わろた

マイケル・ブースの本を読んで笑ってしまったところ。
「日本人は調理によってうま味を最大にする世界一の達人だということだ。いちばんの例が味噌汁だ。池田博士の発券でわかったことだが、昆布には地球上のどんな食材よりも多くグルタミン酸が含まれている。そして、味噌汁のだしのもとになるもうひとつのメインの食材、鰹節には、天然のイノシン酸がこれ以上はないというほど詰まっている。一方、シイタケはグアニル酸が驚異的に豊富なキノコで、味噌汁の具に使われることもある。その3つが一緒になると、うま味がトリプルで重なってかえってまずいのではないかと思うかもしれないが、実はこの3つのコンビネーションによって、単独で使うときよりもうま味ははるかに強まる。
(中略)
こういううま味の相乗効果にかけては、イタリア人も捨てたものじゃない。彼らは、はるか昔に、グルタミン酸が2番目に多い食品、パルメザンチーズ(昆布は100グラムあたり2240ミリグラム、パルメザンチーズは1200ミリグラム)をトマトと組み合わせると強烈な味のパンチが生まれることを発見した −まあイタリア人だけに、単なる直観による発見ではあるけれど。フランス人だって何世紀も前から、フォンドヴォーをこくと香りが詰まったアミノ酸のエッセンスになるまで煮詰めて、うま味を最大にしてきた。そこへいくと、イギリス人がうま味を楽しむ食品は、どうってことのないソース −イースト抽出物のマーマイトだ。」




正直、どうでもいいオッサンという印象しかないけれど
こういう人がこういうことを必死に訴えると(しかも雨に打たれたりしながら)、なんとなくカッコよくみえてしまうのはけっこうズルい
普段はただのおっさんというイメージしかないが。
この写真の石田純一は、なんとなくカッコイイと思った。
ギャグもなかなか冴えてる。

http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150917005435.html