昨日とほぼ同じコースでウェストエンドへ。
まず、SelfridgesのトイメンにあるHSBCに入って、手持ちの旧札を新札に換えてもらう。
土曜の夜にHeathrowのAmexカウンターで聞いたら、「旧札は使えないから銀行で換えて」と言われたので。
旧札が使えないなんて、そんなあ、と思ったが仕方が無い。
通りすがりの旅行者なんだけどいいんだろうかと思いつつ、HSBCのカウンターで聞くとすぐに換えてくれた。
さて、そのトイメンのSelfridgesには大した獲物はナシ。ただ、驚いたことにEvisuが出店していた。商売に走るよなあ、Evisuも。流石にSelfridgesではあるが、No.1とかNo.2は置いていないらしかった。Hongkong、BangkokでもNo.1とNo.2が置いてあるのは観たことが無いが、理由は不明。
途中、Weller先生御贔屓というMarylbone LaneのGolden Hindにて、Fish & Chipsのランチ。まあ、こんなもんか、って感じ。所詮我々にはFish & Chipの良し悪しなんて判らないんだろう。明らかにマズい、ってのは判るけれど。
Oxford Stを歩いていると、けっこうな範囲で工事をしていて、どうやら地下鉄の拡張工事なんだが、ほかにも建物の工事も多数。昨日通りがかったLeicesiter Sqも工事で閉鎖だったし、何かと思うと、オリンピックに向けた準備なのだ。きっと。
街やバスには"2012 Olympic"というサインがいくらでも貼ってあり、なるほど、実はもう来年なのね。北京に行ったのはつい最近だったような気もするんだが、当然2008年だったもんな。あれ。
ただ、来年ここにオリンピックを観に来たいかと言われると、正直どうでもいい。あんまり観たいものもないし。タダなら来たいけどｗ
昨日は閉まっていた、NewburghのNo.9に行くとIanが鎮座していたがサイズがない。店員曰く、
「けっこうな人気で、あと4足しか残ってない」
とのこと。
量産型ではないので元々の生産数も多くはないハズだが、マジかよ。
「Foot Patrolか、Covent Gdnのショップならあるかもしれない」
と言うので、よっしゃということで、昨日は既に閉店してたFoot Patrolへ。
ありました。サイズ9。普通のSSに比べるとちょっと造りが大きいけど素敵です。即買いです。
Wardour Stのスタバに入って、ソファを確保してから、おもむろに箱から出してレースを通す。
昔、椎名誠が同じようなこと書いていた記憶があるが、新しいスニーカーを買ってレースを通す時にワクワクしなくなったら、男の子としてはオシマイだ。仮に高校生だろうが、40過ぎたおっちゃんだろうが、男の子としてはオシマイだ。
さて、これで東京から履いてきたSS2とはお別れである。
俺の記憶が確かなら、この黒x白のSS2も、イギリスで買ったものだ。多分、1994年とかそのあたり。15年以上前のスニーカーって、ある意味、ちょっとレア。
中に付いているタグを見ると、薄っすらと"Made in Spain"の文字が残ってる。へえ。今更ながら、これも珍しい。
当然15年間メインで履き続けたハズもなく、途中5年以上一度も履かなかった時期もあるが、ここ1〜2年はちょこちょこと履いているもので、Shell Toeの汚れとか、しかも昔のShell Toeの細かい凹凸は今のと違って定型じゃないし、いい感じにヘタってるのもあって捨て難いところもあるが仕方ない。
踵の内側は、かなり破れてるし、もともと新しいスニーカーを買って履き捨てる前提で履いてきたものだし。
もうすることもないし、本を読みながら3時間くらいスタバで粘ってから、外に出てPiccadilly周辺をぶらついて、Heddon Stへ。昨日、たまたま通りの標識を見つけたんだけど、Regent Stに面してるんだ。
ということで、こっちこそ問答無用でロック史に燦然と輝く不朽の名盤のジャケ写。
歩いてEdgware Rdまで戻って、中東料理屋。
ホンモス食ったけど、あまり美味くなかった。ガッカリ。何年か前に入ったことのある、Wardourのホンモスバーの方が美味かったかも。
ホンモスは、食う度にアンマンの下町にあったホンモス屋を思い出す。あそこ、世界で一番ホンモスを売ってる店だったよなあ。間違いなく。あの店のせいで、俺の脳内には中東の食い物=ホンモスという図式が刷り込まれてしまい、世界各地で中東料理屋に入る度にオーダーせずにはいられなくなってしまったのだ。
ところで今日は1ペンスも現金を使わなかった。全部カードで済ませたんだけど、これはこれで驚異的。
Fish & Chipsが、£10.7
ZX Ianモデルが、£109.99
ホンモス+ラムが、£15.5
以上、ぜんぶカード払い。
こうやって書いてみると、やっぱメシが高いな。スニーカーは安いのに。
けど、あれだな。明日のWembleyでの試合を観て、明後日にはロンドン出るんだけど、来月半ばには戻ってくる。
その時って、ロンドンで何すんだ？みたいな気がしてきた。
まあ、全く目的もなくその場の思いつきでダラダラと時間を潰すってのも旅の醍醐味ではあるからいいんだけど。少なくとも俺にとっては。
だって、10時間以上ヒコーキに乗って来て、観光も何もせずに"だらっ"とするというのはある種、もの凄い贅沢やん。たかだが1週間ブチ抜き程度の欧州旅行だと、なかなかそうもならんが。
