Beck @ STUDIO COAST

gowest_lookeast2017-10-24

昨夜は武道館。今夜は新木場。
503番というまずまずの番号なので、入ってすぐにそこそこ前まで行けた。7〜8列目って感じ。
新譜はなんというか、売れ線張りバリバリでフックがあるんだけど、だけどしかしこれをBeckがやる必然性はどこにあるんだ?という印象の方が強い。
Morning Phaseの後に出たアルバムがこれだというのはすごいことだとは思うけれど。なんかチープ感が拭えないんだよね。まあこのチープさもBeckだ、と言えばそれまでだけど。


1曲目は昨日もそうだったらしい"Devils Haircut"。去年もそうだったよな。1曲目らしいといえば1曲目らしい曲だけども、しかし大胆にもらしくない"Blackbird Chain"から始まったこともあるらしく、そっちの方をやって欲しかったなあ。(ちなみに今夜は"Blalckbird Chain"抜き)
しかしこの1曲目が始まる前、暗転とほぼ同時に前にドッと押し寄せられて自動的に3〜4列目あたりまで押し込まれた。そこにDevilsが始まってもう収拾つかず。ちょっとしたモッシュ発生。
おいおい、マジか。俺は上脱いでTシャツ1枚になってたからいいんだけど、そうでもない客けっこういたぞ。あんなんなるとは思ってなかったんだろうな


そして2曲目が"Black Tambourine"!!!なので盛り上がらない筈がない。もう観念して90分間の修行覚悟を決める
前半のピークは"Qué Onda Güero"だったと思う。
新曲は、"Dear Life"とかイマイチだったよね。ツアーで練りこんでいけば良くなるとは思うけど。ツアーでも初演奏じゃあある程度は仕方ない。
あとは"Wow"が意外と良かったかな。MCで「Tokyoの街は、ほんとにWowだ」みたいな事を言ってから始まって、なんというか一種の幸福感に包まれた瞬間ではあった。"Dreams"は去年からやってるし、新作の中でも傑出した曲だ。
圧巻だったのは、"I'm So Free"〜"Loser"〜"E-Pro"の3連発。これまた世界初演奏の"I'm So Free"が恐ろしく盛り上がって、そこから"Loser"やって"E-Pro"て、もう反則的な並び。


アンコールは半ばお約束の"Where It's At"で、日替わりメドレーはJason Falknerの紹介のパートで"Miss You"が入って、これは売らしかった、偶然ながら今日はStonesのTシャツ着て行ってたし。


良いライブだったのは間違いない。
Where It's Atの最後、帰り際にBeckが一言。"See you next year"
つーことはサマソニか?
いずれにしても新曲をツアーで鍛えてから、もう一度日本に戻ってきてくれるなら、こんなに嬉しいことは無い。


01.Devils Haircut
02.Black Tambourine
03.The New Pollution
04.Think I'm in Love
05.Mixed Bizness
06.Timebomb
07.Seventh Heaven (live premiere)
08.Qué Onda Güero
09.Go It Alone
10.Nausea
11.Lost Cause
12.Heart Is a Drum
13.Fix Me (live premiere)
14.Dear Life (live premiere)
15.Girl
16.Colors
17.Wow
18.Dreams
19.Up All Night
20.I'm So Free (live premiere)
21.Loser
22.E-Pro


(encore)
23.Where It's At (w/ band intros, "Good Times" " Miss You" "Once in a Lifetime" "Cars," "In the Air Tonight")