4日目 ロシアは、嫌になるくらい、広い。

gowest_lookeast2013-09-19

朝、トラブルが。
夜が開ける前に尿意を催して、仕方なくベッドを降りてコトを済ませて再度寝ようとベッドに上ろうとした瞬間。
左足のひっかけを誤って、上り損ね。その時にガッツリ左肩に体重がかかったのか、「ゴリッ」という音とともに激痛。とにかく足から着地して倒れはしなかったが思わず叫びそうになった。数秒ベッドに寄りかかって、「あー、なんかやっちまったな。こりゃしばらくムリだ」と思い空いていた線路並行席に座り込む。
しばらく休んで再度上ろうとしたが、ムリ。全然力が入らない。痛みもある。うーん。かなり痛みはあるがゆっくりであれば動かせることは動かせるので脱臼ではないはず。ただ靭帯か筋肉をやられてるっぽい。激痛が走る角度はあるし力の入り方によってはやっぱ痛い。これはやばいな。かなり前に雲南で背中を痛めたとき以来のピンチ。あの時は2日くらいホテルの部屋で動けなかったもんな。とりあえず今日の日中はこのまま様子見しかないか。。。


未明に時差が遂にMoscowと同じに。どういう訳か、最後は一気に2時間縮まる。なんでやろ。ナゾや。
6:00くらいから空が白み始めて、7:00くらいには明けてたんだと思う。今日も曇天なんで陽の光はぜんぜんワカランけど。
しかし欧州に入ったとはいっても、基本的に風景はあまり変わらない気がした。多少、民家が増えてきたようには思ったけど。


明日の朝4:11にMoscow着なので、実質今日が最終日。
2時間くらい遅れてくれた方が全然嬉しいんだけど今日も定時運行かよ、と思いきや。


朝、Balezino(1,154km)に着くのが30分遅れくらいになりそうだと気付いたが、その手前500mくらいのところで1時間以上停車。
そしてBalezinoにも1時間停車して、結局2時間25分遅れの9:55に発車。俺は別にいいんだけさ。これくらいは。
ただ、今日降りる人々は基本やきもきしてたと思う。というか、長距離は少数派。1泊で降りる人が大半で、俺は間違いなく長い方。(Irkutskの宿でもお姉ちゃんに、80時間?!4日間シャワー無し?!と呆れられた)


Kirov(917km)もほぼ2時間半遅れの13:27/13:49。ここでようやっと同じボックスの赤ん坊連れの家族が降りていった。彼らも間違いなく長い方。
しかしここから運転手が猛逆襲。ガンガン飛ばしたんだろう、遅れがぐんぐん縮まる。ああ、このペースなら明日の朝までには間違いなく取り戻すわ。


1時間30分遅れの17:22発Sharjahでハンバーグゲット。これを食ってから車掌の兄ちゃんに事情を説明して、下段ベッドに変えて貰った。
兄ちゃんとは全然言葉が通じないながらも、さんざんアイコンタクトで合図してたりはしてたのもあってか、「よっしゃ、ちょっと待て」という感じで。
呉れたのは、それまでシーツ袋置き場になってた線路並行ベッドの下段。車掌室に一番近いので人の出入りは多いけど、文句ありません。


トイメンのボックスにいたのはロージャさん一家。小学生低学年くらいの男の子連れ。さっきまでの家族(彼らは赤ん坊がタイヘンで余裕がなかったのはある)と違って愛想がいい。そして彼らもけっこう長めに乗ってる。お父さんがタバコチームで、俺も早めに駅のホームに降りるほうなんで既に顔なじみになってて、このあとUkraineのYaltaに行くのは知っていた。
で、どうしたんだというので肩が痛くて動かせない仕草をすると、持ってた軟膏(たぶんタイガーバーム系。かなり助かった)塗ってくれた。ヤサシー♪


最後に大きなスペースを取っていたUFOを始末するために食う。美味かったw



P.S.
車掌の兄ちゃんはジーマという名前。
俺が書き物してる時に覗き込んだりして、その時にペンケースに入ってるコインを見て「どこのだ」と興味深そうに聞いてくるので、欲しそうなのをやった。£1コイン。あれはザ・コインって感じするもんなあ。アーングリのコインだ、というと「おおー、アーングリか」という感じで喜んでくれた。