エ、エンパテかよ。。。みたいな。
今回のクラシコは絶対に勝つと思って、勝つ試合を見に来たつもりだったんで、正直、ショック。（勿論、こないだのチェルシー戦も勝つつもりで来たんだけど、それよりも「応援するから、マジで勝ってくれ」という気持ちが圧倒的に強かった。今日のクラシコは、普通に勝つんでしょ？ 何点差で勝ってくれるの？って感じで来た）
とりあえず11:00からの当日券に賭けてみるか、ってことで朝10:00にカンプノウに行ってみた。50人くらい並んでた。列に並ぶ前に、ミュージアム前の売り場の端末に行って叩くと、なんと、今日の試合が出るじゃないか！しかも座席も選び放題。しかし、座席選択まで終わって、"カード入れろ"という表示が出たんで、よっしゃ、と思って突っ込むも、俺のカードはダメらしい。手持ちのカード3枚全部試したけど、ダメ。
ああああああ。これ、こっちにアカウントがあるカードじゃないとダメってことかぁ？カンベンしてくれよぉ。これ、チケットあるんだろお。まったく。
仕方なく、並ぶ。どうせ1時間だ。
ここで並んでると、前回カンプノウ〜ハイバリー〜メスタージャというちょっと有り得ないルートを偶然一緒になった人と会う。かくかくしかじかでー、という話をすると、
「あ。それインターナショナルカードだからじゃないですかね。電話で買う時も、そのカードじゃダメって言われることあるし」
やっぱそうなんか。
11:00になっても動きなし。11:30になっても動きなし。2人で、こりゃもうこないだと同じで売らないパターンだね、っつって列を離れてとりあえずいったん帰る。
キックオフは22:00なんだが、再出撃でカンプノウに着いたのは20:00前。
マリア・クリスティーナから入って、「チケット売ってくれ」カンペを持ってねり歩く。
何人か声かけてくるのと話した感じ、チェルシー戦よりも安い。たまにゴール裏で500なんていうバカな夢みた奴もいるけど、そういうのは笑い飛ばして相手にしない。
朝から思ったんだけど、この新年度で日本人が激減してるのも大きいのかも。チェルシー戦ではあれだけウジャウジャいた学生っぽいのがほとんどいない。
とにかく、まだ時間はたっぷりあるし、これならイケるなあと思いながら、声かけて来る人々と話してると、でました。トリビュナ2階席のソシオカード。これ、めちゃくちゃいい席やがな。
で、いくら？と聞くと、なんと、200。キックオフまで1時間半近くあったけど、これはいいよ。
ただ、何とか値切ってみようということで「えー、200かあ。150にしてよ」というと、ちょっと考えて「ダメ」
ふうむ。そうか、と思い10秒くらい考えた後、「じゃ、まだこの辺であたってみるわ。ありがとう」と言うと、向こうも「ちょっと待て、ちょっと待て」と言ってゴニョゴニョ。その結果、150でOKになった。チェルシー戦もそうなんだが、ソシオカードだと手元に半券が残らないんで、それが残念と言えば残念なんだが、それはもう仕方がない。
でもすげえいい席じゃん。しかも、これ、端末叩いた時に出た表示だと定価でも168だぞ。ソシオだと1割引でも150。まあ年間シートなんで、売らないと勿体無いというのはあるかもしれんが、キミタチ、売るのがヘタすぎ。
売り手はNachoとその友達で、2人とも推定ハタチ以下。たぶん、それなりにお金持ちなんだろう。じゃないと、あんないい席持てない。Nachoは英語が上手い。
で、まだまだ時間はあるが中に入ると、マジでいい席。VIPシートブロックの後方10列目くらい。Nachoが「ジョアン・ラポルタも見えるぞ」と言ったんで、「マジで！じゃクライフも見れる？」と聞くと、「クライフ、来れば見れる」とのこと。
キックオフ直前になって、Nachoが「来た！」と言うんで、前の方を見ると、ホントにクライフがいて、「ををををを、クライフじゃーん！」みたいな。ただのおっさんだったけど。
それにしても、あんなにいい席で見られるとは思わなんだ。
イムノにあわせて、スタンドはバルサカラーのモザイクプラカードで染まる。かっこええのう。
スタメン、江藤の左右にロナウジーニョとラーション先生。デコ、イニエスタ、ファン・ボメルの中盤と、プジョル＆モッタのセンターの左右にジオとオレゲール。まあ、メッシとマルケスが故障で不在だとこんな感じだろうな。
マドリーは1トップ気味のロナウドの下に、バチスタ、ロビーニョ、ベッカム、ジダン、グティ。DFはRプラボ、Sラモス、ロベカル、シシーニョ。まあ、ほぼベストか。ラウールとカッサーノはベンチだけど、そもそも銀河系全員を同時にピッチに出すのは不可能だし。
試合は開始3分でボメルがラインをすり抜けてシュート＆ゴールでいきなり先制！と思いきや、オフサイドでノーゴール。
ただ、バルサは圧倒的に攻めてて（翌日のMundoのStatsによるとポゼッション60%）、ゴールは時間の問題、と思ってたら、20分過ぎ、ボックスの中でラーションが倒れた。正直、マドリーに厳しい判定とも思った（ジャッジは終始、バルサ寄りだったと思う）が、とにかくファウルでゲットしたPKをロナウジーニョが決めて先制。
その数分後、オフサイドの判定をめぐって、ロベカルが線審に抗議。その抗議の仕方が確かにちょっとマズくて、「ああ？オメェ、どこ見てんの？」って感じでしつこかったせいもあってイエロー。しかも、ロベカルはこの前にも抗議で1枚貰ってて、これが早くも2枚目になるんで退場。スタンドは大喜びで、俺も「こりゃ、3-0は堅いぞ」と思ったんだが。。。
バルサは完全に支配してたんだが、ゴールには至らず。逆にマドリーは、このカウンター一発という感じでロナウドが隙を突いて裏を取る。
ロナウド、前に出ると強い。モッタが食らいついたけど、強力なハンドオフで前に出してくれない。デブだデブだと言われてるけど、あの大きな上半身は筋肉のカタマリなんだな。
バルデスと1対1。角度を消すために前に飛び出したバルデスだったが、その上を抜くループでゴール。1-1。場内はシーンと静まり返る。。。。
しかもその後、まだ前半だと言うのに、モッタが故障で引っ込んでベレッチが入る。オイオイ。水曜日の試合は大丈夫なのか？？
1-1で後半突入。バルサは何度もボックスに侵入したが、そこから5mが遠い。後半10分くらいでボメル→ジュリの交替。実質4トップに近い形で押しまくったんだが、不思議とゴールが近くなった感はない。
残り15分くらいまでは、「まだなんとかなる」と思っていたのが、10分切るとスタジアム全体にもエンパテのムードが立ち込めてきて、帰る奴等もいる。
ロスタイム、最後のプレーで右から入ったキレイなセンタリングに、ラーションがドンピシャ合わせたと思ったヘッドは枠に行かず。フラストレーション抱えたままタイムアップ。
バルサはボールを支配して攻めた割にはPKの1点だけ。マドリーは唯一と言えたチャンスをモノにして1点。しかも、こっちはモッタを失って、マジで水曜は大丈夫なのか？
メッシとマルケスはまだ使えない。モッタも退場の仕方を見た感じヤバそう。しかも引き分けでもダメという条件だけ考えると、チェルシー戦より厳しいぞ。
あああ。それにしても何のカタルシスもないままのエンパテかよー。
あの審判もヘボだったしな。多分、7〜8枚はカード切ってるぞ。然るべきプレーにはカード出すべきだけど、いくらなんでも大杉。マドリーは不当にカード食らってたもんな。
と、とにかくしょぼい試合を見せられた不満を誰かにぶつけたい俺なのであった。
マジで、これまでカンプノウで見た試合では最低。まあ、いつもいつもいいゲームを見られるワケじゃないってのは判ってるんだけど、わざわざここまで見に来て、しかもクラシコでこれだとな。。。
