ロシア入国初日!

gowest_lookeast2013-09-13

そういや、北京→UBはそうだったが、車内販売が見当たらない。そんなもんなのか。意外だけど。


朝の7:30頃、定刻でUlan-Ude。数分だけホームに降りた。霜が下りて、雨上がりといった感のあるどんよりとした曇り空。正教会がチラリと見えて「ああロシアに入ったんだ」と思った。


しかし車内はやけに寒い。なんでヒーター入れないんだ。と思い暖かいものでもということで食堂車に向かうと、途中にはヒーターが入った車両もあってちょっとムカつく。
で、途中、昨日UBのホームで写真を撮り合いしたドイツ人がいて、彼も向かう途中だったらしく、同行。


彼が朝食食えるか、と食堂車のおばちゃんに尋ねるとパンと目玉焼きとコーヒーだか紅茶だかというクソ面白くもないこという。
俺は暖かいスープあるか尋ねたら、ボルシチがあると。値段を尋ねると300Rか$10。(CNYもMNTも受けないとのこと。ルーブルか、USDかEURのみ。)ちょっと高いなあと思ったが、ロシアの食堂車のボルシチは美味いという話もあったので食うことに。ドイツ人の彼も同じくボルシチ
確かに美味かった。ちょっと塩が強くてあとでやたらと喉が渇いたけど。


ドイツ人の彼はRoland Wagnerさん。詳しくはよくワカランが、IT系の専門家でたぶん教授だか講師だかそんな感じ。北京の大学で教えてドイツに戻る途中とのこと。
足代は招待で出てるって行ってたから、まあそういうことなんだろう。彼は例のシャワー付きの高級な方の軟臥。
俺がロシアの後はBerlinに寄ると言ったら、じゃあウチに泊まりなよ、と驚くべきことを言って来る。まあ、考えとこう。


メシ食ってると、Baikalの沿岸にさしかかった。曇り空でかなり寒々とした感じだった。遠くに見える山はうっすらと雪が。。。
Irkutskの前にまだランチが食える時間帯なんで、それも一緒にどう?ってことで、戻りながら彼のコンパートメントが手前にあるので、写真を撮らせてもらった。シャワーはぬるめで熱いお湯までは出ないとのことだったけど。


部屋に戻って俺もチンタラ写真なんぞを撮りながら湖を眺める。
そういえば、ほとんど本読んで無いし、北京の後はWalkmanもぜんぜん使ってないよな。なんだかそれで気が散るのが勿体無くて。


ウォッカ親父とか反対に1つ置いたコンパートメントには両親連れの中国人のお姉さんがいて、英語でちょっと話したところ、彼らは北京からMoscowまで乗りっぱで行くそうだ。その1つ向こうの部屋には日本人のお兄ちゃん2人がいて、彼らもイッツーでMoscow。凄いね。みんな。
で俺がUBによって、もうすぐIrkutskで降りるというと、彼女は内蒙古しか行った事無いので写真見せてと言われて見せたところ、やっぱ本場の蒙古の方が断然凄いって言ってた。内蒙古も似たようなことはできるけど、スケールも違えば公害汚染もかなり酷くなってるんだって。ふうん。


定刻15:39に伊尔庫茨克客站到了!!
ホームに出るとRolandがいたので、最後に2人で記念撮影して、じゃBerlinで、ってことで別れる。
駅には両替屋、見当たらなかったんだよな。マジで探せばあったかもしんないけど、とりあえず昨日のうちにUBでルーブルゲットしといて良かったかも。トラムでホステルに向かう。若干迷ったものの、まあどうにか、って感じ。


しかし入るとどうやらオーバーブック(確かに片方のサイトでは空きがなくて、空いてたサイトで予約取った)らしく、ソファでもいいか、とめちゃくちゃ好みのロシアの女の子に言われて、もう移るのも面倒だし、そんなにムチャクチャなソファでもなかったのでいいか、と。
初めてのロシアで、今日が最初の夜なんだけども、registrationはどうすればいいのか尋ねると、400Rでやると。曰く、ここからそのまま代理店に渡すだけだと言ってたが、さて。まあ1,200円くらいだし面倒なんで頼むことに。


あとは金曜の夕方ということで、何はなくともとにかく現金をゲットせねば、と外出。
すぐそばの銀行に行って見ると、$1=32,5R。悪くは無い感じ。ひとまずここで$150両替。4,875Rゲット。
その後、中心市街に向かって(とはいってもそんなに遠くはない。中心と思われるマーケットエリアまで徒歩15分以下。)歩きながら、何軒が表示を見ると、ベストは32.6。ここはCNYの表示もあったのでJPYはどうか尋ねたが、これはダメ。まあ地理的にはそういうもんか。32.6でさらに追加して$250両替。8,150Rゲット。カードが使えれば問題ないけど、Moscow行のチケットを買うにはこれくらい要りそうだし、そもそも宿代も夜までに払うんでちょっと待って状態だったし。


中心の通りは、まあきれいですね。"Paris of Siberia"という表現は、まあ大袈裟な表現ではあるけど、恐らく周囲には何も無い中での最も華やかな街としてはそう表現したかったということなんだろう。
しかし、この位置でタイムゾーンが東京と同じなので、日が中々暮れない。20:00過ぎくらいまで薄暮がある。ちょっと違和感。
ホステルで貰った地図に載ってた正教の教会まで歩いてたが、あまりの鮮やかさに視界に入った瞬間、ハリボテの絵かと思った。驚いた。

スーパーに寄って見ると、コーラのペットが38。日本と変わらんか。1.5の水が23。まあこんなもん、って感じ。


なんかガッツリって気分でもないので、夜はそのまま安そうなカフェ風の店に入って、指さしでピザとサラダとパイを。


部屋に戻ってソファをベッドに変えてもらったが、これが想像以上にマトモで正直、2段の上段に寝るよりはマシなんじゃないかと。


で、例の女の子に、Moscowまでの列車の時刻表あるか尋ねると、ロシア国鉄のサイトをネットで引いてくれた。
しかし凄い時間帯のしょぼそうなのしか出ない。Vladivostokからくる奴とか、北京からの奴とかも全然出ないのね。どういうわけか。今日乗って来たのだって空席あった筈なのに。
ともあれ、最悪これだけはあるってのだけ書き留める。


そしてどういう訳か、俺のPCだけここのネットに繋がらない。意味不明。そんなん、あるか?
ていうかマシン側の問題に見えるが、そうだとこの先シャレにならないんですけど。