拍子抜けの出国。

gowest_lookeast2013-10-04

朝、一度トイレに起きたが、気が付いたら9:00回ってた。
調べておいた時刻表で見ると、もうBelarusに入ってるはずだ。すぐにGorodokという駅に着いた。8:14定刻らしい。ということで時計を1時間戻す。欧州東部時間に突入。そして聞いていた通り、Russia→Belarusの国境は何のチェック無く素通りだったということである。



昨夜買っておいたパンと、あとは紅茶をいれて朝食。ぼーっと外を見てると558のキロポストが見えた。確実に離れているんだ、と実感。
少し走ってVitebsk着。要するにSt.Petersburgの駅はここ方面の駅だったということで。さっきのGorodokよりも明らかに大きな街。ホームに降りるとやはり冷たい空気がうまい。車内はシベリア鉄道ほどじゃないけど暖かくて、半袖Tシャツイケるくらい。そして人口密度が低いので遥かにまともな状態ではあったけど。32分停車だったので駅前まで出てみた。うーん、何も無い。
何か買ってもいいが、そもそもこの国のお金はゼロなのでどうにもならんがな、と思いつつ駅舎の売店を覗いて見るとやっぱもうケタが全然違うw パン1個で2,000〜4,000とかね。
けどレジの横にMasterとVisaのステッカーがあったのでおばちゃんにカード見せて聞いたらマジで使えるっぽかったので、パンとポテチだけ買ってみた。明細がどう上がってくるのか楽しみである。どう考えても数百円なんだけど。


15:06ほぼ定刻でMinsk着。22分停車なので何か調達できるかと出てみたが、カードが使える店はあったもののちょっと並んでて危ない感じだったのでムリせずに退却。
ただコーラの値段が8,500とかだったんで、とするとさっきカード切って使った14,900というのはまあ300円程度。400円越えてたらちょっとびっくりって感じになる。


Belarus-Poland国境のBelarus側の駅Brestでパスポート回収。渡したのはパスポートと入国カードのスタンプが押された残り半分だけ。それで何も言われなかったのでregistrationには一切触れず、控えも出さず。係員が出て行って、車両は車庫に牽かれていって広軌からPoland以西の標準軌道への台車交換。二連と違って隣のレーンでの作業が無かったからはっきりとは見てないけど、手順は同じだった様子。持ち上げる機材はほぼ似たようなもんだったし。
おばちゃん達が乗り込んできて食い物を売り始めたが、なんだかソソられるものもなく、ルーブル払いでも可だったけど何も買わず。
作業が終わって、スタンプが押されたパスポートも何事も無く帰ってきて(registrationのチェックも一切無し!)、拍子抜け。あのIrkutskとMoscowでカネ払って(400ルーブル+800ルーブル)わざわざやったのはナンだったんだ、と。St.Petersburgはアリクがやってくれたけど。
まあもしかしたらBelarusからになって実際にはBelarusの係員だったからそこらへんは無頓着だったのかもしんない。これが逆ルートとかMoscowなりSt.Petersburgの空港からなりの出国なら、チェックはあった気がする。これは俺の推測だけども。まあでもregistrationしない、ってのもけっこうなギャンブルだしな。
ただこの制度、2018年にはどうにかしないとカオスになるぜ。
五輪だとSochiにほぼ居たきりだからregistrationは1回きりでいいけど、W杯となると都市間を転戦で、しかも普通に2日とか3日で移動が必要になるし。


Brestを定刻21:15に発車。
国境を越えてPoland入国。ここでもう1時間時計が戻って遂に欧州中央時間になった。おお、もうParisと同じ。Londonまであと1つだ。
15分程度でPoland側Terespol駅に着いて、今度はPolandのイミグレ係員が乗り込んできて目的地だけ聞かれてその場でスタンプ。税関も来たけど、荷物見て中身を聞かれただけで終了。「ジンクイヤァ」というのを聞いて、ああPolandに入ったんだ、と実感。文字もラテンアルファベットに変わったし。
定刻21:13に発車。


Belarus出国直前に、「罪と罰」ようやっと読了。