大本営、攻略セリ(Day 5)

gowest_lookeast2006-09-25

昨日はシガツェを出て、サキャに寄って(ここのゴンパも良かった)から、ラツェ着。


で、今日はラツェを9:30に出たんだが、朝から小雨がパラパラ。峠をいくつか越えるも、ガスが出て、時折雪が降る。
よりによって、こんな日に、こんな天気にならなくたって、と思いつつ、大本営のすぐ下のロンブク・ゴンパ着。
ここで、スーザンが、「本当に行くの?」とファビョった事を言い出したが、ここまで来たんだから天気が少々コレでも行くしかないやん。
って、ことで馬車を雇って大本営へ向かう。


しかし、ここで奇跡が起きた。
馬車に乗って10分ぐらいして、今までの天気が信じられないようにガスが取れて、太陽が出る。雪が積もってるんで、反射で目が開けられないくらい。一気に気温も上がって、Tシャツ1枚でもイケる程度。
ロンブク・ゴンパで5000m、大本営で5200mと、人生最高到達点を越えたワケだが、馬車もチンタラ走ってて、歩いても付いていけそうだったんで、写真も撮りやすいし、ってことで飛び降りて途中から歩く。
1時間半くらいで、遂に現地時間2006年9月25日17:30、大本営到着!
特に体調に異常は感じず。


テントサイト(1泊40元だ。高い)に荷物置いて、エベレストを見に行く。
というか、テントから出ると、クリスが「あれだよ」と指差したところ、あまりにもあっけなく見えたんだけども、やはり大感動。
一番近く行けるところまで行って、しばしボーゼンと頂上を見上げる。他の山に遮られて、少ししか見えないのかも、と思ってたけど結構豪快に残り3600m、一直線で頂上です、って感じで見えた。
俺らは結構ラッキーだったらしく、3日滞在でやっとガスが抜けて見られた人もいたらしい。


以前、ネパールに行った時に、カトマンズからのマウンテンフライトで100㌦払って、上空まで飛んだ事があるが、あの時とは感動のケタが違う。
3600m下から見ただけでこれなんだから、きっと、登山家が登頂した時には、トンでもないエクスタシーがあるんだろうなあ。



夜、例によって満天の星。