The Rolling Stones @ Telenor Arena, Oslo

gowest_lookeast2014-05-26

月曜。とはいっても特にすることもないし、市内でぶらぶらするにしてもどうせ落ち着かないに決まってるんだから、スーパーで食糧買って、駅のスタバで朝メシ食ってから10:00過ぎには31番のバスでFornebuに。
TOKYO 1990のTシャツを着てたら、バス車内でストーンズファンと思しきイケてるスーツ姿のおじさんに「行くのか?いいなあ、俺も4回くらい行ってるけど今日は行けない。楽しんできてくれ」と言われた。素敵だ。


Arenaの真ん前のバス停で降りて、敷地内に入るが、チラホラとファンはいるものの並びとかそんな感じじゃない。merchのテント設営は始まってたけど。
Arenaをぐるっと1周まわって、誰も並んでないし、そもそも日差しが強くて暑いのなんの。この状態で並ぶのはちょっとなあ、ということで対面のホテルとか、帰り用に1つ上流のバス停を確認。
することねーな、ということでバス停の日陰のベンチで本読みながらちょっと時間潰して再度Arenaに行ってみたのが13:00前くらい。多少人が増えてきたかな。明確な並びって感じでもないけど、入口付近に屯ってるみたいな感じ。


それでもなんとなく指定のゲート付近に数人固まり始めたんで、俺も寄ってみると。
いきなり先頭にいた、50 and counting @ Chicagoのシャツを着た(俺はSW90 @ Tokyo)お兄ちゃんが、「俺、アンタ知ってるよ」っていうから、えーと、Asian legで会ったっけ?覚えてないぞ?!と思ったら、「俺の友達と写真に写ってた」っていうから、ああなるほど、latvianの友達か。latvianがiorrにアップした写真を見てるんだ。うわ。俺って世界中のiorrianに顔を晒してるわけなのねwww
おお、そうかそうか、ってことで昨日、駅であったよ。どうせすぐ来ると思うけど。
とかなんとか言ってると、Asiaでやっぱ顔なじみだったドイツ人(最初の彼もドイツ人)のおっちゃんがやってきて、「おおー。オマエも来たのかよ〜ww」みたいな感じで破顔一笑。Stonesが結ぶ世界の輪。日独友好万歳。次やるときはイタリアは抜きでやろうなw


日差しが強いけども、一応持って行ってた長袖シャツを頭から引っ被ってひたすら地べたに座ってひたすら待つ。
その間、merchテントが空いたので、お目当てのOslo限定のオーロラTシャツゲット。これは美しいよ。Asian Legのどの限定よりも。
で、手編み柄バージョンの方はどうしよう、とか思いつつも、どうせNOKは余りそうだったしエイヤで追加して買ってしまった。300NOK。両方で600NOK。1万円である。いちまんえん。ペラペラのTシャツ2枚で。だけどiorrには1枚300NOKならNorwayの物価を考えると良心的だよなとの意見あり。確かに。ヘタすると500くらいするかも、と思って多めに現金残しといたんだし。
日本人のお姉さん軍団も15:00くらいにやってきて後ろに。


ゲートは予定通り18:00オープン。
走るな、と説明されたが、無視して走る。当たり前だっつーの。最前列取るためにどんだけ並んだと思ってるんだ。
ふくらはぎが爆発したら最悪だな、とか思ってたけど大丈夫だった。ということで、1番乗りで中に突入。先にVIP組がいたのは仕方ないが、普通のGolden組の中ではベストポジション。
こないだ澳門でつくづく思ったけど、最前列と2列目ってもう雲泥の差なのな。柵に寄りかかったまま待てるし、ショウの途中も柵につかまったままぐわんぐわんノれるし。


後ろについた日本人のお姉さんと、「ここからが長いんだよね」とかいいながらひたすら待つ。
そしてこれまた予定通り19:30のOpening Act開始。地元のBigbangというバンド。カッコよかったじゃん。ロックしてた。ちょっとZeppっぽくて。当然bluesな感じもあって。Norwayでは凄い人気バンドらしかったけれども、それもよく判る。でも全部英語で唄ってたんだよね。そういうもんか?
30分くらいで終わって、ステージ準備。
予定では20:30だけど、早くて20:45。遅くて21:00開始だよなあ、とか思ってたらきっかり20:30に暗転。定刻ジャン!!!てか、確かに入りは早かったんだよね。Bigbangの時点で8割くらい埋まってたし、通常のショウに比べると明らかに客入りが早かった。


ということで、いつも通りにSFTDのドラムSEからショウが始まったわけですよ。世界最強、最高のロックバンドのショウが。


いやしかしマジで凄かったね。澳門同様に最前で観たってのもあったけど。
Mick Jaggerは神だわ。プロの中のプロ。当たり前だ。だからこそ50年も世界のトップで歌い続けて、世界中のロックファンを今でも惹きつけ続けてるんだから。


・openerはJJF。俺はopenerについては断固SMUであるべきだと思うんだけど。
・なんと3曲目にAll Down The Line。レギュラーになるのか?ま、毎回やる曲ではないので嬉しかった。
・そしてぶったまげたのが"Worried About You"である。TDのあとにおもむろにキーボードが真ん中に出てきたので、オイオイ、何が始まるんだ、何を演ってくれるんだ、と思ってると"Worried About You"と言うのでひっくり返りそうになった。とにかく感動的なWAUだった。どうしてもMickを襲った悲劇のことを思い出してしまうけれど。だけどファルセットでの"baby!"のシャウトには本当に感動した。なきそうになった。
・fan voteのwinnerは"Let's Spend the Night Together"。Mickが発表した瞬間、ガックリ。俺は"Heartbreaker"に入れてたんだけども。
・だけどのこのLSTNTが良かったんだよな。凄く。Keithはノリノリで、なんとコーラスまでやってたし。普段やんないぜ。Keith。コーラスとか。40年前を思い出して反射的にやったのかね。
・そんで"Emotional Rescue"。Asian Legでは見事に飛ばされたコイツも復活。イエエエエエエエエス。もうこの時点で完全にモト取ったと思ったね。
・さらにKeithコーナーでは"Can't Be Seen"を演ったんだけども、実はここがショウのハイライトだったりしてw
・無難に始まったんだけども、途中、いわゆるBメロに入るはずのところでKeithが固まってしまって。ずっと同じリフの繰り返しで先に進まないwオイオイ、Keith、どうした、忘れちゃったのか?!頑張れwww
・いい加減ヤバいと気がついたRonnie(俺はRonnie側にいたのでほぼ目の前にいた)がちょっと「ヤバい」とうろたえながらも、右手のChuckとBernardとLisaにサインを送る。3人も「おお」って感じながらも強引にメロ変えとコーラスをねじ込んで転換。
・恐るべきことにKeithは我に返るとかそういう素振りは一切無いまま、何も無かったかのようにBメロに入って唄い始めるというwwまさにKeeeeeeeef!!!って感じで可笑しいのなんのって。まあ貴重なシーンだったわ。まさに"GIG"。
・Mick Taylorが加わる"Midnight Rambler"は相変わらず、キラー。必殺のブルースハープと、MTのギターがぐわんぐわん絡んで、これこそがStonesが創造したrock'n rollなんだ!と。
・まあ一回くらいは"Can't You Here Me Knocking"を観たかったけどね。MT入りの。
・状況的にどうなんだろう、と思ってた"Miss You"は普段どおり。
・そこらへんからはもう黄金ナンバー連発。まあいつも通りだけどさ。だけどやっぱコレが観れないStonesは有り得ないでしょ!
・"Brown Suger"もいつも通りファンキー。オーラスの"Satisfactionまでカンペキだった。
・しかしとにかく暑かった。Telenor Arenaはfootballサイズの屋根開閉式アリーナだけど、屋根は閉めっぱ。だからというわけでもないけど、とにかく蒸し暑くて、俺はまだ前に人がいないから良かったけど、ちょっと後ろは蒸し風呂だったかも。
・当然ながらスポット浴びっぱなしのMickは凄まじく暑かったはずで、しきりに暑い暑いと言いながら水飲んで、タオルで汗拭ってたな。
・で、タオルが無くてちょっとキレ気味にバックステージに「なんで無いんだよ!」って言ってたしw
・ああ、Mickも人間なんだ、みたいなさw
・いや、でも良かったね。延期/中止のリスクもあったけど、来た良かったよ。マジで。感動の度合いだけならば、ハタチの時に初めてドームで観たときと同じくらい感動した。


01.Jumpin' Jack Flash
02.It's Only Rock 'n' Roll (But I Like It)
03.All Down the Line
04.Tumbling Dice
05.Worried About You
06.Doom and Gloom
07.Let's Spend the Night Together (by request)
08.Emotional Rescue
09.Honky Tonk Women (followed by band introductions)
10.You Got the Silver (Keith Richards on lead vocals)
11.Can't Be Seen (Keith Richards on lead vocals, first since 24 Aug 1990)
12.Midnight Rambler (with Mick Taylor)
13.Miss You
14.Gimme Shelter
15.Start Me Up
16.Sympathy for the Devil
17.Brown Sugar


Encore:
18.You Can't Always Get What You Want (with the Edward Grieg Youth Choir)
19.(I Can't Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)



P.S.
なんと、"Can't Be Seen"はSW90以来、24年ぶりに演ったのか!びっくり。
ドームで観た40年ぶりの"Silver Train"ほどじゃないにしても超レアじゃん。


P.S.2
市街地に戻ったのはほぼ24:00前。
選択の余地なく、バーキン
でもショウ帰りの連中ばかりで混んでたけど。
受け取りまってると、俺の"TOKYO 1990"シャツに気づいた若い連中が「おおっ!」って感じの目になる。えっへん。


P.S.3
欧州でのショウは初めてだったけど、やっぱ欧州全土からやってくるので着てるシャツも各地さまざま。
2013 Hyde Parkあり、Licks@Munichだの、Voodoo@Amsだの、B2B@Parisだの、50 countingのUSAも普通に。
ということで、俺もSW90@Tokyoで必死に自己主張してたわけなのだよ!
さすがにSWのシャツは少なかったけどさ。