最後に勝つのは?

オランダがコロっと負ける、という事以外は、ことごとく予想を外しまくっているユーロ。
トーナメントに残っていた中では唯一応援していたトルコも残念ながら準決勝でドイツの前に敗退してしまい、オスマン帝国軍がウィーン包囲して以来の欧州制覇の夢は破れてしまいました。。。


もう1つの準決勝になった今朝未明のロシアvsスペイン。根拠もなく、どうせスペインがコケてロシアが勝つんだ、と思っていたら、またまた外れてスペインが3-0で勝利。
(後半の先制ゴールは素晴らしくビューティフルなゴール。スペース目掛けて出したイニエスタの低くて鋭い弾道のパスは、大きなロシアDFの間を抜くまさにピンポイント。そこに飛び込んだシャビも綺麗にボレーで合わせて、見事なゴラッソ)
この先制点の後、ロシアの足が止まってしまいました。2点目はセスクの浮き球スルーパスにグイサが反応して、FWらしいゴール。
トドメはまたもやセスクが左から侵入して出したクロスを、ここまで再三チャンスに絡んでたダビド・シウバが決めて終了。
VIP席で見ていたスペイン皇太子と皇太子妃の喜びようが印象的でした。我が国でもああいうシーンを見てみたいものです。
セナが底を固めて、その前にシャビ。も1つ前にダビド・シウバとイニエスタが前に張り出す形のスペイン中盤というのは上手く回れば強力無比。たまたまビジャの負傷交替でセスクが出てきたので、1-5-4というのか、1-4-1-4というのか、恐らくそういう感じだったんだろうと思いますが、日本がマネをする必要はないけれど、個々の動きも含めて大いに参考にするところはあるのではないかと。
(それにしても、セスクは中盤の選手としては異次元のステージに足を踏み入れつつあるような気がします。マラドーナともジダンとも違うけれど、やはり異能の人というか)


その他にも、セルヒオ・ラモスの攻め上がりなど、スペインのいい所が存分に出た試合(足りなかったのはトーレスのゴールだけだったのでは?)でしたが、決勝の相手はドイツ。
恐らくドイツ人以外のサッカーファンは、圧倒的にスペインを応援するんでしょうが、こういう試合で空気を読まずに勝つのがドイツですよね。さらに、こういう試合で散ってこそスペインのような。ということで、俺の予想はリネカーと同じく。
フットボールというのは非常にシンプルなゲームだ。22人で90分間ボールを追いかけるだけ。そして、最後に勝つのはいつもドイツ」