Arsenal vs Borussia Dortmund @ Emirates Stadium, London

gowest_lookeast2013-10-22

特にすることもなく、バスとメトロで市街地に出てぶらぶら。
で、いったん戻ってから着替えて再度Emiratesに向かったのだけど。ここで問題が発生。


Walkmanを聴きながら通る俺にも問題はあったと思うが。
まだ時間があったので、Victoriaで降りて、73番だかのバスでSt.Pancrasまで行くことにした。始発だから先頭に座れるし、73番はHyde Park CnrからOxfordに入ってバリバリの繁華街を通る。
で、ラッシュ時だったこともあってSt.Pancrasまで45分以上かかったんだけども、当然そこからはPiccadellyに乗り換え。で、ここで改札通るときに、「?」と。Londonの改札は、Oyster使って通るときの残金の表示が見難いんだけども、ちょっと引かれすぎな数字じゃなかった?いや一瞬だったから見間違えかもしんないけどさ。
1点思い当たるのは、Victoraでメトロを降りてバス乗り場に出るときの改札。この時間Victoriaは当然ゲロ混み。大型荷物持ってる人用のゲートも開けてたので、そこを通った。当然、Oysterをタッチして。ただ、ちゃんとチェックアウトされた感触はイマイチよくわからんかった。Walkman聴いていたこともあって。ただ、俺は明らかに普通の人に比べると長めにタッチする方。なぜなら明らかにLondonの改札機は感度が悪い上に、日本の改札と違って未タッチを検知して扉が閉まる仕組みになってないから、未タッチを恐れて長めに押し付ける。


うーん、と嫌な思いを抱えつつ、Arsenal着。自販機が空いてたのでタッチして確認すると、案の定、Vauxhallからメトロに乗った記録はあるがVictoriaで出た記録が無く、Victoriaから乗ったバスの引き落としの前にドーンと£7.2だか引かれてた。マジかよ。\1,000やぞ。。。
まああんときの俺のミスのせいといえばそれまでだが、しかし東京では絶対に起こりえない筈のこの事件の憤懣やるかたなし。。。
しょうがない、今日勝つためのお布施やん、と思い込むことにする。


19:45KickOffで、時間が余るからバスに乗ってみた(結果論だがそもそもこれが間違いだった)んだが、19:00にEmirates着。時間的にはいい感じ。ただ席はやっぱかなり上の方なのね。見えるっちゃあ見えるけど。
今日はFlaminiが使えないので、Arteta & Ramseyのコンビ。そして2列目にRosicky、Ozil、Jack。Cazorlaはベンチだがたぶん勝負どころ残り30分くらいでRosickyと替えると思った(半分正解だった)。当然1トップはGiroud。ワクワク感満点である。


しかーし。とにかく苦しんだ。特に前半。まったくボールを扱えず。
とにかくDortmundの前からのプレッシングがキツい。何だったんだ、アレは。Barcaみたいにロスト直後からの襲い掛かるプレッシングではない、しかし明らかに奪う場所を完全に決めて選手間の距離が近く、恐ろしく連動性が高い。あっという間に2人、3人で囲まれる。いくらこっちがテクニシャン揃いとは言え、あれは苦しい。間違いなく走り負けしてたのもあったし。その証拠にセカンドも拾えず。ガタイが五分五分ならば、より走ってるチームの方がセカンドは拾えるに決まってる。当たり前だ。距離(=スペース)をカバーしてる上に、最初の1歩目も早いんだから絶対有利。
で、高い位置からのプレスなんで、当然ロストする位置が悪い。一気にショートカウンターを食らうという最悪のパターン。失点もまさにそれで、プレッシャーに押しつぶされたとしか思えないRamseyのミスでロストして、そこから失点。ぐうの音も出ない失点。まだ16分なんすけど。。。


その後もとにかく高い位置からのプレスに苦しみぬく。いくら豪華攻撃陣を並べても、ボールが全く収まらない。これはとにかく1-0で折り返して、向こうのペースが落ちるのを待つしかないわ。そもそもこのプレッシングが最後まで続くハズがないし、と思ってると、それまで何度かチャンスの芽(まったくやられっぱなしでもない。一応シュートまで持っていくシーンはあった)を潰していたSagnaが入れたクロス。ラインとGKの間に絶妙のクロス。そこに突っ込んでいくのがGiroudだが、Weidenfellerが僅かに先にキャッチと思いきや、上に弾いた。たぶん、突っ込んできたGiroudを意識したせいだと思う。結果論だが正解はパンチングで弾くべきだった。
上に弾いたボールをGiroudが胸トラップで拾ってシュート。ゴール。1-1。
うおおおおおおお、これでイケるぞ。前半1-1なら万々歳じゃないか!
SagnaのナイスクロスとGiroudの執念が生んだ1点だな。相手のミスもあったが、それを言うならばRamseyのミスを誘発したのがあのプレッシングなら、Weidenfellerのミスを誘発したのはGiroudの突進だ。


とにかくやれやれという感じで1-1で後半へ。
引き続き前プレスはあるが、明らかにペースは落ちた。と、同時にボールは持てるようになってきた。ゆっくりと、しかし確実に流れはGunnersに。60分過ぎにイマイチなJack→Cazorlaになってからは自慢の攻撃陣が押し捲った。あそこで一気に2点取れてりゃあな。。。


結局最後もカウンターでやられた。あれはもう仕方が無い。こっちはホームでイケイケで最悪でも1ポイント取りに行ってたし。
高い位置で奪われて手数をかけずに運ばれクロス。先週はダメダメだったLewandowskiがこれを見事にノートラップボレー。世界トップレベルのFWはあれを決める。RVPなら決められるゴールだったが、残念ながらGiroudは今のところはああいうのを決めるFWではない。あくまでも、今のところ。
85分だったもんな。そりゃ折れるよ。


まあ、なんつーか。強いわ。Dortmund。力負けした感はアリアリ。強いチームは、あそこまで持っていって最後の失点はしない。
ただ同時に、勝てない相手でもないとも思った。ぶっちゃけ向こうの手にハマり過ぎた。完全に思うツボやった。もうちょっとやり方を考えれば、勝てた試合でもあった。正直、春にもう1度やりたい。(もっともKroppは新しいやり方で来る可能性は凄く高いとも思うけど)
Gunnersは明らかに昨季より強くなったけど、上には上がいる。しかし去年のファイナリストは手の届かない相手でもないというのも判った。なんというか、凄く勉強になるゲームだったと思う。いい薬になったと思う。



終盤からけっこうな雨になって、俺は傘を持っていってたので、これを差してほとんど濡れずにFinsbury Parkの駅まで歩いたけど、さすがに英国紳士のみなさん(w)は傘なんぞもたずに濡れながら歩く。
で、ああ負けちゃったなあ。しかもoysterも取られっぱなしで。とか思いつつ、最後Vauxhallの駅で確認すると、あら不思議。さっきは間違いなくdeductされてたミスタッチ7.2が表示されずに元に戻っていた。要するに本来の額に戻って、余計に取られずに済んでいたのだが、はあ?みたいな。
いや、幻でもなんでもなくて、絶対に引かれてたんだよ。で、ミスタッチに思い当たる部分もあったワケだよ。で、仕組み上そら仕方ないやろ、って話でもあるわけだよ。そりゃ戻ってきたのは嬉しいけどさ、コイツらは何を根拠にアレを戻して差し引きゼロにしてくれたワケ?
ナゾやわ。何らかのシステム上のロジックが入ってるはずなんやけど。どういう判定基準なんや。試合の日だから?そんなバカな?!