15歳だった!

20年前のライブエイドは、なんというか、ひたすらツェッペリンが出てくるのを待って、ラジオでは日本時間で夜の12時なんていう情報が流れたんだけど、全然に出てこずにずっと徹夜で観るハメになって、結局出てきたのは朝の10時くらいだったような気がする。

そんで、「胸いっぱいの愛を」(これは名邦題!)と、「天国への階段」で初めてツェッペリンを見て、感動とかそういうのよりも、「うわ。ジミー・ペイジロバート・プラント、動いとるやん!」というよくワカラン感想を持った記憶がある。そんで中継は確かフジで、今考えると、20年前にほぼぶっ通しで外国の音楽イベントを中継したのは物凄い快挙だったと思うのだけど、しばらく経ってから、間に入ったCMの中に「ロックンロール」を演ってたと知って、「フジ、市ね」と思ったくらいか。


あと、覚えてるのはマドンナの姉ちゃんが異常に張り切ってたのと、フィル・コリンズ商売うまいなーってのと、ミック・ジャガーティナ・ターナー濃いなーってのと、オーラス前のディラン&キース&ロニーの「風に吹かれて」はなんだかよくワカランがなんとなくスゴイって思ったこと。


意義があったのか、なかったのか、当時から論争があって、一応15歳の足りない頭で考えてみたりして、今回も同じような話になってるんだろうが、どう考えても意義はあっただろう。
これで幸福になった人間はいても、不幸になった人間っているのか?(ボブ・ゲルドフが一番不幸だったりして。。。)
少なくとも、日テレの24時間テレビほど、タチ悪くはないだろう。



ライブ8が東京でも開催されたらしい。よくぞまあビョークをブッキングできたもんだ。
前回来日はダンサー・イン・ザ・ダークのカンヌ受賞で一般市民にもブレイクしてしまって、チケットが全然手に入らなんだ。まあ、その時のツアーはトリップポップ路線じゃなかったんで、あまり悔しくなかったんだけれども、観られるものなら観たかったという程度。ただ、今回は日本にいたら、きっと観に行ったと思うので、ちょっと残念。


しかし、何が残念って、パリ会場にキュアーが出ることを知った瞬間の俺のガックリ感といったら、もうそれは地球の裏側まで突き抜けそうになった。
あああああ。旅行に出てなかったら、パリまで飛んでいったのにいいいいい。


で、こういうのにお金払うのに、アフリカの債務国がどうのこうのなんて考えるロックファンは、あまりいないよな。
観たいから金を払う。たまたま、その金の行き先が、何らかの債務国支援に使われるってだけの話であって、俺たちゃそこまであまり考えないよ、ロックンロール!サイコーベイベー!by内田裕也 ってパターンが大半だろう。
だいたい、ロック見るのに、なんでそんな難しいことを考えなきゃイカンのだ。
そりゃ、考えたい奴が勝手に考えればいいワケで。ボノが目的のために最も手っ取り早い手段を使うのは当然だし。


ただ、こういうチャリティ系イベントの度に思うんだけど、ジョン・レノンが生きてたら、どう反応したかね??
こういうイベントで、Power to the People! と吠えたのか???
少なくとも、ニコニコしたポールと並んでギター弾いてるって構図は全く思い浮かばないな。。。