Chinggis Beer

gowest_lookeast2013-09-10

ところでアンバはたいていどこでも普通にケータイを使ってるんだが、あれはいったいどうやって電波を拾ってるんだろうか。
どう見ても一番近い電線、電柱まで5kmくらいはありますよね、ってな草原のど真ん中でも繋がってるんだが、しかしあれらの電柱に中継器置くのもけっこう凄いことだと思うんだよね。遮るものがないからそんなに強力じゃなくても繋がるってことなのかもしれんが、真相はよーわからん。


朝食の後、10:00くらいに出発。
昼前くらいに名前もわからん小さな街(この街には信号があった!)について、そこから馬に乗ってチベット寺院に向かう。
馬とは言ってもそんなに大きくも無く、まあ目線が50cmくらい上がった程度なので、Moroccoで乗ったラクダよりは断然低い。それでも初めてだし最初はおっかなびっくり。その馬乗せ屋(?)のおっさんが乗る馬に先導されながら、その時点ではこっちの手綱もおっさんが持ってたんだが、草原の途中で渡されてちょっとビビる。普通に並足で歩くぶんには問題ないんだけど、小走りになるとかなり焦る。
というか途中で気が付いたのは、鞍に座っちゃダメなのね。腰を浮かせてどっちかというと中腰で立つ感覚。それでたぶん正しくは目の位置だけ変わらないように膝を曲げて馬の上下にあわせるんだろうがこれがツラい。理解した瞬間から同時に、これは足腰に来るぞ、と悟った。
それで小走りはどうにかなりそうだったが、ギャロップに移るとこれはもう必死。揺れが全然違うのね。振り飛ばされるほどの危険までは感じなかったが、もう必死でつかまる感じ。
ヒイヒイ言いながらも、5〜6kmを30分くらいで着いたのかしらん。


寺自体は、共産党に破壊された跡だけ残ってるようなところ。1つだけ建物があったけど、あれは民主化以降に建ったものだったのかもしれない。そんなに興味を引くものでもなかった。
戻りは当然のように馬なんだが、もう半分ゲッソリはしてたものの、イザ乗ってみると明らかに慣れつつあって、ギャロップにもどうにかこうにかそれなりに対応できる程度にはなり、結構楽しかったりした。よく飼いならされてて、基本的におっさんの馬に着いていくように躾けられてたから、ってのは大きいと思うけど。


あとはUBに戻るだけながら、市内が見えてちょっとしたあたりで渋滞。最初に駅からトロリーで市街地に向かう2km程度でも思ったけど、渋滞酷いよな。ここの街。Bangkokとは街の規模が違うから一概に比較はできんけど、一角の渋滞だけで見ると大差ないかも。
16:30くらいにGolden Gobiに戻って、素敵なことに下段ベッドを貰えた。で何はなくともシャワー、シャワー。
アンバちゃんはチョーいい奴で、英語はスーパーカタコトながら色々世話してくれたし、ちょっとチップを渡してから別れる。


あとは今日のうちに、最初はそんな気なかったんだけどもあの版画家のお姉さんが買ってたのを見て、俺もカシミアのスカーフを買った。59,900とかだから安いもんだし。
そしてUBに戻った今日こそはということで、Chinggis Beerを飲むことに。ところが、店の前に思いっきしChinggisのロゴ看板を掲げてるパブに行ったが無いと言われ、なんだそりゃと思いつつ、LPに載ってた一番デカそうなアイリッシュパブに行ってみた。めちゃくちゃデカいパブ、というかほとんどレストランに近いノリの店でテーブルは満席だったが俺はひっかけるだけだしカウンターで。ちゃんとChinggisもあったし。
普通に店で瓶ビール飲むと2,500〜3,000というところだが、ここで生を飲むと4,500。まあこういう店だし不当に高いとも思わんかったが。ただ、Chinggis自体はそんなに言うほど美味くもなかったな。まあ、いたって普通のビール。


安食堂でさくっとメシ食って戻ると、common roomでバースデイソングが。俺は冷蔵庫に行きがてら通ると、ゲストの家族の男の子の誕生日だったらしい。
"Oh, Happy Birthday!"というと、ケーキを薦められた。最初は遠慮したけど、デカくて家族だけでは食いきれないのは明白だし、頂くことに。
スイス人の4人家族で上のお兄ちゃんが5歳の誕生日だったんだって。再来週は弟(つまり3歳なのかね)の方の誕生日を多分Nepalのどこかで迎えるだろう、と。たまにいるよね。こうして小さい子を連れて長い旅してる家族。きっとめちゃくちゃタイヘンだと思うわあ。