着いた日、次の日とアホみたいに暑かったが、昨日の夜から雨が降って一気に涼しくなった。半袖だとちょっと肌寒い。歩く人の多くは上着まで着てる。
うー、寒いぜ、とか思いつつ、とりあえずチケットを探さないと。
ということで街に出る。案の定、今日は両軍サポが市街地にうじゃうじゃ。おるわおるわ。
しかしどっちも赤白の縦縞で、最新シャツだと微妙に色合いも違うんだが、そもそも全員最新で統一されてる訳もなく、近寄ってみないと自軍か敵軍かは判別不明。あの、バスクの帽子を被ってると一発で判るんだけどね。
ファンサイトは2箇所あって、昨日も設営してるところをみたチャウスェスク宮殿前はBilbao側。遠い方はAthletico側。
当然ながら行くのはBilbao側。当然ながら"QUIERO UNA ENTRADA"のカンペを掲げて練り歩きながらオフィシャルショップを覗いて、空いてるうちに記念スカーフとプログラムを購入。
まだ人も少ないし、ファンは街中でビール飲んでるのが多いし、ってことでいったん外に出てぶらぶら。何人か声をかけてきたBilbaoファンもいたが、軒並み高い。ってか毎度のことながら、売る気なんかないクセに冷やかしで声をかけてくるのもいるけど。
しかし、そんな中で救世主出現。集団で来たがどうやら余らせてるチケットがあると。で「いくら？」と尋ねると仲間うちでLeiに換算し始めたらしいが面倒になったらしく、25ユーロとのことｗ。どうやら地元では定価25ユーロだったらしい。要するに定価で売ってくれると。すばらしい。まさにそういう人々を探してたのよ。俺は。もっとも、まさか5ユーロ単位の交渉になるとも思ってなかったので、そもそも5ユーロ札の持ち合わせがないｗ面倒なので30ユーロ払った。いや、どう考えても超ラッキーでしょ。これは。
ということで、チケットゲット。試合は欧州中央夏時間20:45=東部だと21:45になるし、まだ時間あったので部屋に戻ってちょっと休んでから再出撃。昼あたりからスタジアムに向けて無料シャトルバスが出てたんで、これで。
さすがにキックオフが近くなってきたんで、ちょっと並んだが、まあそれでもかわいいもんでしょ。しかし、途中から凄い渋滞。見てると、ツアーを仕立ててきたバスも含めて大渋滞になってる感じ。こりゃもう進まんぞ。ということで降りて歩くことに。まあみんな方向は同じだし、おおよその位置も判ってたんで、問題はないけど。
ちゅーことで、中に入るが、これがセキュリティがメッタクソ厳しい。ひっかかるものは特に持ってないけど、完全に手触りで丹念に服装までチェックされる。これでまたゲートが大渋滞で押し合いへし合い。まあラテンだわｗ ドイツとかイングランドだとあそこまでダンゴにならずに整然と並ぶし。
で中にはいるとこれがすんばらしいスタジアムで。日本にはまだ無いと思うけど、最新スタとたまにあるNBA型のスクリーン中央吊り下げ式。
そして会場のデコレーションとか、雰囲気もやっぱFinalのそれだよなあ。なんだかんだで華やかなんだよ。Finalは。CLの1/2 Finalともやっぱ違うしね。
俺の席は上段コーナー。当然周囲は完全にバスク人。ふほほほ。素晴らしい。
キックオフ前の簡単なショウで、たぶんKnock Outに残った32チームのエンブレムが出てきて、最後の2つが残るという演出で大盛り上がり。
そしてバスク旗を掲げるこちらサイドから、スペイン国旗を掲げる向こうサイドに向かっては"Puta Espanyol!!!"の連呼。まあそらそうだわな。
で、試合なんですがね。完全にやられたね。キレキレのFalcaoを全く捕まえられず。たった一人に。ぜんぜん止められんかった。
1点目はあそこしかないというコースに蹴られたスーパーゴール。
2点目はミスから始まったとはいえ、あの切り替えし＆反転シュートはやっぱ超一流のストライカー。
逆にこちらの攻撃はスペースを潰され続けたせいか、精度が足りず。結果論ながら28番のIbai Gomezがスタメンだったらなあ、という気はしたけど。
ダメ押し3点目からBilbao側はもうお通夜状態。
試合後のMuniainの爆泣で俺までちょっともらい泣きしてしまった。
帰りもシャトルがあったはずなんだけど、大混乱でそもそも乗り場が不明。それでも街の方角は判ってたんで、どうにかなるべ、と人の流れに乗って歩くと、まだMetroが動いてた。ラッキー。きっと今夜は特別なんだな。恐らく開催条件に公共交通機関での足の確保もあったはずだし。
で、駅に入ろうとすると、初めて気が付いたんだけど、メトロの駅名は今日だけ選手の名前になってたんだな。で、最寄りの駅名は"FALCAO"。ふざけんなよ。。。
