中国的幸福

筆力不足により、思ってることが上手く書けないんだけど。


中国人民は、4000年の歴史で未曾有の幸福を経験しつつあるらしい。(勿論、色々な問題も抱えていることは間違いないけど。)


中国でTV見てると、オリンピックがこの国にやってくる!みたいなCMが毎日バリバリに流れる。
日本人の誰もが思っているとおり、この国は日本が40年前に体験したことを追いかけているんだろうと強く感じる。勿論、俺はそういう日本が最も幸福だった時代を体験した訳ではないのだけれども、中国を見ていると、「ああ、日本もこういう感じだったんだろうな」というくらいの想像は容易につく。


で、この国を代表するスポーツ選手といえば、やっぱし姚明かなあという気がするし、実際、街中でもバリバリに姚明のポスター、広告の類が貼ってある。(まあ、シドニーで世界を驚かせたのは劉翔かもしれないけど。しかし、この劉翔という名前もスゴイな。しかもハードラーだぜ)
この国の人々が姚明を見つめる眼差しは、明らかに俺らが野茂や松井やイチローを見つめるそれと同じもの(あるいはそれを全部合計したもの)で、シャックとのマッチアップで勝ったりすると、そりゃもう、これまでバスケのバの字も知らなかったような爺さんまで飛び上がって喜んでるわけだ。
これはやっぱり一種のナショナリズム(および、アメリカ以外の国の人間が持つアメリカに対する複雑な感情もあるんだろうが)なんだろうけど、だとしてもあの中国人の喜び様は、ものすごく、ものすごく微笑ましいものがあって(この際、日中戦のサッカーで中国が勝った場合に俺がどう反応するかという話は置いておく)、思わずこっちまで、「姚明、よくやった!!!」と思わせるくらいのパワーがある。


西安には、街の中心に明代からの鐘楼があって、まあ昼間は死ぬほど暑いんで、出歩く気にもならないんだけれども、晩メシがてらにこの辺に出ると、鐘楼周辺の公園は夕涼みのそぞろ歩きといった感じの人出で、ちょっとした混雑になってて、別になんでもないウィークデイの1日なんだけど、なんだかみんな夏祭りのようなウキウキした気分で、ニコニコしながら歩いてる訳だ。

なんというか、普通の風景として、こういうのがあるのは悪くない。いや、まったくもって悪くないぞ。


そうそう。オリンピックといえば、2012年の立候補地は、ロンドン、ニューヨーク、パリ、マドリッドにモスクワって、オイ。モスクワには行った事ないけど、こういう所でオリンピックやるのは止めとけよ。ほっといても人はくるし、市民が喜ぶとは到底思えんよ。
ロンドンとパリとニューヨークに関しては、無職になってからブラブラと行ったけど、一番リキ入ってるのがロンドン。次が大きく離れてニューヨーク。「オリンピック?ハァ?」というのがパリ。
ただ、やっぱしこういう所にはオリンピックは似合わねーな。