あんまし眠れなかったな。時折なにやらの音に気が付いた。起きこそしなかったけど。
2時間遅れで出航のでどうなるんだ、と思ってたが、受付みたいなトコで聞いてみると予定では9:15着ということでほぼ定刻。素晴らしい。
デッキに出るとカモメがわんわん飛んでて、陸地は近い。ってか、そもそも陸からそんなに離れた航路じゃあないけど。でも明らかに韓国とおぼしき、ながーい鉄の吊り橋をくぐってもう近いのが判る。
港の施設も見えてきて、ああ、仁川港だ。まあ米軍が上陸したのはこんな港の正面じゃあなかったんだろうと思うけど。
降りるのに昨日みたいに時間がかかっちゃタマらん、ということで荷物をロビーに放置。
これは成功。下船はほぼデッキとか部屋ごとに管理されていた。
俺はしれって荷物持って出ようとすると、いったんは注意されたけど、5分くらいでロビーがほぼカラになって次の下船軍団が来る前に「降りていい？」と英語で尋ねると「ああ、いいよ」と。
9:50くらいには下船。たぶんかなり早い方。そして、ここもバスでターミナルへ。
イミグレで5分くらい並んだだけで、あとは問題ナシ。これで韓国上陸。
まずは来月乗る予定の秦皇島行フェリーのチケットが買えるか、ということでカウンターに行ってみたが無人。月・金の運航日しか開いてないっぽい。仕方ないので24番のバスに乗って東仁川駅へ。
T-moneyにいくら入ってたか分からなかったが、2,000くらいは入ってたらしく、どうやら足りたっぽい。
港町で、市街地への道中には市場もあったらしく、海鮮屋もズラリ。ヨソの国と違ってここだと刺身食えるんだよなあ。さすがに降りて食うのは有り得ないけど、来月釜山では食いたいな。
東仁川から1号線で市内へ。メトロマップを見てると隣のおっさん(ほぼ同年代くらいかな)から日本語で「どこ行きますか？」と聞かれて驚く。
「新道林までなんですけど」
「このままで、あと15分くらいです」
バリバリ通じる。凄いなあ。日本で逆のパターンが起きる可能性って、凄く可能性が低いと思うんだけど。
新道林で2号線に乗り換えて弘大着。地図通りに歩いてホステルにチェックイン。なにやら工事してて今夜の客はオレだけらしい。6人部屋を専有。
ちょうど昼頃で、現金も要るし、ってことでとりあえず明洞へ。せっかく韓国に来たってのにあるまじき行為ながらバーキンに入る。でもwhopperじゃなくてプルコギバーガー食ったけど。甘くて美味かった。
両替屋50,000JPY=558,000KRW。まあ、そんなもんか。
しかし明洞の街は、とにかく渋谷だ。2000年に初めて来た時は、「10年遅れの渋谷」って感じだったけど、今はもうほぼキャッチアップしてるし。
スタバのタンブラーをゲットなんぞしながらぶらぶらしつつ、ちょい早めの時間ながらガイドブックに載ってた孔徳の焼肉屋へ。サムギョプサルがなくて、テジカルビだったのねん。まあ美味かったけど。
隣に座ったサラリーマン4人組が食ってた肉が異常に美味そうだったので、これドレ？とメニューで尋ねて追加。美味かったニダ。
3人前+ビール+マッコリで44,000。安くは無いね。。。(そんなに高くもないけど)
腹ごなし＆酔い覚ましで、弘大までてくてく歩く。
夜の弘大周辺はまさに学生街。みんな、楽しそう。
だけど、少なくともこいつら男はほぼ全員軍隊行かないと行けないんだよなあ、と思うとちょっとやるせない気分には、なる。
P.S.
ホステルから出かけるときに気が付いた。けっこう住宅街っぽい所にあるホステルなんだけど、中国と違ってセミの声が。夏だ。
