連敗。。。

gowest_lookeast2008-08-20

早くも疲れてて、俺は寝ていたかったのだけど、Tちゃんは行く気マンマン。
豊台のソフト場(というのだろうか?)までタクで行ったが、めちゃくちゃに遠い。ほとんど高速みたいな道を飛ばす。


チケットの元値は、内野50元、外野30元。
ダフ屋は少ないが、チケット探してる奴も少ない。カンペ出して早々に外野2枚を200元で確保。ちょっと離れている席だったけど、まあいいかと。
チケット探してる日本人のお兄ちゃんが「ダフ屋、いますか?」とか言うので、「いるけど、これ(カンペ)出さないと、食いついてこないよ。俺、これから受け渡ししてくるから戻ってきたら、これあげるよ」
なんで、みんなカンペの準備をしてこないんだろう??こういう旅ではマジック必須だと思うんだけど。


天気は基本的に曇り、時折太陽が出る。いちおう日焼け止めを持ってたので、軽く塗っておいたけど、必須という感じではなかったと思われ。何も食ってないので、クラッカーだけ買ってスタンドへ。
ソフトボールも生で見るのは初めてだったけど、当然ながら野球に比べるとフィールドが狭いので、外野席でもやたらとホームまで近く感じる。
バックネット傍には20秒をカウントダウンするデジタル表示。ピッチャーは20秒以内にボールを投げなければならない、というルールがあるのだ!これはマジで知らなかった。


スタンドは半分程度の入り。6割が中国人、3割が日本人、残りがアメリカ人ってとこ。
当然っちゃあ当然なんだが、中国人の大半はソフトボールのルールなんか全く知らないらしく。とはいっても、バレーボールやバスケットと違って、見てれば判るという類のゲームでもなし。。。俺らがクリケットを観ても理解できないのと同様に、中国人も何が何だか、という感じだったに違いない。もっとも、彼らにとってはオリンピックを見た、という事実の方が大事なわけで。
それでも俺の隣に父、という並びで見ている中国人家族。なんとなく3つが1カタマリでゲームが進行していると理解できたらしく。ただ、ゲッツーとかランナー2塁でヒットが出て本塁クロスプレイになったりとかいう時は、ワケワカラン状態だったに違いない。
しかも、いつゲームが終わるのかさえも判らなかった筈で、7回ウラの日本のサヨナラのチャンスの時にお父さんが食いものを買いに行ったのはワロタ。あと30秒で終わるかもしれなかったんだぞ!!!



さて、日本の先発はエース上野。スコアもカウントもスピードも、外野席の電光掲示板にしか表示されないので、いちいち後ろを振り向いて確認しないといけないんだけど、アメリカの先発がほぼ100km/h台なのに対して、上野は110km/hを超えてくるので、ざっくり10km近くは速いことになる。単純に考えると、野球の140kmと150kmの差以上のものがあるわけで、やっぱりこれはとっても速いということになる。


ところが、それで上野が相手を抑えていたか、日本が相手を打っていたか、というと、そんなこともなく。
散発ながら、上野はヒットを打たれる。意外と三振が取れず、ファイルで粘られることが多い。1度だけ2塁にランナーを置いたけれど、7回まで4安打。
打線はさっぱりイケてないことに、6回まで1安打。全くもって点を取れる気配ナシ。
7回ウラに、フォアボールとこの日2本目のヒットで初めて2塁までランナーが進んで、「こ、これはムード的には押され気味ながらも1チャンスでサヨナラ勝ちか?!」と期待したが、タイムリーが出ずに8回からタイブレイクの延長突入。


タイブレイクは無死2塁から始まるわけだが、こうなるとヒット1本出れば1点。これまでの例を見るに、日本とアメリカ、どっちに先にヒットが出るのかというと、それはアメリカの方に出る可能性の方が高そうなわけで。運次第では日本も点を取れる可能性はあるけれど。


そんな中で、いきなり先頭打者のセカンドゴロ→サード送球が野選。明らかに間に合わないタイミングだったのに。これでなんと無死1、3塁。ウラの攻撃が残っているとはいえ、これは絶対絶命。まずいまずいまずい。何としても三振が欲しい。ということろで上野が根性見せて、2者連続三振。最後はピーゴロに仕留めてピンチ脱出。


これはいい流れだ。1本出て勝つパターンじゃね?!と思ったが全然ダメだった。
いきなり先頭打者がバント失敗。ていうか、バントって。。。3人打たせて1本で本塁突入、というのに賭けるべきだと思ってたんだけどな。
あっさりと8回ウラ攻撃が終わって、9回。
あっさりとタイムリーが出て、遂にアメリカ先制。。。
その後、フォアボールを出して(この日2回目の20秒ルールに引っかかったのが痛かった!)、ドカベンみたいな巨漢(いや漢じゃないけど)の4番に、打った瞬間それと判るホームランを食らって万事休す。1点ならばヒット1本で取れる可能性はあったが、4点は。。。


果たして9回ウラ、ヒットで1点を返したものの、4-1。
正直、投打ともに力負けという感がアリアリ。10回やれば2回は勝つかもしれんが、8回は負けるな、と。勝つなら先制点を取って上野が守りきるパターンしかないんじゃないか。

この後、夕方の3位決定戦に勝って、明日再度アメリカとの決勝になるけれど、正直、キビシイ。これよりも同時刻開催のなでしこジャパン3決で銅メダル獲得の方が可能性、あるんじゃね??ということでTちゃんとは意見が一致。

チケットは2試合分で、第2試合(恐らくオーストラリアvsカナダとかそんなの)も見られたんだけど、当然そんな気力もなく。。。


帰りは、なんとなくシャトルバスに乗って公主墳まで行って、地下鉄に乗り換え。東に向かって移動中に「昼メシ、何食うべ?」という話になり、Tちゃんが「餃子くいたい」と言い出したので、ガイドブックに載っていた、西単の南にある餃子屋へ。
ビールと餃子。王様やん。中華万歳やん。北は粉物だよなあ。ということで2人で餃子ばかり計50個食って大満足。


ホテルに戻って休んでいると、Mっちが合流してきた。
んじゃ、行くか、ってことで、地下鉄で五棵松へ。
期待通り、月曜朝のカナダ戦に比べるとダフ屋が多い。言い値も500〜800程度なので、これなら十分ターゲットになりそう。
ただ、3連番はそんなにないけれど。それでも10分くらいカンペを掲げてさまようと、3枚で1000元まで下がったので、プレイボール30分くらいだったし、これで手を打つことに。地下鉄に下りる階段まで行って、人の目を避けながら受け渡し。まいど、ちょっとドキドキですな。捕まったら捕まったで、ネタにはなるのでいいとは思うけれど。中国人はキャンプまで連れて行かれるんだろうけど、ウチらは最悪でも公安連行で大使館の人がくらいかなあと。


スタンドは7〜8分程度の入り。立派な芝生が張られているフィールド。席はA座(一応、内野扱い)とはいえ、ほぼポール際。最後は移動して1塁のそばまで行ったけれど。


昨日、中国に大勝して4位以内を確定させた日本。
1位は全勝の韓国。2位は1敗キューバで確定。今日の試合で勝った方が3位で次の準決勝はキューバと対戦。負けた方は4位で準決勝は韓国と対戦。
俺は正直、どっちが相手でもいいやん。と思ってたが、2人は「絶対、韓国の方がいいよな」と。ただ、そのためには今日負けないといけないので「複雑や」と。
それに加えて、俺とTちゃんがebayで確保したチケットは1位vs4位の準決勝第1試合。これは単に手ごろな値段(2枚で$80)で拾えたから勝ったまでで、安ければ両方押さえるつもりではあったんだけど。とにかく持ってるのは日本が4位で抜けた場合のチケットのみ。3位になったら、この手持ちの第1試合を売り捌いて、第2試合を探すことになる。それだけが面倒だな、と。
いずれにしても、3人ともに、複雑な心境での試合。



さて野球については、メンバー選考の時点では、打線は問題なさそうだけど、投手がなあ。あと、守備走塁コーチが山本浩二ってのも。。。
というのが俺の感触。特に上原と岩瀬の不調が一番気がかりで、頼れるのは藤川だけ。出来れば抑えをもう1人(しかし外国人を除くと抑えの適任者は広島の永川しかいない。全員セリーグじゃん)入れときたいなあと。
ところが実際に始まってから、初戦はダルビッシュが打たれたけども、その後は投手陣が頑張って、どっちかというと打線の方が打てないという、俺の予想とは全く逆の事態。


そんな中で今日の先発は、なんとダルビッシュ。準決じゃなかったの?確かに杉内は中4日になるので、ちょっとキツいけど、半ば消化試合だし、細かく繋げばいいだけじゃん?と思ったりした。
ダルは2回をパーフェクトに抑えた後、3回から田中将大にスイッチ。田中は、3Aとはいえ7回までの5イニング、アメリカ相手に見事なピッチング。将来を見据えて田中将大をメンバーに入れたのは非常に正しい選択だったと思う。


ところが、打線がとにかく打てない。川崎が9番で復活したのは心強いけれど、川崎、西岡のどちらかが先頭で出塁するパターン以外に、点を取れる雰囲気がない。中島とかG.G.佐藤は長打力を買って入れたメンバーの筈だけども、これが全然打てないと厳しい。


両チームともゼロ行進で、9回終了。10回も終わって、遂に11回からタイブレイク突入。また朝に続いて、夜もアメリカ相手にタイブレイクかよ。嫌な予感が見事に的中。
10回から登板した岩瀬。11回表無死1,2塁からセンター前で、先制を許す。と、これは仕方ないにしても、連携ミスでセンターの青木が送球できず、なんと、1,3塁を残してしまう。これが痛かった。せめてどこでもいいから内野に投げておけば1,2塁で止まった筈なんだけど。何が悪かったのかはよく覚えていないけれど青木1人のせいじゃなくて、川崎も荒木もセカンドに入ってなかったと思われ、ここも問題。


この後で、岩瀬が連打を食らって、1,3塁が続くという最悪のパターン。"U,S,A! U,S,A!"というコールがアタマに来る。お前ら、大分県宇佐市民か?
結局、岩瀬は4失点。ミスも絡んでいる上に2イニング目なので、気の毒といえば気の毒ではあるけれど、カタログ通りの性能ならば、無死1,2塁でもゼロに抑えることを期待しているわけで。いずれにしても、この後、岩瀬は競っている場面では使いづらいなあ、と感じた。


11回ウラ。無死1,2塁から。走者は西岡と荒木。こういう場面で一番ヒットを期待できる青木は、なんと、三振。一番三振しそうにないバッターなのに。荒井も倒れて、ああダメか、と思ったところに、稲葉、中島が連続タイムリー。俺らも連続で絶叫www
4-2として、2死ながらなおも1,2塁。川崎のところでワイルドピッチの間に2,3塁となったので、川崎を歩かせて満塁。
これは、ひょっとしてひょっとするのか?!
ぜーんぜん打ててなくて打率.075くらいだった里崎に代打で阿部慎之助
おいおい、これは、マジでひょっとしてひょっとするぜ! サヨナラ慎ちゃん。こうなったら、明後日のチケットが面倒くさくなってもいいから、とにかく勝ってくれよ!!!
という願いもむなしくファウルフライで試合終了。対アメリカ、本日2連敗。orz....


けど、点の取られ方はともかく、最後に2点取ったのは悪くない。最後の2試合に連勝すれば金メダル、という戦略は変わっていないし、韓国に連敗するわけねえ。
"U,S,A!"コールをしているアメ公を尻目に「まあ、ええわ。最後には俺らが勝つ!」ときっぱり言い切って球場を後にしたのであった。



西単まで出て、タクで鼓楼の東の南鑼鼓巷まで行って、新疆料理。この辺はパッカーが多いらしく、遅い時間なのに白人も数人。
ここでうんこしたくなったので、注文は2人に任せてうんこしに行った。店内にはトイレがなくて、南鑼鼓巷まで行けと。はいはい。

で、行ってみると、いきなりドア無しの仕切りのみで、先客あり。いや、厳密に言えば仕切りはあるが、4つ便器が並んでいるのに、2つずつを仕切る壁しかない。そしてなぜか、4つならんだ便器のまん前に洋式が1つ。最大5人が同時にコトを致すことが可能ではあるが、その状況でこの洋式を使うのは相当勇気があるというか、余程の緊急事態でないかぎり使いたくない、みたいな。(4人の視線を集めながら致すことになる)


先客が目に入って思わず反射的に、「おお、ニイハオ」と言ってしまったら、向こう(中国人のお兄ちゃん)も「ニイハオ」と言ってくれて、ちょっと笑ってしまった。
ここで怯む俺ではなく、とはいっても流石に片方の2つ空いている仕切りの方にしゃがんだけれど。
ドアがないのはアレだが、便器は普通に綺麗だった。驚いたことに水洗だったし。でも水洗に出来るのなら、ドアくらいつけろよ、とも思った。


無事に脱糞したあと、店に戻ったらビールと羊肉串とラグメンが来たところ。すばらしい。
トイレの報告をしたら、Mっちはバカ受け。食後に写真まで撮りに行きやがった。