2つ出してジャムを準備する。まあ、モノは試しということで、黙って従う。
でロシアンティといえば、飲んだことはないものの、ジャムが出てきてソイツをお茶に入れるんだと思ってると違うのね。ほとんどお茶うけのノリで、お茶を飲みながらスプーンでジャム舐めるんだ。
まあ確かにお茶にジャムを入れてもどよーんと濁るだけのような気もするし。。。


今日は多少空に青いところが見える。とはいっても雲が大部分だけども。
川を渡って河岸を歩きながら、ペトロパブロスフク要塞へ。
ここのCathedralにはロマノフ朝の皇帝の墓があるのだけども、ピョートル大帝のはどれやねん!と思いつつ探したがキリル表記ばかりでよーわからん。
うーむ。と思ってるとスペイン語のガイドを連れた人々がいて、たまたまそばに居て耳に入ったのが
「ぺとろ ぷりめーろ」
の一言。


おお、と思い、かつ思わず「えすと ぺとろ ぷりめーろ?」と尋ねてみるとそのガイドは「し ぺとろ ぷりめーろ」と。
で声に出して「おお」というと、彼女もおお、という表情に。なんだか可笑しかった。まあこんなトコでも役に立つスペイン語はスバラシイw
あとはニコライ2世か。ニコライ2世の墓は家族ともども特別な部屋に置かれてて、これだけは英語の表記があった。


それ以外はSt.Petersburgの街の歴史の展示か。近代のものはけっこう面白かったかも。監獄はTrotskyが収監されてた房くらいかな。


さらに歩いて東側から川を渡ってNevskyに戻り、昨日と同じピロシキ屋で遅いランチ。今日もウマかったよーん。


その後はNevsky沿いに開店したばかりのスタバでちょっとまったりしてから部屋に戻る。途中、アップルパイだけ買おうとしたが売り切れ。
で部屋に戻ってからアリクにregistrationを頼んで、再出撃。アップルパイを求めてStolleを2軒回るも、どっちもパイそのものが全くもって売り切れ。これまでにも覗いただけでパイが全く並んでないことはあったし、計画経済じゃないんだからさ、ちゃんと作れよ。。


Sennaya広場までぶらぶら歩いて、Nevskyに戻って夜景を撮りながら部屋に戻る。今日もよー歩いたわw



P.S.
この街が明らかにParisより優れているのは、とにかくゴミが少ないところ。吸殻は多いけど、それ以外のゴミは非常に少ない。
Parisでかなりゴミが散乱してるんだけどな。まああの汚さもParisらしさだとは思うけど。
ただ、Moscowもそうだったけどここら辺は社会主義時代の厳格さが良い意味で残ってるのかしらん、とか思った。しかしそーすると、中国のアレはナンなんだ?とも思ったけど。