The Rolling Stones @ Prudential Center, Newark

gowest_lookeast2012-12-13

朝からBrooklyn Bridgeへ。たぶん2003年頃とかそこらへんで来たときに一度行ったことはあったけど。前回と違ってBrooklynまでメトロで行って、そこからManhattanに戻って歩くことにした。
なんとなくそういう記憶はあったが、やっぱこないだ渡ったWilliamsberg Bridgeよかこっちの方がいいなあ。Board walkになってて風情もあるし、景色はそんなに変わらんとは思うが、多少はネットがない部分もあるし。普通に歩けば20分もあれば普通に歩いて渡りきると思われ。


Manhattan側のスタバでまったりしてからmidtownに戻って、どうにもこうにも喉の具合がよろしくないのでDuane Readeでアルカセルツァーを買ってみた。
で部屋に戻って昼寝。時差のせいかあんまり眠れてないのでとにかく午後が眠い。


アラームかけて半分ボーッとした感じながら17:00過ぎに出撃。Penn StationからNJ TransitでNewarkに向かったのはいいが、てっきり2つめの駅だと思い込んでいたところ、なんと最初の駅がNewarkで、駅を発車した後に検札に来た車掌にドコ行くんだ?と聞かれて"Newark"と答えると、「さっきのがnewarkだ」と言われてボーゼン。
折り返すしかないじゃん、なんだけど、これが20分以上走ってやっと次の駅に着いた。くそ。折り返し電車は各停でチンタラ。結局Newarkに着いたのが19:00過ぎ。まあどうせ開演は21:00とかなんで時間はあるっちゃあるんだが、VIPで優先入場できたはずなのに、もうそれは意味ナシ。


まずはチケットを拾わないといけないんだが、これがよーわからん。Box Officeは長蛇の列で、えーVIPもここなのかよ、って感じだししかし掲示は何も無いし、と思いぐるっと一周する途中のGA Pit入口で聞いてみると、やっぱBox Officeで拾うっぽい。観念して行った見たが、けっこうあっさり拾えた。で、入場。
したのはいいが、これが。パッケージにパンフだの何だのおまけがついてるんだが、これが貰えない。どうも時間通りにこないと貰えないらしい。そんなこと事前のメールには書いてないじゃん!いや、俺は明日もあるからいいけどさ。今日だけ1日とかで遅れてくるとけっこうショック大だったと思う。


なんだかんだでPitに入ったのは20:15くらい。まあこれくらいならね、ってことで待つ。ポジションはセンターからややRonnie側。こっちの方が、写真撮った時にMickとKeithが被るから。うん。センターマイクまで7〜8mくらいか。しかし近いな。Licksツアーの時に大阪ドームで花道のすぐ横の席で観たが、あん時の比じゃないし。まあ大枚はたいたのでこれはもっともではあるけれど。
日本人はチラホラ。Pit内だけで10人はいたんじゃなかろうか。会場全部で100人くらいいたとしても不思議じゃないね。


ショウは始まったのはほぼ21:00ぴったし。明後日のリハを考えると21:10とかだと思ってたので早かった。Pit後方外のGA(スタンディングじゃなくて椅子が並べてあった!)に例のゴリラが出てきてパフォーマンスから開始。暗転してバンド登場。
"Get Off Of My Cloud"からキックオフ。多分Steel Wheels以降のツアーでは今回のツアーで初めて演ってると思うんだけど、これがメッタクソにカッコええがな。あー、StonesもBeatlesもこういう全てロックンロールから始まったんだよねー、と。で2曲目が"The Last Time"という続けざまのド古い曲。でも凄まじいカッコよさ。やっぱさあ、これStonesがやるからこんなにカッコイイんだよな。そこらへんのアンちゃんのバンドがやるとハァ?って感じだろうし、仮にOasisとかFoo Fightersが演ってもこんなにカッコよくはならないと思う。いや、マジでもう伝統芸というか。
あとはやっぱMickだよな。やっぱThe Rolling Stones = Mick Jaggerなのよ。結局。
どんなバンドがStonesを真似しても、ヴォーカルだけはどうしようもないもん。ロック50年の歴史を見渡しても唯一無二、無双のヴォーカリストやもんな。いったいどうすりゃあんな声と音程で唄えるんだ、と。「コインロッカーベイビーズ」じゃないけどホントに悪魔から魂と引き換えに貰ったような唄という感じだわ。しかもそりゃ確かに顔に皺は増えたけど、信じられないくらい若いしね。皺さえなければありゃ20代、30代だぜ。70のジジイがなんであんなにセクシーなんだよ!!!


途中の"Respectable"で、なーんとJohn Mayerがゲスト参加!まじかよ。これは知らんかった。
しかしJohn Mayer、アダルトというかコンテポラリー路線はやめて絶対ブルース路線のがいいって。まさにこういうストーンズっぽいやつ。だってやっぱギター、めったくそに上手いじゃん。来日公演の時は正直よくわからんかったけど。いや凄いハマってたわ。Ronnieが迫って行ったのはともかく、Keithはもう全然相手にならんって。John Mayerといえば現代のギターゴッドの1人やぞ。


で、その後のリクエストタイムで驚きの"Around and Around"!!! マジか、マジか、マジかよおおっ!
なんと演ったのは1977年以来だったらしい。つまり"Live You Live"の時?あれってEl Mocamboだっけ? いやとにかく。いやはや。
MickがRonnieとKeithに「覚えてるか?弾けるよな?」って聞いてたのはご愛嬌。弾けねえはずねえっつーの。3コードだっつーの。



"Midgnight Rambler"では予想通りMick Taylorが参加。とりあえず音の違いは判らんが、あのスローダウンするところはのタメはやっぱキマる。
"Start Me Up"はいつも通りに盛り上がる"Start Me Up"やし、"Sympathy for the Devil"もいつも通りに盛り上がる"Synpathy for the Devil"


アンコールは生コーラス付きでの「無情の世界」。
これがもうめっちゃ感動的で、コーラスからイントロに入るトコ、泣きそうになった。
最後は"Jampin' Jack Flash"〜"Satisfaction"でパーフェクトな締め。


完全無欠や。完全無欠。70歳ってウソやぞ。絶対。



01.Get Off of My Cloud
02.The Last Time
03.It's Only Rock 'n' Roll (But I Like It)
04.Paint It Black
05.Gimme Shelter
06.Respectable (with John Mayer)
07.Wild Horses
08.Around and Around (first live performance since 5 March 1977)
09.Doom and Gloom
10.One More Shot
11.Miss You
12.Honky Tonk Women (followed by band introductions)
13.Before They Make Me Run
14.Happy
15.Midnight Rambler (with Mick Taylor)
16.Start Me Up
17.Tumbling Dice
18.Brown Sugar
19.Sympathy for the Devil


Encore:
20.You Can't Always Get What You Want (with The Choir of Trinity Wall Street)
21.Jumpin' Jack Flash
22.(I Can't Get No) Satisfaction


P.S.
"Honky Tonk Women"の、"I laid a deivocee in New York City"の件では一際大きな歓声が。なるほど。