Great penalty game ?

22人連続でPK成功。PKスコアは11-11。 キッカーは一巡して、カメルーンの江藤。


1/20からアフリカ・ネーションズ杯がエジプトで開催されるのは、今回の出発前から知ってて、ざっくり旅程を考える時にも、エジプトを先に回ってグループリーグを見るか、あるいはシリア〜イスラエルを駆け足で回ればファイナルを見られるな、とは思ってたんだけど、結局後者のルートを取りながらも、ファイナルまでにカイロに着くのはカナーリツライ状況。


それでもテレビではやってるんで、たまーに見たりして、昨日は晩メシ食おうとしたらエジプト戦をやってて、エジプトのゴールで店員が大騒ぎしてたので、「あんたエジプト人?」って聞いたら、そうだった。ほとんど隣国ということもあってヨルダンに出稼ぎに来てるエジプト人も結構いるらしい。 (なお、店内にはオーストラリア人もいて、ちょっと6月の対戦の話などもした)


昨日からグループリーグを勝ち上がったBest8でのトーナメント。昨日と今日の夕方の試合でエジプト、セネガル、ナイジェリアの3ヶ国が勝ち抜き、残り1席を賭けたカメルーンコートジボアールの試合。


個人的には最初からカメルーンを応援しつつも、最後まで行くと江藤のバルサ合流がその分遅れるため、かなりビミョーな気持ち。
今日勝てば、次負けても3決があるんで、最後までエジプトに残るのと同じ事。ちゅうことは、負けるなら今日で、勝つなら最後まで行って優勝しろ。最悪なのは今日勝って先に進みながらも、優勝できないというパターン。
ただ、相手がコートジボアールというのがまた絶妙で、ドログバがおるがな。これが。
CLでの激突を考えると気持ち的によろしくないよな。負けるのは。
許せるのは江藤ゴールでドログバ不発ながらカメルーン敗退なんだが。。。


試合は90分戦って、0-0。
延長前半、コートジボアールが先制して、決まったかと思いきや、カメルーンが追いついて1-1。
後半は0-0で、120分戦って1-1でPK戦突入。


PKか。いわく付きだな。カメルーンにとっては。(カメルーンは11月のW杯予選最終戦で、決めればほぼ出場決定というPKを外して、結局出場を逃した) 江藤、プレシャーに弱そうなんだよな。どうなるんだろう。
と思ってみてたら、カメルーン先行で最初のキッカーは江藤。きっちり決めた。


コートジボアールは、ドログバ。これ、ドログバが外せばおっけーじゃん。と思ってたが、これも決めた。


後続もスイスイ入れまくって、5-5。
多分6人目以降は「えー。マジで。回ってくんの?」と思っていたに違いない。
だいたい、双方5人連続で(しかもGKは触れもしない)決めるってのは意外と珍しいよな、と思いつつ見てたんだが、まだまだ続く。
唯一、カメルーンの8人目のキック。GKが弾き出して、コートジボアールのプレイヤーがガッツポーズ。遂にゲームが動いたか、と思ったら、「GKが先に動いた」という判定で取り消し。蹴り直しは決めて均衡崩れず。(あれはキビシイ判定だった な。普通は見逃しだろう)
結局10人まで連続で決めて10-10。11人目はGK同士が蹴ってこれも双方ゴール。 11-11。
すごいな。7〜8人くらいまではテレビで見たことあるけど、11人全員決めて11-11なんて見るのは初めてだ。実況も"Great penalty game!"
("Shoot out"じゃないんやね。これだと"スゴイ罰ゲーム"とも取れるんだが。でもこういうの、サポは心臓停まりそうそうだろうな。あの、中国でのアジアカップレバノン戦だっけ。俺もテレビ見てて死にそうだったし)


11-11になってちょっと弛緩したか、双方のチームの数名が歩み寄って苦笑いで言葉を交わす。


一巡して、再び江藤。
短い助走から、一瞬モーションを止めてフェイント。
吹かした。バーの上。
ちょっとダフッた感じ。


顔を落とす江藤を、ソングが慰める。
江藤は悲しそうというよりも、悔しそうな表情。


延べ24人目のドログバは、ズバっと決めて、コートジボアールの勝ち抜けが決定。江藤が外して、ドログバが決めて負けるという、負け方としては最悪であったが、なんとなく、アレだな。一層リベンジ度が上がったな。
そして江藤は早めにバルセロナに戻れるけど、ドログバチェルシー合流が1週間遅くなる。これがどう出るか。チェルシーは無難にクレスポが出そうな気もするけど。。。


トヨタカップとは違う、ホンモノの地球最強対決第1ラウンドは2/22。