カジノとストリップの国へ

gowest_lookeast2005-09-20

イスタンブールでは、所々で会った人々と色んな所で再開したのだけど、昨日の夜は極めつけ。
遂にイスタンブールを出てブルガリアに向かうぞ、ということで22:00発の夜行列車に乗るためにシルケジ駅。
国際列車のクセになぜか、ホームの端っこのくらーい所に停まってたんだけど、とりあえず荷物をコンパートメントにつっこんで、最後にリラを使い切るために飲み物でも買おうと、一旦車両外に出て、明るい駅舎の方に向かうと、どっかで見たような顔。ただ、東洋人ということは判ったんだけど、暗かったんでよく確認はできず。
そんで、コーラか何か買って車両に戻る所で、さっきの顔とまたすれ違う。で、向こうもこっちを見てる。


「どっかで会ったよね?」
「どっかで会いましたよね?」
「どこだっけ? (2秒考えて) サフランボルだ!!」
「ああ、そうだそうだ。偶然ですね。」
「俺、イスタンブールでは色んな人に再会しまくりなのよ。これからドコ行くの?」
「ソフィアです」
「じゃまた一緒だあ」

ということで、サフランボルで会った子と、一緒に電車でブルガリア国境を超えることになった。トルコ側に着いたのが3:00くらい。パスポートコントロールは外に出ないといけなかったんで、外に出たらスゲー寒い。
そんで、どうせまたすぐにブルガリア側でスタンプ貰わないといけないんだよな、と思ってたんだけど、列車は全然動かずに、そのうち眠くなって寝てしまう。動きはじめたのだけは気がついたけど、「もういいや、どうせ起こしに来るやろ」と思ってそのまま寝る。寝ながらも、雨が屋根を叩く音が聞こえたのは覚えてる。
起こされたのは7:00。なんでそんなに時間がかかったのか、理解不能
イミグレの係員らしきおっさんがコンパートメントを開けて「パスポート」と言うので、布団の中からパスポートを渡したら、そのまましばらくしてスタンプを押されたパスポートが戻ってきた。


ソフィアには14:00か15:00くらいに着いたような気がする。
なーんか、天気が悪くて、どんより曇ってる。
駅前にはデカいカジノホテルがあって、中心の方に歩いてると途中の電柱という電柱にはストリップバーの広告が貼ってある。
ううむ。ここはカジノとストリップの国なのか。


どうせ1泊しかしない積もりだったんで、適当なドミに入る。10ユーロ=20レヴァ/泊。けっこう高いと思った。
そんで、街に出たんだけど、天気がイマイチなせいもあってか「ソフィア」という名前の響きとは、ちょっと雰囲気が違って、陰鬱な感じ。クソ寒い中で、膝までのパンツなんか履いてるのは俺くらいだし。ただ、いかにも古い欧州、というのは、ある。古いトラムの車両も走ってるし。


夕食の前あたりに、ウロウロしてたら、フレッド・ペリーの看板を発見。
「オイオイ、こんな所でフレッド・ペリー売ってるのかよ! けどこんなにクソ寒いんだからジャージの1枚くらい欲しいぞ」と思って矢印の先に向かうも、営業時間終了後だったらしい。残念。


夕食はブタを食った。当然ながらパキスタン、イランではブタは御法度。トルコではちょっと期待したんだけど、酒は飲むクセにブタは食わないみたいなんだよな、トルコ人
ということで、やっとブタにありついた。
一部の人は知ってると思うが、俺はブタが大好きなのだ。
これからの人生、食うことが許される肉が1種類だけだとしたら、たぶん、ブタを選ぶ。だって、カツ丼、食えなくなるじゃん! 牛丼、親子丼は食えなくてもいいけど、カツ丼が食えない人生は、ありえねー。
ということで、ブタは旨かった。この夜のベッドは20レヴァだったのだけど、夕食だけで24レヴァも使ってしまった。


夜、23:00くらいに部屋に戻ったら、4人部屋なんだけどまだ誰も戻ってなくて、「マジかよ、みんな、何やってんだ」と思いながらも、そのうちにポツポツと戻ってきて、最初に戻ってきたのはマケドニア人のおっさんだったんだが、全然ほとんど会話が成立しない所に、ブルガリア人のお兄さんが戻ってきて、彼に突然、流暢な日本語で話し掛けられて驚愕。
日本に5年間住んでたということで、ムチャクチャ日本語がうまいの。しかし、ブルガリア人って、そんなに日本にいるとは思えないけどな。