ついに発症(Day 6)

gowest_lookeast2006-09-26

昨日の夜は、七分袖のTシャツの上に、長袖Tシャツ、混紡の保温セーター、ジャージ、ダウンジャケット。下はエアテックパンツだけだが、靴下は2枚重ねで寝袋に入った。
寝袋の上には毛布と布団。
テントとはいえ、結局夜はストーブは止まるんで、吹きっさらしよりはマシとはいえ、かなり冷えたはずだが、特に寒いとは感じなかった。
(ズボン下、要するにモモヒキだが、俺が持ってないというとクリスとスーザンに「大丈夫?」と言われたが、何とかなった。ちなみに英語ではロングジョン -longjohn?- と言うらしい。なるほど、ダイビングスーツのアレと一緒なんだな。きっと)



ところが、遂に発症した。



起きてる時は、何とも感じなかったが、寝袋に入ってから、明らかに頭痛がする。
これまでの高地で感じた軽いのとは、全く違って、眼の裏側にズンズンと来るのが判る。
ぐわー。高山病だー。これかよおおおお。


割れるほど痛くてどうしようもない、というのではないが、眠るのは不可能。そもそも、普段の生活でも頭痛なんてしたことないし、どうにもならんがな。これは。


とにかく早く夜が明けてくれ、と思いながら、プレイヤー出して、これを聞きながらどうにか時間を潰そうとして、音楽聴いてたら、多少は気がまぎれたか、痛みが薄くなったような。多少ウトウト。


と、してると、クリスとスーザンが起き出して、日の出のエベレストを見に行くと。俺もちょっと遅れてのそのそと起き出して外に出ると、ブッ飛ぶ寒さ。
キャップもグローブもナシで居たのは俺くらいだったけど、東から陽の光を浴びてオレンジ色に染まるエベレストは寒さをブッ飛ばすくらい、めちゃくちゃキレイだった。(どうせデジカメにはちゃんと写ってないに決まってる)



大本営には、チャイナ・ポストの自称世界最高所にある郵便局があるんだが、ここからだと中国国内宛で30元、海外宛は35元もして、完全にボッタクリ価格なんだが、特別なスタンプなんで、皆、こぞって出してる。
以前は、旅先からよくカードを出してたんだけども、eメール時代になってからはサッパリで、今回もそんな気はなかったんだけども、どうせの記念だし、たまたま手元に押さえてたアドレスがいくつかあったうち、1枚だけ、出すことにした。
貴重なモノなので、受け取ったところはヨロコブように。このブログを見てるのかどうか、よくわからんけど。しかも、ホントにちゃんと届くのか、ワカランけど。
なにせ、手が、かじかんで、字が書きづらかったのだ。



動いているうちに、頭痛も取れてきて、荷物はスーザンに馬車に乗せてもらって、クリスと俺は歩いてロンプク・ゴンパまで下りる。1時間くらい、山を見ながら歩いて、気持ちよかった。



ロンブク・ゴンパでエマニエル&セベリーンと合流。
ここからは5人体制でひたすら西を目指し、まずはティンリー。笑えるくらい、小さな町だった。
シャワー浴びて、さっぱり。