やっぱ、人間。

「ドキュメント電王戦−その時、人は何を考えたのか−」


イッキ読み。久々に面白い本を読んだ。旦敬介のと並んで本年度ベスト2だわ。
プロ棋士と将棋ソフトの対戦について書いた本だが、単に勝った負けたの話ではなく、これに関わる人々の思いが吐露される部分が秀逸。


そして、思考するという面においても機械に負け始めた人間が、今後その思考する機械とどう向き合っていくか、について考えさせられる。極論すると300年後に"Terminator"みたいな世界になるというのは夢物語でもないんだろうな。