Valencia vs Real Madrid @ Mestalla

gowest_lookeast2006-03-11

早朝からバレンシアに移動。
それにしてもチューブは1回£3(約630円)というのはボリすぎ。というか観光客をナメてるとしか思えん。
日中いるときは、£4.9のトラベルカード買うから、まあ仕方ないと言えば仕方ないんだけど、今日みたいにノッティングヒルゲートからヴィクトリアまで行くだけの時は£3も払う気にはならんので、バスで行った。まあそれでも£1.5かかるワケだが、これが最安値なんで仕方がない。


ガトウィックからバレンシアへ。
あまりの暑さに驚く。バルセロナとも同じ海岸線で300kmくらいしか違わないのに、駅前の温度計を見ると、22℃とか表示されてる。
長袖Tシャツの上にジャージとか着て、荷物背負ってると汗びっしょり。


スペイン3大祭り(らしい)の火祭り開幕ということで、街は凄い人。
張り子の人形がいくつも街中にあって、しょっちゅう爆竹が鳴ってる。



オスタルに荷物を置いて、何はさておきチケット探し。
そもそも、マドリーが水曜にロンドンで試合をやってる事を考えると、この試合は日曜開催になるのは間違いない、と思って今日(土曜)バレンシアに入るチケットを押さえたんだが、これが完全に読み違え。マドリーは移動続きの強行日程で今夜22:00キックオフ。カンプノウのデポル戦もそうだったけど、このキックオフ時間もどうにかならんか。


なにげに市街地のチームショップに入ると、チケットの取り扱いがありそうだったんで、ダメ元で聞いてみると、取れた。あっさり。
マジか。これ、バレンシアレアル・マドリーの試合なんだけど。。。
ただ、ゴール裏しかないということで、
「ええっ。メスタージャでゴール裏かよ。それって、モノ凄い傾斜で有名だったんじゃなかったっけ?」
と思いつつもまあ、定価(でも50もする)だしカード使えるし、いいか。ってことで買った。


ところが、その後で、バルセロナチェルシー戦のチケット探しの時に会った何人かの日本人のうちの2人(片方はバルセロナ→ロンドン→バレンシアの同じコース)に会って、やあまた会いましたね、みたいな感じだったんだけど、それぞれ一昨日、昨日にバレンシアに入って窓口に行ったけど、売り切れと言われてダフ屋から買ったとのこと。
で、俺が「さっきバレンシアに着いたばかりで、2時間前に定価で売ってたんだけど」と言うと、「マジで?どういうことそれ?」ってな感じ。
たまたま当日になって戻りのチケットがあったのか、まあラッキーだったってことだな。



14:00くらいだったか、一旦オスタルに戻ろうとしたら、同じ方向に向かう人、人、人。中には走ってるのもいて、「一体、何があるんだ」と思ってると、中心部にあるちょっとした広場みたいな所でドンドン爆竹がなってる。
というか、おそらくあれは花火なんだと思うが、昼間なんで白い煙があがるだけで、あとはドンドン音が鳴ってるだけ。
道路は見物の群集(数千人。もしかすると1万人くらいいたかも)で詰まってて、
「くそ。俺は帰りたいんだよ。通してくれよ。そもそも真昼間から音と煙だけで何も見えないじゃないか。おまいら、アホなのか」
と思った。


夜、メスタージャへ。
外からスタンドを見ると、やっぱり凄い傾斜。ただ、中に入ると思ったほどじゃなかった。あれは全ての座席の前に手すりがあるからだろうな。あれがないと、怖かったと思う。怖くて立てなかったと思う。
余談ながら、今まで一番傾斜がコワイと思ったスタジアムは98年フランスで行った、ナントのボージョワール。けっこうな急傾斜にも関わらず、手すりがなくって、上りながら「うわ。これは怖いぞ」と思った記憶がある。


お疲れマドリーの皆さんは、警告なのか故障なのか、ロベカルベッカムはベンチにも入ってない。
さらに驚いたことにラウールの1トップで、スタメンのギャラクティコジダンだけ。そんな事して大丈夫なのか、って感じなんだが。


試合は出だしからマドリーのペース。波状攻撃食らって、オイオイどうなるんだ、これは、と思ってたが、徐々にバレンシアがボールを拾ってカウンターを取れるようになってきた。時折、いい所で取ってこれが鋭いカウンターになっていい感じ。
ただ、審判がダメで、なぜかマドリー寄りのジャッジが多い。あれは絶対おかしいやん。
グティがボールを持つたびに、スタジアム中からブーイングが起きて、これは意味不明。何か因縁でもあったんだっけ?


試合は終始、手数の多いマドリーvsカウンターのバレンシアという感じで進む。
勝ち点で並んでる2位同士の対決なんで、バルセロナ的にはエンパテがベストなんだが、俺的にはマドリーの勝ちだけは有り得ねえ、勝つならバレンシア


途中で
ラウール→ロナウド
ジダンロビーニョ
バチスタ→カッサーノ
と交替があって、とりあえずベンチ内でぶーたれてたギャラクティコの皆さんも出してみました、みたいな試合のクライマックスは終了3分前くらい。
ボックスの中でDFと競ったロナウドが転倒。ダイブにも見えたし、あれでファウル取るのはちょっとキビしくないか?と思ったんだが、とにかくマドリーがPKゲット。



それまで前半と後半に1本ずつバチスタの決定的なのをセーブしてた蟹。
うはwwwここで止めたらまさに蟹スゴス。しかも蹴るのはロナウドで、もし決められなかったら大笑いだ。
と思ってたら、蟹ががっちりキャッチしてしまった。
大盛り上がりで0-0のままタイムアップ。

しかし、蟹といい樫といい、スペインは何気にいいキーパー持ってるよな。
メンツ的にはイタリアの次くらいに凄くないか?


試合の後、オスタルに戻る途中、深夜24:30くらいか。
昼間にドンドン鳴ってた広場から、今度は正真正銘の花火。こんな真夜中なのに結構な人出で、これは綺麗に見えた。上がる高度が異常に低かったけど。


バレンシアの皆さん、花火は夜にやった方が、よく見えると思うよ。うん。