重慶のエレベーター、いつもいつも混みまくりなんだけど、気がついた。
重量525Kgで定員7人まで。
一人アタマ、75kgかよ。普通に重量アウトになってるとしか思えないんだが。しかも、いちおうセンサーがあって8人目が乗るとアラームが鳴って動かないんだが、慣れてるヤツは知ってるらしく、
「もうちょっと中に入れ」
とか言って移動させるとアラームが止まって、8人で動き出したりする。
あれだけ酷使されてるエレベーターも珍しいことを考えると、ｶﾅｰﾘ危険なﾌﾝｲｷ。
午後、パスポートをピックアップ。1ヶ月で申請したんだが、3ヶ月くれてた。今回は1ヶ月でいいんだが、どうせなら次回おまけしてくれ、って感じだ。ともあれ、受け取ってからソッコーで駅へ。
広州行の直通電車は、九竜の駅で出国手続き、広州の駅で入国手続き。
以前、沙田の競馬場までは通ったことがあったが、そこから先は初めて。ちょっと外れると、緑が多くて香港とは思えない車窓風景。（なんだかんだで本質的には高温多湿の熱帯だか亜熱帯なんで、ほっとけばこうなるんだろう）
中国との国境（ではないな、今や）あたりも、ちょっと郊外の町って感じなんだけど、境界（金網がずっと続いてた）を超えるといきなり大都会深圳のビル群が出現して、ちょっとﾋﾞｸｰﾘ。
少なくとも20年くらい前までは、何もない野原だったと思うんだけど、整然とした街並みに高層ビルがっつんがっつん建ってて、圧倒。
事実上、ほとんどの都市が開放経済になった今の立ち位置はよく判んないんだが、それでもこういう都市が、無数にできつつある中国のパワーはやっぱすげえなあ、と実感。
1時間50分くらいで広州東駅着。
両替所があったんだが、電気は点いてるものの、人影なし。
「おーい」
という感じで呼んでちょっと待つと、おばちゃんが出てきた。おお、これで何とか無事両替できるぞ。とりあえず\10,000だけ両替。667.9元ゲット。
何はともあれ広州脱出用のチケット確保のためにチケット売り場へ。予想通りの行列。30分くらい並んで、やっと俺の番だ。窓口はいかにも中国のおばちゃんで、前の人々が買ってるときも大声で怒鳴るように話してたんで、ああー、ウザがられると嫌だなあ、と思いつつ、
"明天 K36次 広州→桂林 硬臥"
と書いた紙を見せる。
俺が外人だと判ったらしく、ちょっと優しくなったものの、端末叩いた結果は
「没有」
あー、そうかあ、じゃあもう明後日でいいやあ。と思いつつ明後日という単語は知らんので、
"星期一"
と書いてみせる。おばちゃんは、よしよし、という感じで再度端末を叩くと
「有」
ということで、明後日の月曜日（=星期一）の桂林行をゲット。やれやれ。
東駅から地鉄で広州駅まで移動して、駅そばのホテルに飛び込むと、もうほとんど夜。
香港は傘が要らない程度の小雨だったのが、広州では傘が欲しいくらいの小雨の中、地鉄で市街地まで出る。
広州の地鉄は、上海同様に近代的。英語の表示もちゃんとあって迷うことはない。もっとも日本人にとっては漢字でも何とかなる程度だけど。
歩き方（例によって図書館で借りて、要るページだけコピーしてきた）に載ってた、”食在広州”の酒家は、22:00まで。こういう所で問題なのはやはり1人だということで、混んでるところに入るのはちょっと憚られる。それにちょっとしたグレードの店であるのは間違いないし。
ここでコーヘイとか出現しないよな。。。
ということで、あえて21:00くらいに入ってみた。
遅すぎたらしく、客はほとんどいなくて、数少ない座ってる人々も、ほとんど帰りそうなフンイキ。
うーん。でも、あと1時間あるし。ということで、お姉さんに
「1人なんだけど、晩メシ食える？ 急いで食うから」（英語でｗｗｗ）と聞いたら、腕時計を見ながらも、「ええい。こっちに来なさい」という感じで中に入れてもらえた。
とりあえずビールたのんで、メニュー見るが、よくワカラン。
そうすると、さっきのお姉さんが来て、「ええい、これを食べなさい」というので、素直に指示に従う。
ウマかった。うん。
さすがに食在広州だ。中華4000年の味。
食ったのは、蒸したトリとチンゲン菜に薄味のソースがかかったのと、あとはブタのスペアリブだったが、とにかく前者はウマかった。やっぱトリだな。トリがいいんだ。アジアでたまに食う、あの、バカみたいにウマいトリで、きっといいトリを使ってたに違いない。普通に食う量産型のブロイラーとは違うのだよ！！（byシャア少佐）
うーん。それにしても中国人は料理の天才。
広州の街には、ちょっと歩けば麦当労や肯徳基が見つかるんだが、とてもじゃないがあんなアメ公のエサを食う気にはならんぞ。
それなりに急いで食って、閉店10分前に完食。勘定は110元。やすっ！！！日本だとファミレス並じゃないか！！
P.S.
それにしても中国人というのは、どうしてああも駅にたむろって、地べたに座り込んじゃうんだろう？？
邪魔だし、何よりも、見苦しいんですけど。
