職歴

もうずーっと、食っちゃ寝、食っちゃ寝の生活で、凄いヤバイ。
朝っぱらから「花より男子」の再放送(主人公があの、みずほ銀行のCMに出てる女の子なのだよ。ぐふふ)とか見たりして、完全ニート状態。
だからという訳でもないが、色々と考えて、T坂さん宛にレジュメを出した。英文も作れ、とのことで、前に書いた時のが残ってると思ってたんだけども、どっかに消えてる。仕方なく、最初から書くことに。久々にマジメな文書を作る。


ガーッと書いて改めて見てみると、2年間の空白もさることながら、V社の在籍わずか8ヶ月ってのも、大したツッコミ所だ。果たして、こんなんでまともな面接になるのか、というかそもそも本当に面接してくれるんだろうか。。。


ちなみに、英文の方の2年間は、
From Oct.2004 to Dec.2006
Travel around the world. I have traveled around most of asian, middle eastern and european countries and some of south american countries. I have met hundreds of local peoples and travelers and also touched their cultures.
とか、テキトーな感じ。でも、ちょっとエラソー。




「殺人の門」 東野圭吾
駄作だと思う。それも、かなりの。主人公がバカすぎて、全く感情移入できず。


終戦のローレライ」 福井晴敏
傑作。「亡国のイージス」は、それほど面白いとも思わなかったし、ピンと来なかったのだけど、これは紛れもない傑作。
個人的には、超能力者みたいなのを使うのは禁じ手だと思ってるので、途中までは多少「なんだかなあ」と思いながら読んでたんだけど。(だから俺は宮部みゆきがあまり好きではないのだ)
軍の中のはぐれ者や、ある種の屈託を溜め込んだ者が集められ、極秘の特殊任務に就いて不条理とも言える障害を乗り越えていく、という使い古された筋書きながら、全然厭きずに読ませるのは大した筆力。福井晴敏は何かのインタビューで、影響を受けた作家として高村薫を挙げていたが、まさに高村薫の匂いのする文体もチラホラ。
そして、何よりもいいのは、これが戦争アドベンチャーでありながら、根底にあるのは、反戦だとか現代日本への嘆息といったありきたりのものではなく、実はシンプルなボーイ・ミーツ・ガールの物語だったりする所だと思う。後日譚だけは、もっと端折っても良かったと思うけれど。


「風魔」 宮本昌孝
久しぶりに時代小説を読んでみた。要するに忍者物=スパイ物なんだが、そのせいなのか、誰と誰が敵味方なのか、複雑すぎて脳内もやや混乱。豊臣〜徳川期のお話で、当時の関東の様子はいい感じに描けている。ウンチクもまずまず。しかし、やっぱり歴史エンターテイメントというジャンルには、司馬遼太郎という途方もない大巨人がいるだけに、何かと比較してしまうんだよな。。。



"The Information" Beck
で、Beckの新譜である。
相変わらず迸る才気、ながらここの所の高値安定は不満でもある。
個人的には、Prince以後のポップの世界で、売上げと創造性を両立できる唯一の存在がBeckじゃないか、と期待してるんだけど、もう一つ突き抜けが足りなくないか?
Princeの全盛期は、新譜を出すたびに自らの持つ世界新記録を更新し続けるような圧倒的な創造性があったんだけど、あれくらいブッ飛んだアルバムを出してくれないかなあ。
Beckなら、もっと、もっと出来ると思う俺は何か勘違いしてるんだろうか。