出発進行!!!

gowest_lookeast2013-09-04

なんか眠れなかったな。朝が気になって。だいたい8:00発ってのがオカシイ。
というか、たぶん4:00くらいから凄い雷で雨だったと思う。旅に出て移動のときの雨ほどユウウツなものはないけども6:30くらいに外に出てみるとほぼ上がってたので今がチャンスということでチェックアウト。バスで駅へ。
ちょい早めに着いたので、荷物チェックを通ってから中にあった永和大王で朝食。


で指定された待合室に行くと、やはり外国人がけっこう目立つ。待合室はちょい古めの感じながら、新しい駅と違って風格がある。と、ここで気が付いたけど、実は北京「から」鉄道に乗るのって、チョー久々じゃね?つかTに連れられて初めて来た時以来?とも思ったがそれは違ってきっとHと北京で合流した時だ。あの時は北京から瀋陽まで夜行に乗った気がする。たぶん2004年とかそこらへんかも。あんま覚えてないけど。


普通より早く7:30くらいから改札。勇んで乗車。車両中央の行先表示板は「北京-烏蘭巴托-莫斯科」となっている。おおおお。中に入るとなんとドア付きのコンパートメントになってるのね。これって要するに軟臥と変わらんやん。でも俺は下段で指定しといたのに割り当てられた番号は上段だった。頼むぜ、おっさん。。。
とりあえず荷物を放り込んで、時間はたっぷりあるしホームを探検。オレの車両は5号車だけどその前は荷物車でその前に牽引機関車があるので実質先頭。牽引車にも「和諧」と書いてあった。意味不明。なんでもかんでも和諧号じゃん。
後ろの方に歩いていくと軟臥があって、ホームから覗いてみると、なんと2人用で反対側にはトイレらしきものまで見える。マジかよ。
10号車の後ろに餐車が付いていたが、これは「北京-二連」で、その後ろの硬臥もそうだったんで、餐車から後ろは二連で切り離すのね。で、恐らくそこからは蒙古車両が付くんだ。
部屋に戻ったが、誰も乗ってくる気配は無く結局俺1人。ていうか俺の車両自体、俺の隣の部屋の香港人くらいしかいなかったし。


定刻8:05に出発。ついに始まったぜえええええ。北京の市街地を抜けて郊外に出るまで小一時間。けどそこから1時間くらいは山の間を縫うように走ってスンゴイ絶景。長城付近を通って走ったはず。そこから先は安定して中国の田舎。
しばらくして車掌がやってきてなにやら紙切れを呉れたのでみると食券だった。この昼と晩の1枚ずつ。メシがついてるのか。知らんかった。
昼に餐車に行って見ると、米飯としょぼい炒め物が2品。まあ無いよりマシか。ホットミールではあるし。


餐車に行く途中に軟臥を見て気が付いたのは、軟臥も2種類あるらしいと。
1つは2人用のコンパートメント。2段ベッドでと、トイレのように見えたのは何とシャワーブース。2部屋の間にあって共用と思われる。しかしお湯が出るのかというと、怪しい気はするが。しかしMoscowまでならシャワーの有無は大きいよな。あとはベッドと反対の窓側にソファ席が1つ。値段はUBまでだと1,919元、Moscowだと5,674元。俺の硬臥は1,248元/3,522元。
もう1つは普通に軟臥。4人コンパートメント。ただ、硬臥よりはやや広い。けどこっちはあんま価値ないよな。硬臥が4人だから。


大同に着く直前、擦れ違った車両は「北京-嘉峪関」。おおっ、って感じ。
で大同を出たあたりから羊がチラホラ見えてきた。内蒙古か。羊飼いもいるけど、おばちゃんおっちゃんやな。遠くからみた感じだけやけど。


晩メシ食って、19:00くらいに日没。
20:37定刻で二連に着いて、中国出国。つっても車両に乗ってきたイミグレの係員にパスポートを渡すだけ。
でホームに出て駅に入ってもいいということだったんで、トイレに行って(停車中にトイレを使えないのは普段と同じ)、売店でビスケットとコーラだけ最後に元で買い物。


ここから本日のメインイベント。標準軌広軌への台車交換。
そのまま駅に残った人もそこそこいたはずだが、俺は車両に戻って乗ったまま車庫へ。で、車両を切り離して、俺が乗ったままジャッキで持ち上げて台車交換。ずいずい上がっていくのが判る。おお。
で、隣のレーンに別の車両が入ってきて、そっちもバッチリ見えた。写真とりまくり。たまりませんなあ。こういう珍しい光景は。
ジャッキで持ち上げて、元に戻すまで15分くらいだったと思う。


全車両で交換して、繋ぎなおして二連の駅のホームに戻って、これで再度乗車してくる人々だけかと思いきや新規の客もいて、ここから俺の部屋にもやってきた。ただし日本人のカップル。
北京から二蓮までのチケットが取れずに昨日の夜行バス(あの棺桶バス)で北京を出て、今朝二連に着いて、夜まで待って乗ってきたんだと。
彼女の方は体調悪いとかでややグッタリ。
日中けっこうウトウトしてたし俺もたいがい眠かったが、中国を出て蒙古入国手続きしてからじゃないと眠れないし。


二連を出て、30分くらいでZamyn-Uud着。
今度はモンゴル人が乗り込んできて、カスタムフォームらしきものを配りにきたが、これが英語表記ナシで全く読めない。。。
「読めねーよな」
とかいいつつ、係員がチョー簡単に説明するので、名前と所持金とサインだけして提出。しばらくしてハンコを押したのが返ってきた。これは、恐らく出国の時に必要になりそうなヨカーン。
定刻どおり、Zamyn-Uudに1時間停車して、1:40発車。これでトイレが使えるようになって、やっとこれを済ませて寝られるー!!!



P.S.
この車両、唯一イケてないことは中国のくせに洗面台が無い。トイレの中の小さな手洗いのみ。普通、中国の客車って2つか3つならんだ洗面台あるんだけどな。これ、Moscowまでこれで行くんだよな。毎朝毎晩混むワケか??