「あっち側」

gowest_lookeast2013-07-21

まずは昨日の続きで脱出チケットを買いに。
カウンターのお姉さんはなんと紙(しかもまっさらな紙にこれまた手書きで日付とクラスを並べて書いただけ)の上に手書きの「正」の字で客数管理していたんだが、大丈夫なんだろうか。。。。
港行きのシャトルバスは13:50発の1本だけらしい。ネット情報だと12:00以降数本あるって話だったんだけど。しかしフェリーは16:00発なんだぜ。チェックイン締切が30分前だとしても、けっこうギリじゃん。
しかもバスが出る場所はどうやら駅前右手にあったバス溜りのあたりらしいってことは判ったが、何らかの理由で乗れなかった場合、自力タクを使うハメになりそうだし。しゃあない、早めに東港までバスで行ってそこからタクるか。。。


昼からバスで虎山長城へ。
しっかしとにかくどピーカンでアホみたいに暑い。
まずバス降りて最初に、これもネットで情報があった、めっちゃ近い国境線の川の部分に行こうとしたが、イマイチ場所が判らず。民家はあったけど、ちょっと雰囲気違う。変わったんかな。
それでも川越しに金網フェンスみたいのが見えて、どうやらあっちが北朝鮮、というところはあったけど。


あきらめて長城に入る。60元ナリ。
まあ北京周辺のと違って規模はめっちゃ小さい。でも整備はされてて妙にキレイ。
てっぺんの塔楼まで15分じゃ着かなかったけど、絶対に30分はかかってないな。とにかく暑くてシャツの背中は気持ちワルいくらいぐっちょり。。。
眺めは、まあなんというか、長城としては大したこと無いけれども。ただあっちは北朝鮮だ、という意味では興奮は多少あるか。
けっこう大きめの三角屋根ながらも2階の無い建物(まるで収穫物でも取り込んでいるような)がかなりあったのは見えたけど、ヒトの気配は皆無。たぶんあの辺は何を作ってるかは不明ながら一面農場というか耕作地に見えたんだけども、しかしあの国境のしょぼさというか「こっち側」に越えてくるのは容易そうだったことを考えると、あの辺の「あっち側」で働いている人々は一般の北朝鮮人ではないんだろうというのは想像できるけど。


クソ暑いので早々に降りて、一歩跨(とかいいつつ30mくらいはあった)という国境ポイントだけ見て、バスで帰る。とにかくもう倒れそうで。水は持ってたけど。


部屋でグーンと涼んで、20:00からTVで日中戦なんで早めにメシ。昨日行った、北がやってる店以外も鴨緑江沿いの店って、やっぱ観光地価格で高めなのね。
ブタ焼いて、冷麺。そんなに美味くなかったな。昨日の方がうまかった。
西の空だけはまだ辛うじて明かりが残ってるってくらいで、帰りに対岸を見てみると、真っ暗ではないな。かすかに灯りははる。「あっち側」にも。昨日は雨で霞んで見えなかっただけなのかも。ただ本当にかすかな灯り。


ちょっと遅れて部屋に戻ってTV点けると、既に前半10分。しかも既に0-1で先制「されている」。
ハア?どういうこと?
まあ急造チームだし、こんなもんだよな、という感じだが相手が相手だしボールは持ってる。そんなに効果的回せてたかどうかは疑問だけど。
それでも前半のうちに1-1になって、これで負けは無いな、と思ったんだけどな。


中国は前からのプレッシャーは悪くないだけど、いかんせんDFが甘すぎる。ボールに振られて人を見てない。
後半の柿谷のゴールも、工藤のゴールも、正直こっちがそんなにいい攻めをしたワケでもないのに完全にフリーで撃たせてくれたし。もっともああいうのは比較的容易に修正できるような気もするが。


3-1になって、しかし正直こっちはけっこうグダグダだったと思うんだけどこの内容で3-1ってのも凄くね?こっちは2軍でも格が違うってことなんだなあ、と思ったが甘かった。
駒野が軽率な(軽率だったと思う)プレーでボックス内で足上げてPK献上。1点差。
これだちょっとバタバタし始めて、あーこういうトコがこっちもダメなんだなあ、と思った矢先に同点ゴールまで食らってまさかのスコア3-3で終了。
3点目は栗原のミスだと思った。今後闘莉王が呼ばれる可能性は限りなくゼロに近いと考えると、栗原には頑張って貰わないと困るんだがなあ。画面から見た限りでは前からのディフェンスが弱かったからDF個人のミスにするのは酷かもしれんが、それでもこのレベルならCBには頑張って貰わないと、相手のレベルが上がると帳尻合わせもできんだろう。
ぶっちゃけ中国にとっては勝ちに近い結果だよなあ。逆にうちらはポイント落した。


うーん。気持ちよく寝付きたかった。