Paul Weller @ Shibuya AX

渋谷のビックカメラに飛び込んだら5分経ってた。
注目のスタメンは、森本の1トップ。サイドは内田と、左は長友。
ただ、どうもうまくサイドにボールが回らず。今考えると、中盤の競り合いが多かったような気はする。
1度、ショートコーナーからのコンビネーションで、絶好のクロスが入ったが、谷口だか誰かが合わせきれず、前半最大のビッグチャンスを逸した。
全体的に言って、攻撃が機能していないという意味ではイマイチだが、守備は破綻なくという意味では可か。
0-0で45分終了。


ここで、ビックカメラを後にしてAXに向かう。
喉が渇いていたんだけど、どうせ1ドリンクだし、と思ってたらドリンクが無かった。そうなんだっけ。AXって。
中は意外とエアコンが効いていて、どうせそんなに奥の方まではいかないし、思いのほか、涼しい。


19:20くらいに黒いポロシャツを着たWeller先生が登場。1曲目は"Blink and You'ii Miss It"から開始。これまでに観た来日公演の中では一番機嫌が良い様子で、というか異常に愛想が良く、ちょっと気味が悪い。
期待のJamナンバーからは"Carnation"と"Eaton Rifles"。後者は演るらしいというのは判っていたんだけど、"Carnation"は渋いぜ。盛り上がるのは当然"Eaton Rifles"の方なのだけれど、改めて聴くとやっぱ古さは否めないな。あれは。それに比べると"Carnation"は新作に入っていても違和感無い曲ではある。
凄い良かったのが"Push It Along〜Peacock Suite〜Pick Up Sticks"あたりかしら。特に"Peacock Suites"って、めちゃカッコイイ曲だよな。あのギターイントロからキターって感じで、ロックンロールの魅力が全て詰まった1曲だ。
後半に入って、"That' Entertainment"のイントロが始まったと思ったら、予想外にも"Speak Like a Child"のバンドアレンジヴァージョンになったのに途中で皆さん気がついて「おおっ! "Speak Like a Child"じゃないか!」と。
"Eaton Rifles"の後に"Whirlpool's End"で本編終了。

アンコールは"Changing Man"の1曲だけ。だけど素晴らしさに思わず最後まで2回目のアンコールを求めてずっと拍手をしてしまった。これは俺にしては珍しいことだ。(結局出てこなかったけれど)
だけど、今日のライブは凄い良かった。少なくともこれまでに東京で観たPaul Wellerのライブの中では一番良かったであろう。


1. Blink And You'll Miss It
2. 22 Dreams
3. From The Floorboards Up
4. All I Wanna Do (Is Be With You)
5. Out Of The Sinking
6. Sea Spray
7. Carnation
8. Empty Ring
9. Porcelain Gods
10. Push It Along
11. Peacock Suit
12. Picking Up Sticks
13. Wishing On A Star
14. Broken Stones
15. Have You Made Up Your Mind
16. Speak Like A Child
17. Invisible
18. You Do Something To Me
19. Echoes Round The Sun
20. Come On / Let's Go
21. The Eton Rifles
22. Whirlpool's End

Encore
1. The Changingman



渋谷でメシ食って、夜遅く部屋に戻って、後半からビデオ再生。
で、俺としてはてっきり後半勝負で安田を出して、45分全開で走らせると思ってたんだけど、なんと反町は何も手を打たず。
はあ?ビビってんのか?
安田が先発じゃなかった時点で、「ああ、後半勝負なんだなあ」と思って、そういう意味では無難に前半を終えたのは悪くはないと思ってたんだけど。


で、これは結果論なのだけども、後半早々にその左を破られてボールを中に入れられて、そこからミドル食らって失点。
おいおい、さっさと安田を出せよ。内田の方はそこそこ攻め上がり出来てるんだからさ。
ただ、どうにもこれは前半からそうなんだけれども、中盤の球際の競り合いが多く、ここでどうしても勝てない。つーか、判り切ってる事なんだけどガタイが違うのね。アメ公とは。ああいうフィジカル勝負に持ち込まれると、ちょっと厳しい。そこを掻い潜ってボールを散らして、っていうのがウチらのスタイルの筈なんだけど、どうにもボールを落ち着かせることが出来ず。梶山か本田圭祐あたりにその仕事をやって欲しいんだけど、ポジションが低い。これはこの2人だけの問題じゃなくて、チーム全体で押し上げないといけなかったんだけど、この前のアルゼンチン戦の時もポジションは低めだったんだよなあ。こうなるとこれは禁句かもしれないけど、遠藤が入ればなあ、と。
いずれにしても、どうにも攻め手がないのは判ってるんだけどさ。反町が入れたのは李、豊田、岡崎といずれもFW。李は結構頑張ってたと思うんだけどなー。
もしかして、トータルで見ると、ちっともいい所がなかったということじゃないか?これは。