エンパイアステート理論

gowest_lookeast2005-09-02

夕方、ウチヒサルという岩に行って来た。
岩といっても、ムチャクチャに大きくて、高さが50mくらいあって、それが丘の上にあるんで、余計に大きく見える。
穴がボコボコと開いていて、いかにもカッパドキアチックな岩で、部屋の窓からも遠くに見えるのだけど、これは非常に迫力がある。ある種の要塞みたいで、昔は実際に要塞として使われてたらしいんだけど。


そんで、バスで麓まで行って、そこから15分くらいかけて、てっぺんまで上ったのだけど、見晴らしは大したことがなかった。


をを、ここはエンパイアステート理論の適用場所だったのか。


以前、SK時代の上司のM木さんと、何かの話でたまたまNYの景色の話になって、
「NYの摩天楼って、エンパイアステートからよりもWTCからの方が良かったりするんですよね。ミッドタウンまで丸見えだし」
つったら、
「お前、そりゃエンパイアステートに上ったら、エンパイアステートが見えなくなるからだろ」
と言われて、おおなるほど、そりゃ確かにそうだな、と思い、それ以来密かにこれをエンパイアステート理論と名づけて、色んなところで応用することで無駄な金を払って高い所にのぼらないようになった。


ということで、俺は上海の浦東側の摩天楼には上ったことがないし、パリでもエッフェル塔には上ったことがない。



(勿論、この理論が誕生したのは前WTC時代の話。後WTC時代に生きる我々は、今の所、これをマンハッタンで再検証することができない)