Coldplay @ Leipzig Arena

gowest_lookeast2005-11-09

朝の電車でドレスデンからライプツィヒに。
電車のチケットは、プラハドレスデンライプツィヒ経由のベルリンまでのチケットを買った。(ドレスデンプラハ〜ベルリン路線間にあるが、ライプツィヒに寄ると遠回りになる)
おばちゃん車掌の検札があって、チケットを見せると
「あら。ベルリンに行くの?これ行かないわよ」
というので、ライプツィヒ経由(チケットには小さく小さく書いてある)というのを見せると
「ああ。ライプツィヒ経由なのね。でも、これEuroCityには乗れるけど、ICEには乗れないのよ。ICEのチケットある?」
「げ。マジで。追加料金、いくら?」とドキドキしながら尋ねると、6ユーロだったんでホッとした。
ただ、EC/ICはOKで、ICEは追加要なんて、そんなの知らんがな。小一時間の短距離だったんで6ユーロで済んだけど、長距離だったら死んでたぞ。



ライプツィヒ


ドレスデンもそうだったのだけど、東側の街は、とにかく再開発とか都市整備ばかりやってて街なかは工事だらけでクレーンが乱立。建物はキレイなのだけど、イマイチ風情がないし、写真も撮りづらい。
ただ、ドレスデンよりも、ライプツィヒの方が良いな。


さて。Coldplayだ。ライプツィヒまで来た最大の理由だ。
いまや、世界で一番売れてるイギリスのバンド(正確には知らないけど、たぶん、そうだろう)なワケだけど、実は俺が聴きはじめたのはここ1〜2年で、名前だけは知ってたのだけど当初は
「グラミーを獲ってしまうようなイギリスのバンドなんて、ロクなもんじゃねえに違いない」
と思ってたところ、たまたまラジオかなにかで"Clocks"を聞いて、
「へえ。なかなかカッコいいじゃないか。イギリス的で。こんなのでよくアメリカで売れたな」
と思い、A rush of the blood to the headを通して聞いてみたら、いいじゃないか。これは。いや、ムチャクチャカッコいいぞ。
ということで、ごくごく最近にファンになったのであった。もう30超えてからめっきり若いバンドを探さなくなったんだよな。人はこうして保守化していくのだ。


さて、Coldplayのショウなのだけど、チケットは手に入るのか?
ということで、夕方、対ナポレオン諸国民戦争の戦勝記念碑を見に行った後、ついでに会場のアリーナに行ってみた。17:00くらいだったから、20:00開始の3時間前。リハの音がガンガンに聴こえる中、入り口にファンが50人くらいたむろ。ダフ屋はいなかったんで、一旦戻って、20:00に再出撃。
20:00開始とかいいつつ、どうせ前座が入って、Coldplayが出てくるのは21:00になるのは判ってるんだ。


20:20にアリーナに着いたら、ダフ屋、いるがな。
ということで、ダフ屋に声かけられて交渉開始。プロのダフ屋というよりも、小遣い稼ぎに多めにチケット取ったお兄ちゃんという感じだったな。


「チケット?あるよ。今夜のチケットは売り切れだからね!Second bestのバンドだぜ!80でどう?」
「Second best??? じゃあ、the bestはダレなんだよ??」
「そりゃ、Robbie Williamsだな」


ああ。なるほど。そりゃRobbie Williamsを数に入れりゃあ、アイツが一番だろう。少なくともこの辺では。
いや、実際、Robbie Williamsの人気はスゴくて、新譜が出たばかりってこともあるけど、ブルガリアでもルーマニアでも街なかにポスター貼ってあるし、MTVではガンガンに流れてるし、もうホントにスーパースター。どっちかと言うとサル顔なんだけど、ビデオとか見てるとエンターテイナーだよなあ。
いや、ショウも面白そうだ。アルバムは聴いたことないけど、知ってるヒット曲連発で楽しそうだ。3000円くらいなら見たいぞ。絶対ムリだけど。


まあ、それはさておき。80というのは完全に俺の中では予算内だったんだが、とりあえずチケット見せろっつって確認。
額面は43.75。けっこういい値段だな。
ここからは駆け引きで、80は高いなあ、といってると、横から別のチケット探してるカップルが口を挟んできて、80はクレイジーだ、と言うと、お兄ちゃんは一気に60までトーンダウン。
ここで、「うーん。50以上は出せないなあ」と言うと、「じゃあ、50でいいよ」ってことに。
プレミアが6.25かよ。やすっ!


とにかくチケットゲットして中に入る。荷物チェックは皆無。デジカメもビデオも持ち込み放題で、実際みんなバシバシ撮ってた。(たぶん、録音機持ち込んだ奴だってたくさんいる)


ショウは予想を超えて21:20スタート。
オープニングは"Square One"で、これは予想の範囲内。しかし2曲目がなんと"Politik"。ううむ。2曲目に演る曲じゃないと思うけどな。コレ。3曲目はなんだっけ。"Yellow"かなあ。
X&Yからは、ほぼ万遍なく演って、A rush of the blood to the headからは"Politik", "In My Place", "God Put a Smile on Your Face", "The Scientist", "Clocks", "Green Eyes"。Parachutesからは、"Don't Panic"と"Yellow"のみ。
"Shiver"と"Everything's not Lost"があればカンペキだったのに!!


一番盛り上がったのは"Speed of Sound"。"Clocks"よりこっちの方が盛り上がったんだよな。
次が"In My Place"の最後にChris Martinがスタンドの柵の上で唄ったところで、これはみんな写真撮りまくり。
あと、Chrisが"This is german song!"とか言って始まったのが"Talk"なんだが、あれはそういう唄なのか?よくわからんな。
Chrisは、「僕のドイツ語がshitだから、ヘンな事言ってても無視してくれ」とかいいつつ、使ったドイツ語はダンケ・シェーンだけだし。。。
あと、"Fix You"だったと思うんだが、オーディエンスとの合唱になってあれは日本じゃムリだよなあ。けっこうカンドー的であった。


50ユーロはお買い得なショウだったな。
そもそも、これだけon timeなバンドのライブを見たのは本当に久しぶりで、最近見たのといえば、U2、去年武道館で見たDavid Bowie
その前はPrinceとかStonesまでさかのぼるんじゃないか。なんだ、おっさんばかり(いや、爺さんもいるな)じゃん。