Cliff Hotel, Amman

gowest_lookeast2006-01-30

パッカーの間で有名なホテルというのは世界中にいくつもあるけれども、中東地域で1つと言われると、アンマンのクリフホテルになるんだと思う。
トルコあたりから各ホテルの情報ノートには、ここのホテル、とりわけ管理人が異常に親切だということが沢山書いてある。
また、ここはあの香田証生さんが最後に泊まったホテルでもあって、事件当時は何度もこのホテルと、その部屋がテレビに映った。恐らく彼も、評判を聞いてやってきたのだと思う。


余談ながら、この事件に関しては自己責任とかいうおおよそ的外れな批判があって、当時から俺は
「アホか。パッカーなんやから、そこらへんのグループツアー参加者よりも100倍は自己責任で動いてるのは判ってるわい。自業自得と言われるのは判るが、自己責任なんて言うのは普段責任なんて負ってない脳ナシの戯言」
と思ってた。
問うべきは、情報収集・危険察知の甘さであって、自己責任云々ではない。自己責任は常に負っている。結果的に彼は命を落としたってことだ。
また、さらに言えばパッカーなら少なからず、人事ではないと思った筈で、
「もしかしたら自分だって」
くらいの思いも持てないヤツは、逆にヤバい。
さらにさらに余談であるが、クリフホテルの管理人サーメル氏は、事件当時から
「自分がもっと強く止めていれば」
という自責の念に駆られているそうで、これはちょっと気の毒。


バスでダマスカスからアンマンに移動。シリア出国に1時間、ヨルダン入国に1時間半。ヨルダン入国のビザはタダだった。ラッキー。ドイツ人はお金払ってたけど。
レートはアンマンも同じだと言われたが、国境で少しだけ両替。$20→14ヨルダンディナール。1JD = \160くらい。


クリフホテルにチェックイン。そんなに綺麗ではなかった。ただ、管理人のサーメルはやっぱりいい人そう。情報ノートも面白い。みんな、頑張って旅してるなあ、と。


ここで、ハマとベイルートで会った夫婦と再々会。彼らは昨夜着で、明日はイスラエルに入るとのこと。
「一緒に行きません?」と誘われたが、俺はイスラエルの後エジプトに抜けるために、ヨルダンを一通り回ってから行くんで。(彼らはイスラエルからヨルダンに戻ってきて、アカバからシャルジャーに飛ぶとのこと)
その他にも、アレッポで同じホテルだった女の子もいたりして、まあ、集まるわね。
クリフホテル。日本人は8人。


ただ、アンマンの街自体は、ダマスカスみたいに面白くはなさそう。