Cambodia vs Japan @ Olymic Stadium, Phnom Penh

gowest_lookeast2015-11-17


5:00過ぎにチェックイン。ラウンジが開いていたので早々に入ってシャワーを使う。気持ち良過ぎる。。。
PNHには気持ち定刻より早く到着。機内でarrival visaの用紙も貰えたのでちゃっちゃと並んで5分くらいで発行。$30ナリ。ゲートに出た瞬間に思ったがやはり暑い。
空港にはバーキンまであったりして、ちょっと驚いた。


さて、市内には。
タクかトゥクトゥクか、さもなければバス。一番安いのは当然バスだが、空港バスでは無くて空港の前を通る路線バス。ところが、これが出方を間違えて、市内方面に歩いたはいいが1つ先のバス停まで歩くハメに。そこでトゥクトゥクが来て$3でいいというので結局トゥクトゥクに乗る。びゅーんと走って市街地へ。
たぶんPhnom Pehnに来たのは98年前後だったんじゃないかと思うんだけど。20年前ってことはないにしても、15年以上前なのは間違いない。車は増えたよね。道路もかなり良くなった。ビルも多少増えたけど、通り沿いの低層の建物は、昔からそう変わってない気がするんだなあ。Central Market周辺もあんなもんだったと思うし。


Central MarketそばのGHにチェックイン。うーん、さすがに$12の部屋、って感じ。けっこうガタ来てる。エアコンとwifiはOK。
とりあえず荷物置いて着替えて、外に出てみる。Marketの北のあたりから、Capitolの周辺までぶらぶら。埃っぽいのは変わってないな。Capitol周辺もあんなもんだったとは思う。ただ、メインストリートは現代的になってるかも。あと、漢字の看板、中国系の店って昔からあんなにあったっけ?
ハラ減ったし、部屋に戻る途中のMarketで、VietnamでいうところのBanh Xeoみたいなやつと、サンドウィッチを食う。まずまず。ちなみにそれぞれ5,000KHR。1USD=4,000KHRなので、まあそんなもんか。


部屋に戻ってちょっと休んでたらもう16:00を回ってしまい。
キックオフは19:14なんだけどもチケット持ってない。日本人向けのチケットは事前に完売していたのは確認済。まあ日本人ゾーンのカテ1のみだった時点であまり買う気も無く。1,500円だったから要するに$10だろうなあ、とは思ったけど。
ネットで見た感じメインスタンド(=カテ1)以外は全部カテ2以下で売られてるっぽいんだけども、5万人入るのなら現場に行けばどうにかなるだろう、ということで。
歩いて30分はかかるよなあ、と思いつつ着いたのが17:20。どうやら既に開場している様子。どんどん人が流れ込んでいる。うう。


ともあれチケット売り場らしきところに行ってみると普通に売ってる様子。窓口で買ってる兄ちゃんを覗きこむと、12,000KHR。つまり$3。楽勝で買えた。
入る時に、ちょうど日本代表のバスも着いてスタジアム内に入って行ったが、けっこう整然としており歓声はほぼ皆無。
とにかく中に入る。ボトルのチェックはあったが、ポケットに隠して入った。しかし中ではフツ―にボトルを売っており、なんだそりゃ。。。
入ってみるとバックの真ん中へんは既にほぼ埋まっており、空いているのは最前部のみ。横にずれる気も、前で観る気もなく、とりあえずバックど真ん中の一番上に陣取る。バック中央は客席が無く、段差があるから座れることは座れるんだが立ち入り禁止。なのでその上のところ。
キックオフまで2時間近く待つことになるが、それは仕方ない。警備の、あれは警察なんだろうかそれなりの数がいたんだけども、一時は最上部分だけ座ってもいいよ、みたいな感じだったのでラッキー、とか思ったがちょっと偉そうなおっさんが来て結局ダメ、ということで立ってみた。しかも中央部分は立ち止まり禁止というになってわずかに横に避けて立ってみる。
とうぜんながら周囲は99.9%地元民。日本語がたまに聞こえることもあったので、日本人が俺以外にゼロということでもなかった。そしてたまーに、日本代表のシャツ(バッタもんだけど)着用の恐らく地元民もアリ。



先にCambodiaが出てきてアップ開始、その後に日本代表が出てきたが、Cambodiaが出てきた時と変わらんくらいの歓声が上がる。
スタメン確認のためにアップのメンバーをズーム一杯で撮影して見てると、横にいた地元民のお兄ちゃんが「カガワ」というのでおお、香川はスタメンだな。でも本田はたぶんスタメンに入ってない、と教えてやる。
果たしてスタメンアナウンスでは香川はスタメン。大歓声。本田はベンチ。これも大歓声w この2人への歓声はちょっと別格。


それにしてもスタメン。前はともかく後ろはけっこう思い切ったメンバー。
センターの吉田&槙野はともかく、右に長友、左に藤春。
ダブルボランチが山口&遠藤で、結果的にはここが機能しなかったのが最大の問題だった。
前は香川で、トップに岡崎。左右に宇佐美と原口。とりわけ宇佐美はいったい何をしていたのかどこにいたのか、完全に消えていた。
とにかく全くと言っていいほどサイドが使えてないんだよね。中央から行って潰される、の繰り返し。


ボールは持ったが(当たり前だ!)、形という形にはならず。時折見えるダイレクトの連携でシュートまでは行くものの、GKの好守にも阻まれゴールが遠い。まあそのうち入るだろう、と思って観てたがなんと0-0で折り返す。Cambodia相手に45分やって1点も取れない、って。。。。
Cambodiaは基本的に1人残しただけで10人で守ってのカウンターなんだが、この1人がけっこうクセ者で、長いボールが出る度に結構な脅威になり、とてもじゃないが安心して見られる展開ではない。どういうことなのよ、一体。
そもそも山口なんて押し込まれた時にボールを取り返す仕事をしてナンボの選手だと思うんだが、そんな仕事ないからね。うまくボールを散らして前に運ぶ選手が欲しいんだが。


ともあれ選手か並びを変えないと話にならん。この展開でボランチ2人は絶対に要らんやん。1トップをちゃんとカバーできる選手だけ居ればいいのに。
と思ってると驚いたことに選手交代は無かった(とその場では思ったんだが、後で確認したら遠藤→柏木にはなっていたらしい)。


で後半スタート。
早々のFKからやっと岡崎が決めて0-1。やれやれ。これで負けは無くなった。しかしこの相手に「負けは無くなった」としか言えない状況ってどうよ。
しかもその後も展開は冴えず。シュートまでいっても相変わらずGKに止められ、何度かカウンターも食らう。
前半以来、Cambodiaがボールを奪うたびに場内は歓声。シュートまで行こうものなら割れんばかりの大歓声に。これで俺もイラつく。


宇佐美がようやく本田と代わって、これでようやっとまともな連動性が出てきた。やはり本田にボールが収まると落ち着く。(このレベル相手に落ち着くもクソもないが。)
それでもなかなか追加点までは行かなかったが、終了直前にやっと本田が頭で決めて0-2。
しかしなんと苦い0-2の勝利であることか。
そもそもメンバーを誤ったとはいえ、それでも圧倒してぐうの音も出ないくらいボコボコにして勝たねばならん相手である。ちょっと、先が思いやられるな。


ゾロゾロと歩いて戻るが、夜道がとにかく暗い。ホントに2015年かよ、って。Bangkokは勿論、Saigonと比べても1/10とかそれくらいの明かりしかないんだけど。。。
22:00近かったんだけども、Capitolまで閉まっててメシ食える店がなかなか無くて不安になった。リバーサイドまで行けば外国人向けの店は確実に開いてたはずではあるけども、それでもメインストリートで1軒開いてた中華があったのでそこに飛び込む。
とりあえずビールと水餃と炒め物1つ。ふう。水餃はちょっと大味。
ぐったりしながら食ってると、6人組くらいの代表応援集団が入ってきて「お疲れ様でーす」みたいな。
食った後マーケットの横を通って部屋に戻ったけど、マジで人通りもほとんど無いのな。女の子だとちょっとコワく感じるんじゃないか、っていうくらい。


P.S.
Mからメッセージで「払った値段(=360円)の価値の試合だったな」と言われてしまった。確かに。