Japan vs Australia @ 埼玉

gowest_lookeast2017-08-31

17:30上がりで亀戸水神ダッシュ
19:00過ぎにスタジアム前到着。


メインスタンドに回ってS本さんに譲ってもらった席に行くと驚愕の良席。ありがたやありがたや。
マスコミ報道通り、浅野、乾、井手口がスタメンに大抜擢。これまでならば本田、香川(かせいぜい原口)、今野あたりがいた場所である。この大一番で。
しかしこういう采配は好きだ。


初戦の大島起用は結果的に失敗だったが、個人的にはあれを大島一人の責めを負わせるのは酷すぎだと感じる。あれだけ全体のパフォーマンスが悪かった中で初代表の(しかもW杯最終予選の初戦だ!)大島を評価するのは全くフェアじゃない。


バックは左から長友、吉田、昌子、酒井宏。
長谷部がアンカーに入って、その前に山口と井手口。
大迫がセンターで、左に乾、右に浅野。


攻守に渡って大きなサイズのAustraliaに一歩も引けを取らなかった。
真ん中では大迫が身体を張って起点になり、乾と浅野も両サイドで何度も相手を混乱に陥れた。とりわけ酒井&浅野のコンビはおしくも噛み合わないところがあったものの、あれが決まれば右サイドは完全破壊だったなというシーンも何度か。


試合後に知ったposessionはなんとAustraliaの61.6%。しかし全くやられた気はしない。長谷部がいくつかミスをして14番のTroisiに手を焼いたところはあったが。
中盤でかなりボールを取れたのと、相手ボールの時にサイドを押し込まれることがなかったのが大きい。サイドは後者は間違いなく乾と浅野が押し込んでた効果があった。


ずっと決定的なチャンスというのも無かったが、シュートまで持っていったのは明らかに俺ら。普通にやれば絶対やれるんだが、こっちは何が何でも3ポイント、Australiaは1ポイントでオッケーという状況を考えると0-0が続くと嫌な感じだったが。
前半41分。長友が裏に入れたロビング。真ん中から完全にラインを出し抜いた浅野が決めた。俺の位置からだと「ああ、オフじゃん。。」と思ったが旗上がらず。(帰って確認したら完全にオンw)


とはいっても先行するのは当たり前のシナリオで、とりわけAustralia相手の時はいつもそうだ。問題は追加点が取れないのと、追いつかれてしまうこと。
いまいち精彩を欠く長谷部を替えたほうがいいと思ったが、Halilhodžićは動かず後半そのまま。


後半も展開は変わらず、Australiaは無意味に繋いでくるが日本のブロックが確実に潰す。こうなると怖いのはイッパツで、残り20分でシナリオ通りに天敵4番Cahill登場。オレは一体コイツのゴールを何回生で見てるんだろう、と思うが。今夜は無力だった。ほぼ何もさせなかった。今夜の吉田&昌子は良かった。
攻撃側も大迫は安定のポスト。とにかくボールが入れば収まる。時間が作れる。あるいはファイルは取れる。しかしそこまで出来ると、それがなかなかシュートまで結びつかないのは結構歯がゆい。あそこで前を向けるのがワールドクラスのストライカーということなんだな。


うーん、なんとなくイケそうな気はするけど1-0だと最後の最後までハラハラなんだよなーと思った矢先。トンでもないゴールを決めたのが井手口。
恐らく途中から入ってた原口がいい場所で食らいついてこぼれたボールを拾った井手口が突撃。前が空いたのは判ったので「撃て撃て撃て!」と言った瞬間に右足。ペナルティアークのあたりから右上スミに凄い弾道で吹っ飛んでいった。
82分。残り時間からするとW杯をほぼ手中に収めたゴールでスタジアム内は興奮の坩堝に。いや、マジで本当に凄いゴールだったよ。まるでSteven Gerrardみたいで。正真正銘のゴラッソ。
そこからタイムアップまでの間、場内はとてつもない幸福感、高揚感に満ち溢れる。初戦でUAEに負けた時はどうなることかと思ったが、最後の最後、これまで90分では全く勝ってなかったAustralia相手にホームで完璧な勝利。しかも選手起用もズバリ的中。こんなに清々しい試合って滅多に拝めないよ。


まあしかしこうなるとこれから23人を選ぶのは大変だね。10月、11月+東アジアでも間違いなくテストは続くだろうし。これまでだと23人のうち20人くらいは怪我さえなければ予選終わった時点でだいたい見えてたんだけど、今回は恐らく過去最も厳しい選択になるんじゃないか。しかしそれは楽しみでもある。個人的には本田圭佑はまだ必要だと感じてはいるが。
とにかくここからもウォッチ欠かせないな。