バーで一晩

gowest_lookeast2013-08-30

起きてネットを覗くと日割りが出ていた。第3節は10/22(火)でHomeを引き当ててはいるものの、相手はNapoliではなくてDortmund。Napoliは惜しいことに2節にEmiratesでやる。Dortmund相手って悪いカードじゃないんだけどな。
そしてCSKAとZenitはかなりイケてない設定。
間に合う可能性は低かった第1節はBayern Munchen vs CSKA、Atletico Madrid vs Zenitでどっちもawayなのでいいんだけど、間に合う第2節でZenit vs Wien、CSKA vs Viktoria PlzenというCLとは思えないクソカード。どうすっかな。コレ。とりあえず道々考えるしかないんだが、これだけイケてないとは予想外。。。


8:15くらいにチェックアウト。8:45にラウンジに着いてガラス戸をこつこつと打って見ると、お姉さんが出てきてくれた。
「ごめんなさい。9:00からだよね。」とか言いつつも「昨日忘れ物をして〜」ですぐに渡してくれた。ラッキー♪


市庁前から1号線に乗って東仁川へ。
バスに乗り換えて、ターミナルに着いたのが10:45くらい。まあ予想の範囲内。
で、カウンターに行くとお姉さんに予約はあるかと尋ねられて、先月Jimmyに電話はして貰ったが予約番号があるわけでも無し、よーわからんので「電話はしたけど、当日ここに来いと言われた」というとリストを見せられて「これ?」と。通ってるじゃん。だったら予約番号くらい寄こせよ、金も払ってないんだし、仕組みがよーわからんわ。
ともあれ、139.300KRWナリを支払う。
お姉さんは「ドミトリーだよ」というので別にエエけどベッドなら下がいいと言ったらどうやら平間らしい。別にエエけど。


イミグレが開くのは11:00かららしく、人民による長蛇の列。(たぶん韓国人よりも中国人の方が多かったと思う)
それにしても中国人民が絡むとカオス度が増すと感じるのは俺だけだろうか。。。


しかしこないだの丹東みたいな混乱もなく、意外と普通に並んでイケた。スタンプ貰って参考までに免税店除くとマルボロ$22、マイセン$17。
バスで船に横付け。覆われたボーディングブリッジじゃなくて、ブリッジというよりもむしろタラップといった感の階段を登って乗船。
部屋番号の書いたボーディングパスを見せるとひたすら上に行けと言われ、一番上に上がるとラウンジ風の、壁側にソファがいくつかならんだカーペット式の広間。どうみてもバーである。


?????


ここ???


ここに寝るの???


気を取り直して荷物を置いて下に降りて服務員のお姉さんに聞いたがやはりそうらしい。


マジか。


むかーし、LiverpoolからDublinまでのナイトフェリーでキャビン代(だって7〜8時間寝るだけなのに円換算で1万円とかしたはず)をケチってソファで寝たことがあった(たぶん客の中でキャビンが無かったのは俺だけ)けど、まさかここでそうなるとは。。。
どうやら同じ境遇の客は7〜8人といったところ。
とりあえず早いもん勝ちということでソファは確保したがしばらくして服務員の姉ちゃんが来て、敷布団と毛布を出してくれた。床に敷いて寝るということか。
まあやったらめったら広いので、それだけはいいんだけど。船内とウロウロした限り、キャビンじゃなければ大部屋は俺らのバーだけだったし。
布団敷いてゴロンと横になると、まあそれはそれで悪くは無い。ただ一番上のフロアなので下からキャビン持ちの人々がデッキに上がってきて、まるで俺らは檻の中の動物状態になるってことで。


13:00発だったけど、ちょっと前倒しで出航したと思う。
あまり眠れなかったので昼寝。けっこうしっかり寝たかも。
で、夕方は今になってみるとあれはおそらく団体のドサクサにまぎれて食堂でメシを食ったんだと思う。ほとんどブタのエサみたいな食事だったけど。
一応、コンビニおにぎりとカップ麺を持ち込んでいたけど、メシが凄まじく不味くてあんまり食わなかったし、追加でおにぎりだけ食べる。


エアコンが効きすぎで明らかに夜は寒くなりそうだったのでシャツとジャージを出して寝る。


P.S.
日本は世界でも稀な、メトロや電車で携帯使用がマナー違反とされる国だと思う。実際、使用を禁じてるらしき国に行ったことはない。どこでもたいてい気兼ねなく大声で使ってるわけだが、韓国もその例に漏れず普通に使っている。(メトロで電波が届かないケースはその限りでないけれど)
ただ、ソウルで時折見かけるのは手で口元を覆ったり、あるいは隣がいない方を向いて話す人々。
あー、日本人と似てるよなあ、と思ってしまった。


P.S.2
福岡のBook Offで調達した「海辺のカフカ」を読んでるんだけども。
村上春樹が食べ物のことを書くと、どうしてこんなに食いたい気分になってしまうのだろう。


上巻P219
「彼の勧めるサンドイッチは見るからにおいしそうだった。僕は礼を言って、それを受け取り食べる。柔らかい白いパンにスモーク・サーモンとクレソンとレタスがはさんである。パンの皮はぱりっとしている。ホースラディッシュとバター。」


何の変哲もない文章である。