拡声器からのアザーンの唸り声で起こされた。腕時計を見ると5:00だった。
Tunisでは俺の部屋では聴こえなかったんだけどな。アザーン。まあ、ここはイスラムだし仕方ない。
のそのそと準備して朝食摂ってチェックアウト。
10:00出発。砂漠の中の道(舗装路ではある)を100km/hオーバーでぶっ飛ばす。
砂漠とは言っても、やはり砂礫漠。
途中、カフェ(と言えるシロモノでもないが)で休憩。ここを訪れた旅行者が名刺の類を残して壁中に貼ってあった。こういうのってさ。まあ旅行関係のヒトは判るぜ。仕事で来てるんだから。けどフツーに観光で来て、なんで名刺持って来てるんだ？俺的には有り得ないんだけど。日本人もいたんだよな。アクセンチュアだの、キッコーマンだの、文部科学省だのって全然仕事じゃないだろ、オマエら。名刺なんか持ってくんなよｗ
12:00過ぎにはKsar Ghilane着。そりゃあれだけ飛ばせばね。
ラクダの溜まり場は、なんだかあのTibetのKailashの麓の村にフンイキが似てたな。
ラクダに乗って砂漠に出るのは夕方からなんで、テントで休み。ぼけーっと本とか読む。
しかしやっぱり砂埃がすごい。あっという間に本もざらざら。とてもじゃないけどコワくてPCなんか出せないわ。
で、夕方からラクダでサハラへ。
すごいね。やっぱし。
Silk RoadでもEgyptでも砂漠には行ったけど、やっぱり砂だけの世界ってのはそうそう見ることができないんだが、ここは本当に地平線まで砂だけだった。まさに果てしなく続く砂の海。
ところで2時間くらいラクダに乗ったが、けっこうグッタリ。平坦なところでも結構揺れるし、砂漠なんでアップダウンの傾斜が多いんだけどとくに前下がりのところでは、ジェットコースター並に突っ込んでいく感じなので、捕まりっぱなし。一応握る部分はあるんだけど、物凄く握りにくい形になってて手が痛くなった。あれなら歩いた方が良かったかも。あの揺れではラクダの上からマトモな写真なんか絶対に撮れっこないし。
まあ、だけど、サハラを見るというのは1つの目的でもあったので、これはきてよかったな、とは思った。当然っちゃあ当然だけど。
夜、星は大したことなかったな。
