ツェッペリン、ハードロック & ギター

沢尻エリカは、Zeppelinのファンらしい。まあ、10代の真っ当なロックファンならば、それ程おかしい話ではないだろう。ロックというのは、古典帰りして聴かれる音楽なのだ。
で、その沢尻エリカは、例の一夜限りのロンドンでの再結成ライブに招待されたらしく、そりゃ羨ましいと言えば羨ましいが、じゃあ仮に自分がいまだにフラフラしている身であったら自腹で行ったかというと、多分行ってないだろう。正直、大枚はたいて見たいという感じじゃあない。日本に来れば行くような気はするけど。
だって、きっとヒドいパフォーマンスだぜ。Jimmy PageRobert Plantだもん。Mick Jaggerなら凄いモノを見せてくれるとは思うけど、ヨボヨボの2人を見てもこっちもキツい。これがツアーとかいう話なら、ギグを重ねてシェイプアップされてくる可能性もあるんだろうが。(10年くらい前に武道館で見た、Page Plantは悪くなかった)


で、先週、客先に行く前に微妙に早かったので、近くにあった本屋で立ち読みでもして時間つぶそうとしたら、Playerの表紙がVan HagerではないVan Halenだった。20年前からすると信じられないようなヘアスタイルのエディ・ヴァン・ヘイレンとデイブの写真。
思わず固まってしまったんだが、ずううっと噂だけあった再結成(というか仲直り)ツアーがどうやら始まったらしい。で、ベースはなんと、エディの息子16歳らしい。
要するにベーシスト16歳の親父がギタリスト45歳とかで、ドラムスが伯父さんで50歳とかで、ボーカルはギタリストの友達であるところの半狂人45歳www
なんか、もうめちゃくちゃやな。


しかし、これは見たいぞ。ボーカルがデイブなら、是非とも見たい。そもそもエディのギターも生では見たことないし。
俺の厨房、工房の頃のまともなハードロックバンドと言えば、Van Halenしかなかったもんな。あとはLAメタルと称していた人々が居た(RATTとかMotley Crueとか、ああいうの)が、俺にはどうしてもああいうのが理解できなかった。
なんつっても、エディ・ヴァン・ヘイレン様やぞ。メイクとかせんでも、ギター唸っとるやろ。ライトハンド炸裂やん!みたいな。で、我々は、エディのギターを言い訳にして、マイケル・ジャクソンの「スリラー」を聴いたりしてたワケだwww


というわけで、無性にVan Halenが聴きたくなって、図書館で1stから1984までの6枚組ボックスセットを借りてきた。恐るべきことに、港区図書館にはこういうものが置いてあるのだ。
で、シコシコとエンコしてHDDに落として10年ぶりくらいに聴いてみたんだけど、カッコエエわ。音自体はやっぱ古臭い(Zeppelinの凄さはここだ。全然古く感じない)んだけど、それでも1stと"Diver Down"のカッコ良さは異常。
思わず自作ベスト盤とか作ってしまった。カセットテープ時代だったら、朝から晩まで1日潰してやっと完成という感じだったんだろうが、ファイルを選んでフォルダにまとめてタグエディタを使って、正味1時間もかからなかった。
技術の進歩は凄いがしかし、ライトハンドは永遠だ。(意味不明)



最近読んだ本
李朝滅亡」 片野次雄
「サウスバウンド」 奥田英朗
「片想い」 東野圭吾
オシムジャパンよ!」フィリップ・トルシエ
「敗因と」 金子達仁、戸塚啓、木崎伸也
「天涯の砦」 小川一水
「『正しい戦争』は本当にあるのか」 藤原帰一
「越境者たち」 森巣博
「グルーム」 ジャン・ヴォートラン


掛け値なしに面白かったのは「サウスバウンド」。上手いよ、奥田英朗は。話自体は、大したものでもないけど、とにかく上手い。木曜夜寝る前に最初の10ページくらい読んでから寝て、金曜の通勤往復で読んで、あとは金曜夜に一気に最後まで読んで、気が付いたら3:00とかだった。これだけ強力なPage Turnerは久々。