We are all yellow.

gowest_lookeast2006-07-28

朝起きたら8:00だった。
この時間ならまだ団体ツアーは朝食だと踏んで、外に出るとやっぱり圧倒的に人が少ない。普通に歩いてる人はいるけど、それでも多いときの百分の一くらい。小一時間ぶらついて、何枚か写真撮る。まったく、昼間は写真を撮る気さえ起きないから。

テキトーなカフェに入って、朝食してたら、ツアーの旗を先頭にツアーがどんどんやってきて、メインに近い通りの店の窓側に座ってたんで、ほとんど見世物状態で食う。それでも、外のテーブルじゃなくてよかった、って感じ。



昼からチャリンコ借りて、白沙へ。
3〜4時間走って戻ると、腕が真っ赤に焼けてヒリヒリ。気温は大したことないんだけど、日差しが強くて、やっぱ高地なんで紫外線が強かったらしい。これは、ラサへの教訓になるな。日焼け止めとリップクリームは持っていかないと、かなりヤヴァイだろう。
あと、借りたチャリンコが体に合わなかったのと、サドルが硬すぎで、石畳の道がモロに響いてケツが痛い。
白沙には、中国人団体はゼロ。観光客も、白人が少しいるくらいで、静かな古い町。というか、村。


夜、晩メシ食ってると、突然、店が混んできて、中国人の家族と合席でもいいかというんで、別におっけーよ、と言うと、3人家族が来た。それはいいんだけど、お父さんがお酒をオーダーして嫌なヨカーン。
と思ってたら、見事的中。杯が来て、お前も飲めと。

で、どう見ても、マズそうなの。その酒が。ポケットに入るような小さなフラスコボトルみたいなんだけど。でも、なんかむげに断るのもアレだし、8.15を前に日中親善のためだ、と思って仕方なく飲む。
スゲーまずかった。


ああ、8.15で思い出したが、8.15にはもう日本にいるわけで、それはやっぱり小泉クンが8.15参拝決行した時に中国にいたりしたらシャレにならんなあ、というのも多少は考慮に入れてたというのはあるんだが、しかし冷静に考えると8.15以前に決行する可能性にも気がついて。
しかも俺は8.2には、重慶というヤバめの街に入るのが決まってる事を考えると、そこらへんでやるのは勘弁して欲しいなあ。
ただ、こりゃ当然と言えば当然なんだけど、移動、食事諸々の時に、そこら辺の人々と話してるぶんに、俺が日本人で何がどうこう、というのは全くなくて。
加えて、少なくとも、ごくごく一般人レベルの彼らにとっては、欧米人よりも、俺らを相手にする方が障壁が低いんじゃないか、という風に見える。広東とか雲南という地域柄もあるのかもしんないけど。それでも、街なかで売ってる若い子が見るような雑誌を覗き見すると、日本文化で溢れてるし。


あまり根拠はないんだけど、日中の経済格差について言えば、なんぼ中国の経済発展が凄くても、俺の年ならギリギリ逃げ切れるくらいじゃないかと考えながらも、そこから先はかなり怪しいと思ってて、そう考えると媚びる必要はないけれど、使える物は使いまくって、うまいこと付き合っていくのが賢明じゃなかろうか。などと考える今日この頃であった。