トルコ風呂で失神寸前

gowest_lookeast2005-09-04

もう1泊するかどうか、迷った挙げ句、カッパドキアを出ることにした。
朝から天気がイマイチだったんで、この決断は正解だったと思い込む。
アンカラでバスを乗り換えて、サフランボルに着いたのが17:00。


なーんか、ここもイイ感じの街じゃん! とか思いつつ、部屋を決めて外出。
目指すはハマム。
ここまでの街にもハマムはあったのだけど、ここのハマムは一見モスクみたいで、けっこうフンイキよさげなんで、初めて入ることにした。


当然ながら男女別に入り口があって、一応、番台みたいのも、ある。(もっともお金を払うのは出るときなんだけど)
中に入ると、下半身に巻く布を渡されて、更衣室に。ここで布一枚になって、奥の風呂ゾーンへ。


ハマム毎に構造は違うと思うんだけど、奥に入ると中央に浴槽ではなく、あの、昔のディスコにあったみたいな、お立ち台状の大理石の台がある。この台に座ったり、ねそべったりしてて、ここは、外から見えるモスク状ドームの中心の真下になる。お立ち台は、そんなに大きくなくて、4〜5人が横になれるくらいの広さ。
ただ、ここは蒸してはいるとはいえ、日本の基準でサウナというのはかなり無理がある。暑さというよりも生ヌルさ。


このお立ち台を中心とした部屋は5角形だか6角形だかの形なんだけど、それぞれの辺の奥に洗い場がある。日本の銭湯とか温泉みたいに、お湯と水が出る蛇口がいくつか並んでる。1辺だけは、洗い場じゃなくサウナ部屋になってて、ここだけは蒸し暑い。とはいっても、日本の感覚で言うと、やっと低温サウナって感じか。それでも5分もいると汗が吹き出る。


で。トルコに入る前から、
トルコに行ったらハマムやな。ハマムで垢スリだ。垢スリ。昔、なるほど・ザ・ワールドか何かで見た、垢スリで出た垢で野球ボールくらいになりました! みたいなヤツを是非ともやってみたいぞ。そもそも2ヶ月以上旅してるし、そんなによく洗えてないんで、ボロボロ出るに決まっとるがな!!
と考えていたんで、垢スリと、ついでにマッサージも頼む。


垢スリをしてくれるのは、体重100kgくらいはありそうなおっさん。
おもむろに洗い場に呼ばれて、座る。
垢スリミットみたいなので、ごしごしごし。


出るわ出るわ、腕から胸から黒い垢。
俺の前に、何人か垢スリして貰ってた人がいたんだけど、どうやら俺の垢が突出して多かったらしく、垢スリのおっさんがこすりながら俺にトルコ語で何か言ってたんで、恐らくは
「おまえ、きたないな」
みたいなことを言ってたんだと思う。


ただ、確かに大量の垢は出たものの、あの野球ボールみたいに腰を抜かしそうになるほど多くはなくて、第一、出た垢は流しちゃうんで、どれだけの量になったかは判らない(背中の垢は見えないし)ながらも、恐らくピンポン玉がせいぜいだと思われ。(まあ、普通に考えれば十分か)


さて、垢スリが終わってマッサージだというので、例のお立ち台に横になる。
垢スリと同じおっさんが、引き続きマッサージしてくれるのだけど、こっちが仰向けになった状態で、胸部腹部をドンドン押してくるので、痛いの苦しいのって。
思わず声を上げて、お立ち台をタップするも全然通じず、そのうち蒸し暑さも重なって意識が遠くなりながら「うわ、こりゃヤヴァイぞ!」と落ちる寸前になってやっと終了。
周囲のトルコ人のおっさんにはウケてたけど、こっちはそれどころじゃないがな!!