風の谷へ

明日カシュガル発の1泊2日の国際バスでパキスタンに向かう。
キルギスから中央アジアルートは色々考えて、ヤメ。
英語なんか絶対に通じない所(しかも街もキリル文字だぜ!)で大使館探して、ビザ取るのは、とてもとてもとても大変で時間がかかるに違いない。それに、このルートのハイライトになるサマルカンドは一回行ってる品。。。
ということで、安易なルートを選ぶことに。しかもパキスタンは英語バリバリに通じそうだし。


ともあれ、やっと2ヵ国目だ。ただ、シルクロードに限って言えば、4ヶ国でイスタンブールまで着くし、さっき偶然世界地図をみたら、もう半分近く来てるじゃないか!と思いちょっとビクーリ。


で、何が風の谷かというと、フンザですよ。フンザ
フンザは、パキスタン北部の山岳地帯で、なぜか、日本人旅行者の間では「風の谷」と呼ばれてる。
俺はナウシカを観たことがないから、よくわからないんだが、どうやらここがモデルになっているんじゃないかという話になっているらしい。(もっとも、宮崎駿は否定してるらしい)


ナウシカはどうでもいいんだけど(ラピュタは観たことがあるんで、マチュピチュは「おお、まさに天空の城だ」と思った)、フンザは一度行ってみたかったんで、今回は絶対に通るつもりにしてたんだけど、気になることが。


カシュガルのホテルで、トルファンを一緒に回ったアイルランド人と会った。
「おおー。元気??」みたいな感じでいろいろ話したんだが、コイツがカラクリ湖(パキスタン国境近くにある)に行ったというんで、どうだった??と尋ねると、めちゃくちゃ景色がイイ!ただ寒かったのと高山病になる人がいた、とのこと。


やっぱ、高山病、あんのか。。。


南米ボリビアで相当高いところまで行って、なんとか大丈夫だったんで、高さの耐性はある程度あると思うんだけど、1日で2000mも3000mも上ったことはないんで、そこはカナーリやばい感じ。

いったい、どうなることやら。パキスタンに入って、カリマバードか、最悪ギルギットまで行けばネット環境があるらしいんで、後報、乞う御期待。



あと、南米でちょっと思い出したんだけど。
出発して、1ヶ月が過ぎて、「ああ、帰る予定の決まってない旅というのは、こういうものなんだ」と。
南米の時はNYと合わせて2ヶ月の旅で、まだ今より長かったのだけど、帰りのチケットもFIXだったし、1ヶ月終わると「あと1ヶ月しかないやん!」と思ったんだけれども、今回はそれもないんで、何と言うか底なし沼に入るというか、それでも俺の場合はとりあえずポルトガルという目標が一応あるんで気持ち的にもどうにかなるんだが、たまに「出発して2年」とかいうヤツに会うと、ちょっとすげえな、と思う。