巴里、仏蘭西

gowest_lookeast2011-03-30

セント・パンクラス7:22発のEurostarでパリへ。
こないだN嬢に聞いていた通り、出発30分前に駅に着いても普通に大丈夫そう。
荷物検査があって、その後にイミグレがあったので
「げ。出国のスタンプとかあんの? イギリスなのに? パスポートの残りスペース、無駄遣いしたくないんだけど」
とか思ってると、フランス入国のイミグレだった。イギリスの駅構内だけどこの時点で入国手続きをやっちゃうのだ。なるほど。


当然だがEurostarはびゅんびゅん飛ばす。大して面白くも無い景色の中を。
で、ちょっとウトウトしていたら、その間にトンネルをくぐってしまったらしい。景色がイングランドと似ているのでよく判らなかったんだが、時間的には大陸に入ってそうだし、Lilleの駅を通過した所で判った。
Saint-Denisを通過して、左にStade de Franceが見えて、その後にモンマルトルの上にサクレクール寺院が見えて、
「おおお、パリだぜー」
ということで、北駅到着。パリに着くときはなぜかいつも北駅。Eurostarの終着も北駅。


カルネを買って、メトロでBlanche。上にあがると、真ん前にMoulin Rougeがw
Moulin RougeはPigalleにあったような記憶があるんだけど、ここだったか。
ということで、パリの宿はMoulin Rougeまで徒歩3分の、ホステルなのであった。要するに風俗街のド真ん中だ。けど、下町感とバジェットトラベラー向けのフンイキがあって、なかなか便利そうな地区ではある。Abbessesまで上がると完全に下町感の方が勝つような感じだけど。
チェックインは15:00からということだったんで、荷物だけ置いて、外に出ることに。


丁度、お昼どきだったし、朝はパンとオレンジジュースだけだったし、なに食うべかなあ、と考えてふと思い当たったのがポトフ。野菜たっぷりだし。東京では全く気にしないが、旅先では何となく野菜を気にしてしまう。
前に行ったんだよなあ(「パリノルール」に載ってたんだが"Pot Au Feu"がフランス料理とはそれまで知らなかった)、あのオペラ座の左下(南西)あたりにあったのは覚えてるんだけどー。
しかし、大通り沿いならともかく、パリみたいなゴチャゴチャした所でうろ覚えで店を探すのは至難のワザ。
ということで、ネットで調べてみた。googleは偉大だ。"パリ ポトフ"でイッパツでそれらしき店が出てきた。


チンタラと歩いて坂道を下る。
パリの街歩き。さて、ウォークマンで何を聞けばいいんだ、ということでとりあえず無難にスタカンから開始。
その後に、何かないんだっけ、と中身を探しているとVanessa Paladisが入ってた。おお、これはフランス人だ。歌詞は英語だけど。おお、Vanessa Paladisといえば、Johnney Depp。Johnny Deppといえばロンドンのwagamama。みたいなw
で、Vanessa Paladisも終わって、もうネタ切れじゃーん。と思いながら見つけたのがDoors。
Jim Morissonはパリで死んだ。そして墓もパリにある。強引だ。


さて、坂道を下って、地図に従って行ってみると、果たして記憶通りのポトフの店であった。
お碗というかボールに近いが、山盛りのポトフでお腹いっぱい。にんじんも、どうにか食った。
食い終わって、ここまで来たついでにSt.Honoreまで行って、Coletteを覗いてから、今度はてくてくと坂を上って、ホステルに戻りチェックイン。無事に下段ベッドを確保してから、再度出撃。メトロでRivoliへ。


Les HalleからMaraisにかけて絨毯爆撃だと思っていると、雨が降ってきて、がびーん。
傘、持ってきて無いし。ちょっと待てば止みそうなフンイキもあったけど、とりあえずLes Halleに避難して、Fnacをぶらぶら。
1時間以上時間を潰したか、上にあがるとほぼ止んでいた。ラッキー。
しかし、この時点で既に19:00過ぎ。まだまだ明るい(20:00くらいまではギリギリ明るい)けど、さてどうするべかなあ、結構疲れたんですけど。
とか思いつつ、アテもなくポンヌフを渡って左岸に行ってみた。
ずっと立ちっぱでいい加減「はあ」と疲れたところで、Odeonの駅前にあったスタバに入って休憩。


だらだらしていると21:30とかになったので、あー、芸がねえな、帰るか。
マフィンを1つだけ食ったが、昼のポトフがハラに溜まってて、夜はもういいや、ってことでメトロで帰って、寝る。
同室は、エジンバラに留学中のカナダ人カップル。ああ、ここのドミ、ミックスだったんだな。ここ。


P.S.
フランス人カップルのイチャつき様は異常だ。
恐らく人前でイチャつくことに関しては、世界で最も躊躇しない国民だと思う。
「うわ、めちゃ撫で合ってるわ。コイツら」
「おいおい、舌入ってんで。コイツら」
みたいな。


P.S.2
パリのメトロは恐らく世界で一番バスカー(多分、全部無許可ではなかろうか)が多いと思う。
今日の極めつけは、最後の2号線の車内。俺と同年代くらいのおっさん2人組が楽器無しでラジカセ持ち込み。
唄い始めたのは"ラ・バンバ"で、まあそれはいいんだけど(いいのか?)、次が"マイアヒ"で、そのカップリングとノリの良さに思わず笑ってしまった。俺の前に立っていたお姉さんも"マイアヒ"から笑いで口元が歪んでた。
ロンドンでは、こういうのはまず、有り得ない。


P.S.3
パリは女の子も可愛い。どう見てもロンドンより可愛い。やっぱラテンの女の子は可愛いよなあ。
もちろんそうでない子もいる訳だし、おばちゃんはダメだが、ブサカワ系の子が多いので、全体のレベルを引き上げている。