自己嫌悪

gowest_lookeast2005-08-14

今日は、いい事と悪いことが1つずつあった。


17時くらいにヤズドのバスターミナルに着いて、すぐそばにあった駅でヤズド発の電車の時間を調べてから、市内に行こうとしたところ、駅周辺にはタクがいなかったんで、ターミナルまで歩いて戻ってタクを拾おうとしたら、一般車で通りがかったお兄ちゃんに声をかけられた。


まあ、ありがちな白タクだと思い、「いくらだ」と尋ねると「インシャラー」というんだが、こういうのが一番困るんだよな、と思いつつ乗る。


けっこう愛想のいい兄ちゃんで、英語はほとんど通じないながらも、双方身振り手振りで、まあほとんど通じないわね。通じたのは、日本人でケルマーンから着いた、ってことくらいで、向こうが言ってて判ったのは、ヤズドはいい所、ってことくらい。


目的地のゲストハウスに着いたら、「何かあったら電話しろ」みたいな感じで、ケータイの番号を渡されて、こっちは5000リアルだけ払おうとしたら、カネは要らないといって絶対受け取ろうとしないので、ちょっと感動した。




それで、ゲストハウスにチェックインしたのだけど、フロントの兄ちゃんとちょっと話しながら、日本人だというと、「日本のお金の単位って何だっけ? 一番小さい額面はいくらだ? 今、持ってるか?」と言うので、道端で会った奴にならともかく、どう考えてもここでパクられることは有り得ないと思い、カバンの底から1000円札を出して見せてやったらけっこう喜んで、「おお、日本の札だあ。初めて見たぞ。俺、お札をコレクションしてるんだけど、これ、譲ってくれないか?」と言う。


とはいっても、1000円って、9ドルだぜ。ここでは結構な価値があるんだから、ディスカウントはしてやるから1泊ぶんタダってことでどうよ?? とかなんとか言いながら交渉の結果、35000リアル(1ドル=約9000リアル)で交換することに。


それはいいんだけど、悪いのはその後で、「俺って、もしかしてダマされちゃった? いくら円の交換レートが悪くても8ドルにはなるぜ。」とは思ってしまい、そういう事を考えちゃうことと、騙されちゃったかも、という両方でチョー自己嫌悪に陥った。


いやな感じ。